河口から澄み切る川(3/3)
|
2005年 5月 3日(火) 静岡県・伊豆半島
●本編、始まりは こちらから 河口から澄み切る川(1/3) をご覧ください。
●河口から澄み切る川を上流へ
フライフィッシング編では河口から更に上流へと車で移動します。
2kmほどすすむと清流を思わせる川相となり、4kmほどでは、すでに渓流のような山間を流れる渓相となります。
水温は15℃と河口と差は無く、この温度であれば十分、ヤマメやマスなどが生息できる環境です。
山間とはいっても道路から川までの高低差は苦にならない程度なので、車が安全にとめられるところを探して川に降りて見ました。
●上流の川では今
さっそく、目に飛び込んできたのが、ウグイの群れ。瀬はウグイで真っ黒になりバシャバシャと産卵のため暴れております。
まるで先月まで多摩川で楽しませてもらっていた、マルタウグイの産卵のようです。ですが、一箇所に大量に集中しているせいか、
その数は半端ではなくマルタ以上の光景です。この様子を撮影するために徐々に距離をつめても、逃げる様子も無く、2mまでは接近できました。
さすがに水中にカメラを入れると一瞬散りますが、そのまま静かにしていると元に戻ってきます。この状態で撮影したものが下の画像になります。
|
●婚姻色のウグイ
次に固体撮影のための一匹を釣るため、エルクヘアーカディス#16を流しましたが、産卵期ではなかなか相手にしてもらえません。
引っ掛け釣りは嫌いなので、喰ってくれるまで根気よく流した所、ようやく掛かったのが、オレンジ色の婚姻色が鮮やかな産卵期のウグイです。
追星もはっきり出ております。だいぶ、争ったのか鰭などはぼろぼろですが、元気はあるようです。 |
 |
|
●またいつの日か
このような状況なので、フライフィッシングはウグイ観察となってしまいましたが、たまたま掛かったオイカワはやはりでかい。
自然が豊かだと、オイカワをはじめとした魚たちは元気で大きい、そして大胆。このような川を後にまた次回、合える日を期待してと帰路についたのでした。
|
 |
 |
 |
瀬はウグイで 真っ黒になっていた。 |
透明度の高さが 撮影を可能にした |
白い靄はオスの精子 |
 |
 |
 |
ウグイの産卵 |
ウグイの産卵 |
ウグイの産卵 |
 |
 |
 |
ウグイの産卵 |
カディスを喰ったウグイ |
たまたま釣れたオイカワ |
画像をクリックすると実サイズの画像がご覧になれます。
|
|