din ROMANIA 〜ルーマニアからコンニチハ
25.Nov
ささやかなものこそ有難い
晴れているので薄着で出かけたら肌寒い。日差しが暖かいので冷たい風は苦でなく気持ちいいくらい。でも、すっかり冬だよ。
トロリーバスから通りを眺めながら歩く人々を観察すると、夏は露出度の高い薄着で他ののラテンの国と同じようなものだったけれど、氷点下まで冷え込むラテン国はルーマニアくらい、すっかり防寒対策万全といった姿に変わった。
スカーフを被った年配の女性が分厚いコートに身を包み白い息をフウフウ吐きながら歩いていく・・・太陽の光はこんなに眩しいのに。逆光で体の輪郭と白髪と白い息がキラキラ輝く。
あちこちの店にクリスマスカードが出回った。通りのイルミネーションも取り付けが終わり、夜になると控えめな灯りで目を楽しませる。日本みたいに電球何万個云々を誇り競うようなことはない。ギラギラした光に襲われるより、わずかな灯りがよっぽど目に染みる。
見落としがちだけど、ささやかなものほど有難いものなのだな・・・
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