赤湯温泉


[2026年12月更新]
 約1年ぶりに
赤湯温泉を訪ねました。今回も往復山形新幹線つばさ号による日帰りです。赤湯駅東口からタクシーで温泉街の赤湯元湯前まで移動し、前回同様、大文字屋丹波館に立ち寄りました。

丹波館 大文字屋

 今回は、まず赤湯元湯の前にある丹波館を訪ねました。玄関で靴を脱ぎ、左手フロントで受付しました。男女日替りのお風呂は、今回も露天風呂付き大浴場ではなく、玄関右手奥にある露天風呂無しの中浴場でした。中浴場でも相応の広さがあり、他入浴客は1名のみでゆっくり入ることができました。

 次に徒歩すぐの
大文字屋を訪ねました。こちらも玄関で靴を脱ぎ、左手フロントで受付して、ご主人に大浴場に案内いただきました。こちらは前回と異なり、玄関左手の廊下奥、左側の大浴場でした。細長いタイルの湯舟で壁面には彫刻のあるレトロな雰囲気の浴室です。他入浴客は1名のみでゆっくり入ることができました。いずれもお湯は透明マイルドでほのかに、こんがりと硫黄の香りがします。とても心地よい源泉掛け流しのお湯です。両旅館とも重厚な昔ながらの建物、玄関、廊下、浴室等に変わりなく、レトロな雰囲気を味わいました。

 帰路は
赤湯駅まで約20分歩き、赤湯駅駅舎内の駅テラスカフェでナポリタンとドリンクセットのランチをいただきました。ここではドリンクや軽食メニュー、有料のワイン試飲もできます。駅テラス全体がモダンな休憩スペース、電源のあるワークスペースになっており、列車待ち時間にゆっくり寛ぐ人、PCで仕事中の人等、様々な過ごし方ができる快適な駅スペースです。温泉で寛いで、駅でリラックスした後、山形新幹線つばさ号で帰路につきました。


 東京から山形新幹線で約2時間半の赤湯駅東口から徒歩25分(タクシーで5分)、山形県南陽市にある赤湯温泉は、平安時代後期に奥州統一を進めた源義家に同行した弟義綱が発見したと言われる開湯900年以上の歴史ある温泉です。兵士が傷ついた体を湯に浸したところ、傷が治り、血で真っ赤に染まったことが赤湯温泉の由来となったと言われています。その後、上杉米沢藩時代には殿さまが入る箱湯として保護され、上杉鷹山も湯治に訪れたと言われています。 

大文字屋 玄関   廊下 石造り大浴場 赤湯元湯
丹波館 玄関 廊下    中浴場 観光センター足湯

【大文字屋】
 江戸時代中期創業の
大文字屋は、温泉街の中心にあり、伊能忠敬が全国測量の計測途中で宿泊し、明治時代には新渡戸稲造の定宿となっていたと言われる歴史ある旅館です。昭和初期に建てられた本館は昔ながらの趣があります。お風呂は、壁面にぶどうのオブジェがあしらわれた大浴場、坪庭を眺める石造りの男性用大浴場、露天風呂付きの女性用大浴場があります。日帰り入浴で立ち寄りました。昔ながらの玄関で靴を脱いでロビーへ上がり、呼び出しボタンを押すと、ご主人が出てこられ、受付の後、ご主人にお風呂の場所まで案内いただきました。
 玄関ロビーから廊下を通った先の新館にある、坪庭を眺める
石造り大浴場は、老舗旅館に相応しく明るく清潔感があります。お湯は少し熱めで透明マイルド、硫黄の香りがとても心地よく、よく温まります。午前中の遅い時間帯ということもあり、他に入浴客も宿泊客もおらず、貸切状態で1時間弱、静かにゆっくり入ることができました。本館の玄関ロビーや中庭、廊下等は昭和初期の雰囲気をそのまま残しています。また、老舗旅館ながら、とてもアットホームな感じで、気軽に立ち寄ることができました。

【丹波館】
 明治元年創業の
丹波館は、大文字屋の隣にあります。旅館建物や玄関、廊下、階段等は昔ながらのレトロな雰囲気が溢れています。お風呂は、石造りの内湯と岩風呂風露天風呂のある大浴場と、石造りのモダンな内湯の中浴場が男女日替わりとなっています。大文字屋入浴の後、続けて日帰り入浴で立ち寄りました。玄関で靴を脱いで、女将様の受付を済ませ、昔ながらの廊下を通った奥の中浴場を案内されました。
 やはり老舗旅館に相応しく、中浴場とは言え、石造りの広い湯船は大きく明るく清潔感があります。絶えず流れ出ているお湯は透明マイルドで熱めで、硫黄の香りがとても心地よく、よく温まります。日中時間帯ということもあり、ここも他に入浴客はおらず(学生団体のような宿泊客が送迎バスで10数人出発していきましたが)貸切状態で1時間弱、静かにゆっくり入ることができました。かけ流されるお湯の音以外は何も聞こえず、静寂な中で硫黄の香りに浸りながら、寛ぐことができました。こちらも老舗旅館ながら、とてもアットホームな雰囲気で、気軽に立ち寄ることができました。

 赤湯温泉のお湯は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で3つの源泉があり、いずれの旅館もかけ流しのお湯を味わうことができます。お湯は熱めで硫黄の香りがあり、切り傷・火傷や疲労回復にも効果があると言われています。丹波館の目と鼻の先には
赤湯元湯という公共浴場もあり、賑わっているようです。また、その並びには赤湯温泉観光センター併設の足湯もあります。立ち寄った旅館以外も昔ながらの歴史ある老舗旅館が多く、とても素朴で風情ある魅力的な温泉と感じました。今回は日帰りでしたが、いつか宿泊で訪れたいと思いつつ、温泉街から赤湯駅まで約25分歩いて帰路につきました(行きはタクシー利用)

 赤湯温泉は、ワインの産地としても知られており、ワインセラーがある他、赤湯駅の駅カフェにも有料の試飲コーナーがあり、列車待ち時間に手軽にワインを味わうこともできます。

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