小野川温泉
米沢駅からバスで約25分の山間にある小野川温泉は、開湯約1200年の歴史ある温泉です。平安時代の歌人・小野小町が旅の途中、温泉で病を癒したという伝説があります。戦国時代には伊達政宗が落馬で負ったケガを湯治したと言われています。小野川温泉には、尼湯、滝の湯という風情ある共同浴場の他、日帰り入浴可能な老舗旅館も多数あります。殆どの旅館が日帰り入浴を受け入れ、玄関先の黒板に「男湯○女湯○」とその日の日帰り入浴可否を表示するルールになっており、安心して立ち寄ることができます。約20人乗りの小型マイクロバスに乗客3人だけが乗った路線バスから小野川温泉バス停で下車し、温泉街を散策しました。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 扇屋旅館 | 飲泉所 | ラジウム玉子 | |||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 宝寿の湯 | 滝の湯 | 尼湯 | 観光案内所足湯 | ||||
【扇屋旅館】
小野川温泉バス停から近く、老舗旅館が立ち並ぶ温泉街の中心にある扇屋旅館は、室町時代に小野川温泉で最初に創業したと言われる老舗旅館です。終日日帰り入浴可能とのことで最初に立ち寄りました。築120年の昔ながらの風情ある重厚な木造建築の建物に期待がふくらみます。歴代上杉家当主や司馬遼太郎、高松宮等の著名人が滞在したと言われています。高松宮様ご滞在時の写真が廊下に展示されています。
昔ながらの玄関を入るとフロントがありますが、日中無人で入浴客は入浴料300円をフロントに置いて入ります。たまたま旅館の方が玄関におり、入浴料を手渡して入場しました。昔ながらの黒光りの階段を上がり、廊下を通り、2階奥が大浴場になります。建物や廊下、大浴場入口も昔ながらの雰囲気です。
お風呂は、昔ながらのタイル貼りの内風呂で風情があります。源泉かけ流しのお湯はとても熱めで透明マイルドです。硫黄の心地よい香りがあります(含硫黄ナトリウムカルシウム塩化物温泉 ラジウム含む)熱いので長く入ることは難しく、何回か出て入りました。他に入浴客はおらず貸切状態でゆっくりしました。よく温まり、体を乾かすのに時間をかけ、日帰りでなく、宿泊で昔ながらの客室に滞在して食事を味わいたいと思い、旅館を後にしました。
【宝寿の湯】
扇屋旅館のある温泉街の川の対岸、川沿いにある宝寿の湯は、足湯やランチのできるカフェのある温泉旅館です。こちらも終日日帰り入浴可能とのことで次に立ち寄りました。
足湯が隣接する足湯カフェの前にあるフロントで受付を済ませ、1階奥が大浴場になります。お風呂は小野川温泉街や川を眺望できる明るく広いタイルの内風呂です。源泉かけ流しのお湯は調節させていて適温やや温めで、ゆっくり寛ぐことができました。透明マイルドで、硫黄の心地よい香りがあります。貸切状態で更衣室と浴室の電灯のスイッチをつけて入り、ずっと1人でゆっくりすることができました。他に貸切の露天風呂が2つ、貸切家族風呂が1つあります。宿泊で立ち寄れば様々なお風呂でゆっくりできそうです。また、日帰り入浴で1日客室に滞在できるお値打ちなプランもあります。
入浴の後、カフェテリアで米沢豚丼とドリンク(コーラ)セットを美味しくいただきました。カフェテリアからは小野川温泉街と川を望むことができます。ここも空いていて、ゆっくり食事を楽しむことができました。旅館のスタフの方々もとても親切で素朴な雰囲気を感じました。
【尼湯】
扇屋旅館のすぐ隣にある尼湯は、昔ながらの木造建築の共同浴場です。重厚な建物と高い天井、浴室と一体の脱衣場、タイル貼りの内風呂と昔ながらの湯治場の雰囲気です。男女別の入口内の券売機で入浴券を購入しますが、番台はなく無人で入浴券を脱衣場の入浴券差しに立てることになります。お湯は透明マイルドで硫黄の心地よい香りがあります。他の入浴客が水で薄めたのかもしれませんが、熱湯と伺っていた割にはお湯は適温温めでゆっくり入ることができました。相応に混雑しており、こじんまりとした浴槽は多くの人が入っていました。顔馴染みの年配客も多く、地域の人々に利用されているようです。
温泉街には飲泉所が各所にあり、ラジウムたまごをゆでる場所もあります。また、土産物屋も数件ありました。バス停近くの観光案内所には足湯もあります。帰りのバス時刻まで、この観光案内所でゆっくり休憩しました。米沢駅までは山形新幹線で東京から約2時間、米沢駅や米沢市内から比較的近く、上杉神社等のスポットもバス途中にあり、手軽に訪れることができる素朴で魅力的な温泉です。
→レトロな日本旅館のある温泉 INDEXへ
→レトロな列車旅・町並み・食事処 INDEXへ
→信州の温泉案内/レトロ旅行倶楽部トップページへ戻る