ホテルニューハコダテ


[2017年追記]
 このホテルは、その後残念ながら閉館されましたが、2017年5月に別のホテル(ホテルHakoBA函館)として、リニューアルオープンしたようです。

ホテルニューハコダテ

ホテルニューハコダテ

ホテルから見る函館山

ホテル前の函館市電

ホテル外観

函館山

函館市電

 ホテルニューハコダテは、1932年に建築された旧富士銀行(安田銀行)の建物を利用して1968年にオープンしたプチホテルです。その後一旦閉鎖・リニューアルを経て、現在のB&Bスタイルのホテルに生まれ変わっています。好天に恵まれた2月の或る日、このホテルに滞在しました。
 ホテルは十字街から函館ドックへ向かう電車通りに面した、末広町の角にあります。石造りの重厚でレトロな3階建ての建物は、函館の町並みに溶け込んだ美しいものであり、一見して滞在への期待が膨らみます。滞在した客室は、1階右奥の角部屋102号室(ダブル)です。お洒落なカフェバー・レストランになっている1階ロビーから客室エリアへ入るのに鍵があり、客室エリアの廊下かた客室に入る際に通常のドア鍵があるという変わった構造になっています。古い建物を利用しているため、客室毎に全て造りが異なるのも魅力の1つです。
 客室は、テレビも電話もなく、冷蔵庫とラジオだけのシンプルな構造ですが、これが却って都会の喧騒を忘れてタイムスリップした気分を味わわせてくれます。バス・トイレはタイル張りで広く快適であり、また客室では無線LAN対応のパソコンがあれば、インターネットを楽しむことができます。(カフェバーにはパソコンも設置されており、パソコンがなくてもインターネットを楽しめるようです) また、客室の二重窓からは通りを走る路面電車を見ることができます。
 夕食は、1階のカフェバー・レストランからハンバーグステーキ・パスタ等を注文して客室で取りました。本来ルームサービスは無いのですが、アットホームでこじんまりしたホテルならではのサービスとして、大変感激いたしました。また、朝食は、パンとコーヒー・ジュースが1階のカフェバー・レストランに用意され、セルフサービスで取ることができました。

 ホテルの目の前には、八幡坂と昭和初期建造の旧第百十三銀行の建物があります。また、ハリストス正教会、旧函館区公会堂等、古い町並みが残る元町地区や、赤煉瓦倉庫、海からも近い絶好のローテーションに位置しています。ホテルの前からは、一方に函館山頂、反対側には海を見ることができます。


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