河口から澄み切る川 (1/3)
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2005年 5月 3日(火) 静岡県・伊豆半島
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●昔の多摩川もそうだったかも
都会に住んでいると、河口から渓流のように澄み切った川は憧れのフィールド。日本全国でも、なかなか無いロケーションなのかもしれない。
今回はゴールデンウィークを利用して伊豆半島の某所、「河口から澄み切る川」。
魚たちのパラダイスへ淡水魚倶楽部、管理人様はじめ全5名での、淡水魚観察会です。連休初日なので出発は気合を入れて朝の3時半。高速道路では渋滞まではいかないものの、この時間でも交通量は多い。
居眠りと思われる蛇行運転のトラックは、無事だったのだろうか。そして、夜明けとともに沼津に到着。
ここからは下道で地道に南下。現地には7時に到着。ふーっ。 |
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●渓流のような透明度 でもここは河口付近
最初のポイントは河口より1キロほど上流。ここは水温が早朝で14℃と冷たく、渓流のような透明度。
塩分濃度は低く、たぶん淡水ようだ。片側護岸されている所はちょっと悲しいが、その反対側は自然な状態。草が生茂げり、水草や水辺の植物も豊富だ。
水深は深いところで70cmと歩きやすい。この川は上流にかけてもそれほど深いところや流れの急なところははなく、
ウェーダーがあれば自由に行動ができる川遊びにはもってこいのフィールド。橋げたの淀みにはオイカワ、鮎、ハゼ類が肉眼でも確認できます。それではシュノーケルでと行きたい所。でも、水温14℃の川に入る根性はないので、ウェーダー履いて、箱メガネを片手に水中観察。
水中を覗くと、川底を基本とした保護色をまとった、ハゼ類(ヌマチチブ、ウキゴリ、ヨシノボリ)がみられます。
希少種のアユカケが見れるのもこの川ならではのようです。魚類以外ではスジエビ、手長エビ、モクズガニなどが生息しており。
特にスジエビは岸際のボサに網を入れるとその数の多さには驚きます。 |
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●ボーズハゼ 人面魚か
次のポイントは500mほど上流の堰堤下。堰堤とはいっても1mほどの高さ。
この高さでも遡上できない魚がいるようでここを境に魚種に変化があるようです。
ここではボーズハゼが観察できます。この魚は口が下向きについており、流されないように川底の石にその口で吸い付いております。
名前どおり愛嬌のある顔で、上部頭から見てみると模様も含めて、人の顔が浮かび上がってくる面白い顔しております。 |
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●水中撮影画像集
800×600の大画像でHTML形式とスライドショーの2つの閲覧方法を用意しております。
HTML形式
スライドショー
●次回はフライフィッシング編です。
もう少し、上流では多摩川では見られないような大きなオイカワやウグイが見られます。
これをフライでチャレンジ・・・。 の様子をアップします。ご期待ください。
次回は 「 こちら 」 から
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観察開始 |
箱メガネで見るとよく見えます |
高い透明度 |
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希少種 ・ 鮎カケ |
ヨシノボリ |
手長エビとモクズガニ |
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お魚の井戸端会議 |
ヌマチチブ |
ヌマチチブ |
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水辺の花 |
蛇イチゴ |
水辺の花 |
画像をクリックすると実サイズの画像がご覧になれます。
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