2005年11月 5日(土)
ますます、明るくなるLED
最近では珍しくなくなった、LEDを利用した照明ですが、今回は車のルームランプを製作してみました。
回路や光らせ方は以前、ここでも紹介したバイクのテールランプと同じですが、いかに、コンパクトに丈夫に明るく製作するかが、ポイントになります。
「バイクのテールランプのLED化」
まず、明るさの決めてとなる、LEDですが、2年ほど前に製作した、テールランプの白色LEDは当時、一般に購入できる範囲で最高輝度のものを搭載しておりました。
これが、6400mcdでしたが、今回の製作で購入したLEDはなんと、25000mcdです。数値的には約4倍も明るくなったわけです。
実際、点灯してみて4倍の差は感じられませんでしたが、明るくなっているのでしょう・・・。
選定したLEDの詳細
●今回、搭載した台湾製のLED
Opto Supply社
型番 OSPW5111A-YZ 砲弾型φ5
光度 25000mcd
指向特性 15° VF 3.4V/IF 20mA
色合い 青味がかった白です。
●参考に日本製では次のようになっております。
日亜化学工業
型番 NSPW500CS-b2U 砲弾型φ5
指向特性 15° VF 3.6V/IF 20mA
光度 18000mcd
構造と製作
このLED 8個を20×12mmの基板上に実装します。電流制限は簡単にCRDでおこないました。取り付けには車種によって、金具の形状が2種類あります。どちらにも対応できるように、実際のランプの金具を再利用しました。
CRDの使用個数は「CRDを使用したLEDの個数計算」で確認できます。
+12V系自動車の場合はCRD10mAを2本並列にしたラインにLEDは2個直列となります。よって、CRDはLED総個数8個/2個直列=4ラインとなり、8本を使用します。
CRDと整流用ダイオードは裏面に実装します。
●電球の場合 ●8個のLEDで置き換え
図のように両端を押さえるタイプと、ガラス管ヒューズのように固定される、2種類があります。うちの車は前者の方でした。当初ガラス管タイプと思い込んで、真鍮パイプで製作しましたが、完成後、気づいて電球の金属部分をかぶせました。これが丁度ぴったりだったのです。
実際に装着してみて
う〜ん・・・。もうちょっと、明るさがほしいところです。これには実装面積に余裕があれば球数を増やし、余裕がない場合はパワーLEDを採用することで解決できます。また、好みもありますがこのLEDは青味がかっております。
従って日亜化学の砲弾型LED16発か、一発勝負、ジュピターで再トライを予定しております。ジュピターはかなり、熱くなるので放熱が問題です。ですが、1個で1W。綺麗な白色が得られますので、一番の解決策と考えております。
写真は日亜化学工業製
1WハイパワーLED JUPITER 3.8V/350mA 42lm
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