最近は7時起きで朝から晩までデジタル画像の整理。
私のホームページを見てくださる方の一人からメールが届いた。
その中に勇気付けられる言葉があった。
もっと人間をシンプルに見たらどうかな?って思うよ。
もっともっと自分の気持ちに素直になったら?って思うよ。
人間の感情は全部「好き」か「嫌い」かの二つで切り分ける事ができるのでは?と思っています。 これは自分の気分が良くなるか、悪くなるかの差です。
そして自分の興味が何処へ向かっていくのか、好奇心は大切だね。
「なぜルーマニアなのか」
その好奇心だけで渡ルした貴女には素直に凄いと感心しています。
だからこそ、東ひろみの見たルーマニアを見たいんです。
ここのところ正直に言うと怯えていたのだった。複雑に絡まった心の糸を無理して引っ張り、余計に固く絞めてしまったような苦しさが続いていた。
メールを読んで、背中を押されたような気持ち。心が軽くなる。
ホームページの更新も滞り気味なので本気でやらなくちゃ。
そう思って、マラムレシュで撮ってきたデジタル画像を開いてハッとした。
撮っているときは気付かなかった、私を見るおじいちゃんの優しい視線。
このおじいちゃんは夏に私があてもなく訪れたカプシェニで出逢ったアンカの祖父。
突然やってきた見知らぬ外国人の私を何日も泊めてくれたのだった。
夏に撮った写真を持って2ヶ月ぶりに再訪問したら喜んでくれて今度は家族が集合したところを撮って欲しいと頼まれた。
PCの画面で100%にしてはじめて気付いた。期待のこもった笑顔と嬉しそうな目。
自分で撮った写真を見て私は嬉しくて泣いた。自慰的と言われてもしょうがないけれど素直に感動したのだもの。
不思議、あの一家が門を閉ざせば生まれなかった関係。
ルーマニアの全部がそうではないけれど、ほとんどの家庭が客を拒まず歓迎してくれる。
とりわけ豪華ではないけれど手厚いもてなしをしてくれる。
ルーマニアの田舎を貧しいと評する人がいるけれど経済面を除いては大変豊かなのだ。
たった一人ぼっち、遥々日本から来た甲斐があった。
「この国には神様がいるんだよ」S氏の言葉を思い出す。
神様、出逢いに感謝します。
買い物のため久しぶりに部屋を出た。
目の前が明るい。目の前の風景や人を真っ直ぐ見れるようになった。
うっかりバナナを1キロも購入。キリン模様になるまで食べつづけなきゃ・・・