多摩川の紹介

東京都・多摩川

↑図中クリックポイントあり

多摩川最初のひとしずく「こちらから」2003.MAY.02

　多摩川は山梨県笠取山(1,953m)支流本谷の上流「水干(みずひ)（水乾)」1,865mを源流とし、水干沢、一ノ瀬川、丹波川と名を変えて、一旦東京の水瓶である奥多摩湖に流れ込み、小河内ダムによって貯められます。このダムより下流から名称も多摩川となり支流である日原川、平井川、秋川、浅川、大栗川、乞田川と合流します。調布市あたりより東京と神奈川の県境を流れ下流で三沢川、野川、平瀬川と合流し、東京湾羽田沖へ注いでおります。水源の「水干」より河口までは全長１３８キロとなっております。但し、どこからが海なのかについては、確か海より一番最初の橋となるはずですので、大師橋か首都高になります。流域面積は１２４０平方キロメートルで、山梨県～東京都、神奈川県の一都２県にまたがる一級河川です。日本にある１０９の一級河川のうち流域面積では５０番目ですが，幹線流路延長では２３番目に位置します。
　レジャー、事業を問わず多摩川への入河者はTDL年間入場者よりも多いそうです。(この話はシーができる前の情報ですが)　
　さて、環境では一時期の高度成長期時代にはかなり汚れ、泡が至る所に立ち洗剤臭が立ち込めておりましたが、現在ではおどろくほど綺麗になって、ギバチやカマツカなど水質にうるさい、

魚種も確認されております。また、都心にもベットタウンにも近く、調布～二子間でもかなりの自然が残っております。アジサシやカワセミ、サギをはじめ、野ねずみ、狸、人間なども生息しております。　一方、ペットなど心無い飼い主が離した動物も多々確認されており、例えばワニガメなどは一度噛み付くと離さないばかりか、指などは食いちぎられてしまうこともあります。こんな危険な生物もたまに見られます。とはいうものの私も外来魚である雷魚を狙っているわけで、なんとも複雑なお話ではあります。

●漁協について
　入漁料は漁協が放流していない魚種を釣るのでも徴収されるようです。えー前に詳しく理由を聞いて納得したような気がしますが、忘れてくると又、なんでだ～と思うようになってきます。
なにしろ、リールがくっいているとフライだろうが一日８５０円位取られます。年券は５１５０円とのことです。多摩川といっても、結構漁協がわかれているようで、上流から下流の順に並べてみました。ちなみにガス橋より下流では漁協はありません。小菅川以遠は調べておりません。

　東京都奥多摩川奥多摩漁協
　東京都成木川　奥多摩漁協第８区
　東京都秋川･平井川
　多摩川一部秋川漁協
　多摩川漁協
　拝島橋～多摩川原橋、浅川長沼橋より下流
　浅川長沼橋～上流　北浅川その他の支流
　多摩川原橋～多摩川ガス橋

●笠取山現地案内板より。
　水干(みずひ)
　最初のひとしずくはみえたでしょうか?
　ここが、沢の行き止まりの意味で「水干」と名づけられた多摩川の始まりです。
　すぐ上の稜線付近に降った雨は、いったん土の中にしみこみ、ここから６０メートルほど下で、
　湧き水として顔を出し多摩川の最初の流れとなります。
　この流れは、水干沢→一ノ瀬川→丹波川となり、奥多摩湖に流れ込み、そこからは多摩川と
　名を変え、１３８キロメートルの長い旅を経て、東京湾に流れ込みます。