おぶせ温泉


[2025年7月更新]
 長野在住時以来約25年ぶりに小布施温泉を訪ねました。かつて足しげく通った穴観音の湯の隣にその後あけびの湯という施設(宿泊日帰りとも可能)がオープンしており、両方訪ねました。あけびの湯穴観音の湯は、隣接しており、いずれも高台にあり、駐車場が高台の上と下にあり、下駐車場からエレベーターで施設へ上がれる構造は同じです。

【あけびの湯】
 穴観音の湯の並びの高台にあけびの湯はあります。高台の1階で受付を済ませ、エレベーターで3階へ上がると、大浴場、食事処、大広間、休憩処、マッサージ処があります。いずれの場所からも北信の山々や善光寺平を眺望できます。
 お風呂は内湯と露天風呂があります。大きな窓で開放感ある半ひょうたん型の内湯からは、山々を望むことができます。内湯から階段を下りた下の階にある屋根付きの岩の露天風呂には、寝湯もあり山々を眺望することができます。お湯は少し白濁の緑色で硫黄の香りがして、とても心地よいです。適温でゆっくり寛ぐことができ、湯上がりはさっぱりしています。
 宿泊施設もあり、宿泊でも日帰りでも訪れることができます。朝6時から営業しており、9時迄に入るとお得な朝風呂料金になります。

   あけびの湯 あけびの湯眺望

【穴観音の湯】
 25年ぶりに訪れた穴観音の湯は、レトロな雰囲気の館内は、少しリニューアルして新しくなっていました。
 高台の1階で受付を済ませ、同じ1階に内湯があります。中位の大きさの内湯は、大きな窓があり、北信の山々を望むことができます。内湯と脱衣場それぞれから出て、階段を下りた場所にある岩の露天風呂には、寝湯もあります。ここからも山々を眺望することができます。お湯は、内湯は少し白濁の緑色で硫黄の香りがとても心地よいです。露天風呂のお湯は透明でやはり硫黄の香りが心地よいです。よく温まり、湯上がりはさっぱりしています。
 館内には食事処や休憩処、マッサージ処もあります。入浴の後、2階にある食事処休憩処で、美味しい蕎麦とノンアルコールビールをいただきました。ここからの北信の山々や善光寺平眺望も素晴らしく、景色を楽しみながら静かに昼食を味わいました。

 いずれの温泉も長野から車で約40分、古い街並みの小布施町の中心部からは徒歩約30分の静かなエリアにあります。観光やビジネスの途中で手軽に良質の温泉で寛げるスポットです。

穴観音の湯 穴観音の湯眺望 食事処

おぶせ温泉・穴観音の湯 上信越道の須坂長野東ICから須坂市、小布施町の東側を北上し、中野市に至る広域農道は「くだもの街道」と呼ばれています。その名のとおり、道沿いにはりんご畑が広がり、とても信州らしい風景を味わえます。沿線には、桜の名所「臥竜公園」や「田中本家博物館」、「岩松院」等の観光スポットも多いので、お薦めのドライブコースです。この「くだもの街道」を須坂長野東ICから車で約20分ほど北上したところに、おぶせ温泉・穴観音の湯があります。

 温泉は小高い丘の上にあり、駐車場から長い階段またはエレベータで上がることになります。長い階段は、湯治場の雰囲気を醸し出しており、温泉への期待が高まります。階段の途中左手には穴観音があります。温泉は建物もお風呂も情緒満点であり、日帰り施設とは思えない味わいがあります。まず、内湯は、硫黄の香りが漂うにごり湯です。一見濃厚な感じがしますが、入ってみると意外とマイルドでさっぱりした感触です。窓からの眺めは絶景です。私は昼と夜に2回訪れましたが、昼は善光寺平と北信州の山々が一望でき、夜は善光寺平の夜景と満点の星が楽しめました。次に露天風呂は、透明でマイルドなお湯です。内湯から外階段を下りたところにあり、広く開放感があります。


  おぶせ温泉のある小布施町は、葛飾北斎が晩年何回か訪れたことでも知られており。北斎の天井画が素晴らしい岩松院や、北斎記念館等があります。また古い町並みが残る歴史の街であり、見どころが沢山あります。歴史と温泉を訪ねて見てはいかがでしょうか。

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