2003年 7月20日(日)
梅雨が明ける前にライトを完成させてと、結構急いでいたら、なに!、梅雨明けは一週間延びるとな・・・。それもあって、なんとか完成になりそうです。
●パワーが低い・・・。
組み上げ後、LED電流測定 15mA。 標準駆動 20mAにはちょいと足りない。
これはDCコンバーターをトランジスターでドライブしていることが原因と判明。トランジスタードライブではオン抵抗が高く、電池電圧 3Vがトランジスター出力で2.5V程度になってしまいます。
●MOS-FET(電界効果型トランジスタ)
そこでON抵抗の少ないトランジスタ、FETを採用する事にしました。
これは電界効果型トランジスターといってゲートに電圧を加えるとドレイン、ソース間がつながる半導体。バイポーラトランジスタが入力電流により出力電流を制御するのに対して、FETはゲートへの電圧(電界)で出力電流を制御します。ゲートには電流は流れません。なお、ゲートと半導体間の酸化膜が薄く静電気に弱いので取り扱いには注意が必要です。このFET、ゲートに必要な電圧を加えるとドレイン、ソース間は物によっては数mΩ以下となり、スイッチングなどの用途にはばっちりなのです。
●FETの効果
既に取り付けたトランジスターと交換したところ、効果はてきめん。光度アップも確認できました。 但し、今回のFET VGSは4V以上でONなのでやっとこ動いているかもしれません。できれば、もう少し電圧の低いものがほしいところですが、探しきれませんでした。
しかしながら、DCコンバーターへの供給電圧も2.8Vとなり、LEDの電流も25mAオーバーと標準値よりもオーバードライブとなっておりますので、取りあえずはこれでよしとします
この状態でマイコンからPWMにより駆動したところ、輝度99%/75%/50%では体感的に変化が無いように感じ、切り替えモードは100%/60%/30%に変更しました。
変更後の制御プログラムは「こちら」
回路図は「こちら」です。
専用ドライバーを使用した回路図は「こちら」 2003.08.30 「解説」
●現在までの仕様
・制御部 マイクロチップ社 マイクロコントローラー PIC12F629
プッシュスイッチにより以下のモードの切り替えが可能。
@輝度変更(3STEP 100% → 60% → 30%)
A点灯パターン(2STEP フラッシュモード → 通常点滅 )
Bオートパワーオフ
・電源 アルカリ電池 UM-3 x 2 (単三2本)
・LED 日亜化学工業梶@Φ5 6400mcd Color
WHITE 6PCS
・サイズ W67×H28×D92 単位mm
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