松代温泉
武田信玄の隠し湯と言われ、古くは日蓮上人が佐渡へ流される
途中で立ち寄ったと言われる、松代温泉は、長野市内にあり、
市街地から20分足らずで立ち寄れる温泉です。国民宿舎なが
ら大変充実した設備の「松代荘」に日帰り入浴で立ち寄ってみ
ました。お風呂は内湯が2つと露天風呂があります。広い内湯
と岩の露天風呂は、いずれも赤褐色のお湯であり、少し熱めで
した。塩分と鉄分が多いため、塩辛く独特の香りがありました。
お湯は元々は透明なようで、鉄分が多いため空気中の酸素と結
合して赤くなるとのことです。一見濃厚で入り応えがあります
が、風呂上りは意外にさっぱり心地よい感じがしました。
松代温泉のある松代は、今は長野市の一部ですが、かつては
真田氏の城下町として栄えた歴史があり、文武学校、真田邸、
真田宝物館等の見どころがあります。また、佐久間象山の出身
地でもあり、象山神社、象山記念館があります。他に太平洋戦
争中の大本営移転計画の名残である象山地下壕や、真田氏ゆか
りの長国寺、池田満寿夫美術館等があります。