雲仙観光ホテル(雲仙温泉)


 雲仙観光ホテル 本館ロビー・階段   
本館2階客室(スーペリアトリプル) 猫足バスタブ  メインダイニング
大浴場 露天風呂 図書室 ビリヤード室 雲仙地獄  

[2019年12月更新]
 約6年ぶりに
雲仙観光ホテルを訪ねました。今回は長崎駅まで特急かもめで移動し、レンタカーを借りて、車で約1時間半、海岸線の風光明媚な小浜温泉から上り、ホテルに着きました。
 滞在した客室は、前回と同じ2階の山側、トリプルルームの221号室です。広いベランダへ出ることができ、山小屋風のクラシカルなホテルを裏側から望み、また紫陽花の咲く庭園を望むことができます。猫足バスタブのバスルーム、トイレ、客室が別れていて調度品も含めてとてもクラシカルな雰囲気です。

 1階の硫黄泉大浴場は、洋風な内風呂、こじんまりした露天風呂も6年前と変わらず、あまり混んでおらず、ゆっくり過ごせます。お湯はとても香りのよい硫黄泉ですが、熱くはなくゆったりリラックスできます。タイムズ前の湯上がり処では、冷水を飲みながら庭園を眺めて休むことができます。

 食事は夕食朝食とも1階フロント奥の昔ながらの重厚なメインダイニングにていただきました。夕食はフレンチのフルコースで、長崎牛のステーキや橘湾の魚、雲仙の野菜など、地場の新鮮な食材をふんだんに使用した美味しく美しい料理でした。特製のケーキやアイスクリーム等のデザートをワゴンで見て、好きなものを好きなだけ頂けるサービスも格別です。
 朝食は地場の卵やハム、野菜、焼きたてのパン等ヘルシーで美味しいアメリカンブレックファーストをいただきました。翌日歩いてすぐの雲仙地獄を散策し、温泉たまごをいただきました。



島原鉄道・島原外港駅 島原鉄道・南島原駅 島原城 雲仙地獄 雲仙観光ホテル本館
雲仙観光ホテル 本館ロビー 本館階段
本館2階客室(デラックスダブル)
猫足バスタブ 大浴場 露天風呂 家族風呂
メインダイニング ビリヤード室 図書室

 JR諫早駅から島原鉄道の1両編成のディーゼルカーの急行に乗ること約1時間、終点の島原外港駅でレンタカーに乗り換えて、山道を上ること約30分、雲仙温泉の中心にある雲仙観光ホテルに立ち寄り、宿泊しました。
 
雲仙温泉は千年の歴史があると言われる由緒ある温泉です。その中心街の一角にある、雲仙観光ホテルは、1935年(昭和10年)創業の由緒あるホテルです。雲仙が日本最初の国立公園として指定された翌年に、外国人向けのホテルとして建てられた重厚かつ美しい洋風の建物は、創業当初のままの姿で、国の登録文化財に指定されています。かつて昭和天皇も宿泊されたという歴史あるホテルの玄関、ロビー、メインダイニングや階段、廊下、ビリヤード室、図書室等は、往年の姿そのものであり、昭和初期にタイムスリップした気分になります。
 滞在した客室は、本館2階の、ロビーからの階段に最も近い219号室、デラックスダブルルームです。昔ながらの天井、窓枠、調度品等、クラシカルな趣の広い部屋です。浴室には昔ながらの猫足バスタブもあります。窓からは、雲仙の美しい森や紫陽花も望め、自然と調和した美しいホテルです。
 雲仙温泉の源泉を味わえるお風呂は、貸し切りの家族風呂と、男女別の大浴場があります。家族風呂は、レトロなタイルの浴室に、石の浴槽があり、大きな窓から半露天風呂のように庭を望めます。明るく広い浴室です。大浴場は、丸い曲線状の天井に、レトロなタイル貼りの浴室で、扇状の湯舟があります。外には小さめの露天風呂もあります。お湯は、いずれも硫黄の香りが大変心地よい白濁の温泉です。とても心地よくリラックスでき、よく温まります。浴室エリアの入口に硫黄泉浴室と記載があります。
 夕食は、メインダイニングで、テロワールと呼ばれる、雲仙の旬の食材、牛肉、魚、野菜をふんだんに使ったフレンチのフルコースをいただきました。また、ワゴンの沢山のメニューから選択できるデザートも楽しみました。朝食は、やはりメインダイニングにて、アメリカンブレックファーストをいただきました。朝食時には、雲仙の野菜、フルーツ、ジュース、ヨーグルトや、スパークリングワインのバイキングコーナーもあり、一緒に味わいました。

 
雲仙観光ホテルから徒歩圏内には雲仙地獄もあり、散策コースとなっています。また、歴史ある島原市や長崎市へも近く、九州観光の拠点としても、便利な場所にあります。歴史ある雲仙の温泉とホテルを満喫する旅はいかがでしょうか。

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