小樽グランドホテルクラシック


[2024年2月追記]
 このホテルは、残念ながら、その後2009年に閉館されましたが、建物はそのまま保存され、その後、2019年にブティックホテル(UNWIND OTARU)としてリニューアルオープンしました。

ホテル外観  玄関フロア   雪あかりの路・小樽運河  雪あかりの路・旧手宮線

 小樽運河周辺には、明治から昭和初期の古い煉瓦造り・石造りの建物が多く残っています。魅力的なレストラン、硝子屋、土産物屋が立ち並び、多くの観光客が訪れています。
 小樽グランドホテルクラシックは、この小樽運河から道1つ市内へ入った通り沿いにあるホテルです。昭和初期に創業した外国人専用ホテル(旧「越中屋ホテル」)を改装・リニューアルしたホテルです。室内は改装され通常の客室と変わりませんが、建物は昭和初期そのままのレトロな雰囲気であり、町並みにマッチした美しいものです。
 「小樽雪あかりの路」というイベントを開催中の2月中旬の或る日、このホテルに滞在しました。朝食付で格安の宿泊プラン(ダブルルーム)で予約しましたが、閑散期でかつ子供連れのため、ホテル側のご配慮で、より広いデラックスツインへアップグレードしていただきました。客室は3階の角部屋、運河に最も近い方向の301号室です。館内は全て改装されていますが、階段の手すり部分、玄関部分のドアと天井等は、往年のままの雰囲気で残され、昭和初期の小樽へ思いを馳せることができました。客室数が少なく、静かでこじんまりした雰囲気の中、滞在できるのも魅力です。
 
 夕方歩いて2〜3分の小樽運河にある「小樽運河食堂」へ夕食に出かけました。煉瓦造りの建物の中に、ラーメン店、すし屋、ビアホール、土産屋等の店が立ち並ぶ、屋台村のような構成になっており、昭和30年代の町並みを再現したプロデュースになっています。以前立ち寄った「新横浜ラーメン博物館」と同じような雰囲気で、レトロな気分を満喫することができます。この中の「浅草橋ビアホール」で焼肉バイキングを味わいました。比較的安い価格で、焼肉、寿司、デザート等を楽しむことができます。

 夕食後、「小樽雪あかりの路」を散策しました。主会場は小樽運河沿いと旧手宮線会場(北海道で最初に列車が走り、廃線跡が遊歩道になっている)の2つがあり、両方を訪ねました。例年より2倍くらい多い積雪の中、雪の中に灯された蝋燭の明かりがとても幻想的で、印象的でした。

 朝食は、ホテル1階のレストランでバイキングを取りました。ドアのステンドグラスや白壁が美しく、往年のホテルに思いを馳せました。

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