din ROMANIA 〜ルーマニアからコンニチハ
1.Aug
アパートの管理人アリーナの両親、サンドゥ夫婦を食事に招待する。
「醤油を使った日本料理が食べたい」 とのリクエストでしたが日本の食材が揃わない。
肉じゃがとワカメスープをご馳走しましたが二人ともワカメは嫌だって。やっぱり。
お肉、野菜、チーズなどは市場で買いワインとビールをアパート前の店で調達。ここの店のオバちゃん愛想が良く私を「ドムニショアラ(お嬢さん)」と呼ぶ。みのもんたが中年女性をお嬢さんと呼ぶのと同じか。もう三十路だけど異国では別の自分になったつもりで若ぶってみようか。 「日本人がルーマニア語話すなんて嬉しいワ」っていろいろ話し掛けてくれる。他の店はわりとそっけなく金と品物のやりとりだけなんだけど。
この日も「ブナ ズィワ(こんにちは)」と店に入ると「何が欲しいのパプーシャ(人形ちゃん)」と言う。「甘口ワイン1本とビール3本ちょうだい」。「これはメダリオーン付きのいいワインよ」とコトナリを出してくれた。約200円。「ビールはあとで瓶を返しにおいで」というので頭を縦に振りながら「ダー・アム・ウンッェレス(わかりました)」と答えると。「あらまぁドルチェ、ドルチェ!(スイートねぇ)」とニコニコ。こりゃ完全に子ども扱いだ。いくつだと思ってんのかな〜?
こちらで私は20〜24歳くらいに見られる。本当の年齢を教えたときのリアクションが大きすぎてショックだゾ。
アリーナの父親アウレルさんは元海軍。ルーマニア男性にしては珍しく料理やデザート作りが趣味というコミカルなオヤジさんです。母親ダニエラさんは元数学の先生。笑顔の絶えない優しい女性です。昔の写真を見ると清楚でとびきりの美人。21歳で結婚したものの3ヶ月で離婚、その後アウレルさんと出逢い一年後に再婚。「幸せだよ」と目の前でチュ!なんてやってる。ピアニストの長女、オーボエ奏者の次女はバカンスで留守ばかり。
食後、リビングのソファで二人のポートレートを撮らせてもらった。