「今夜はキミの血で、
カンパイといこう」
ヴァンパイア:1994 CAPCOM
それはある日、忽然と姿を現した。
今までの対戦格闘とは違う何かを持っていた。
その名は…「ヴァンパイア」
決して「バーニングライヴァル(セガ)」にあらず(笑)
最初は使用キャラが決まっていなかった。
ある意味「濃い」キャラクターばかりだったし。
スト2での使用キャラ「隆」に近いコマンド技の
ヴァンパイア「デミトリ」を使っていると・・・
ややや、何だこのジャイアントロボのような神々しい勇姿は!
手足を伸ばし、宙を舞い、棺を降らし相手を無力な姿に・・・!
むむむ、なんというステキっぷりなんだ!
と言うわけで「アナカリス」をメインキャラにしたわけです(笑)
それでは本作に登場する闇の住人達を紹介していこう。
デミトリ=マキシモフ
ヴァンパイア(吸血鬼)
魔界での権力争いに敗れた彼は人間界に追放され、
100年の眠りを余儀なくされていた。
力を蓄えた彼は吸血鬼にとっての最大の弱点の陽光すら克服し、
再び立ちあがるのであった。
モリガン=アーンスランド
サキュバス(夢魔)
類まれなる魅力と魔力をもつ妖しい夢魔。
退屈な日常に辟易した彼女は刺激を求めて
今夜も闇夜を舞う。
アナカリス
マミー(ミイラ)
復活の時を待ち悠久の眠りにつく偉大なる王(ファラオ)
すでに彼の国は滅び、ただ砂塵の中に立つピラミッドが
彼の墓所であった。そして目覚めの時が来た。
時間と空間を自在に操る王の前にあらゆる敵は無力と化すのだのだのだ。
ビクトル=フォン=ゲルデンハイム
フランケンシュタインのモンスター
稀代の学者、ゲルテイ゛ンハイム博士は優秀な死体をつなぎ合わせ、
ビクトルを生み出した。雷のエネルギーを生命に転換する方法を用いた
博士だが実験の際に死亡してしまう。
博士の命と引き換えにビクトルはこの世に生を受けた。
その拳には、雷の力を秘めて。
ザベル=ザロック
ゾンビ
力を求めるザベルは魔界の帝王オゾムと契約。
契約履行のため、彼は自ら主催するライヴで100人を道連れに死亡する。
オゾムの力で蘇った彼は今夜も殺戮の宴で曲を演奏するのだ。
犠牲者の断末魔の悲鳴を・・・。
ガロン
ワーウルフ(狼男)
呪われた血の宿命は彼を苦しめていた。
己の限界を超えたとき、その呪縛を乗り越えられると信じて、
彼は今日も生きている。
しかし、満月の誘惑は彼の中の野生を目覚めさせてしまうのだ…。
フェリシア
キャットウーマン
捨て子だった彼女はやさしいシスターに拾われ、すくすくと成長していた。
だが彼女は人でなく、キャットウーマンだったのだ。
しかしシスターは代わらぬ愛情をかたむけた。
フェリシアはみんなが幸せになれるようにミュージカルスターを目指す。
ビシャモン
落ち武者
呪われし鎧、般若と妖刀、鬼炎。
これを身につけてしまったビシャモンは操り人形と化してしまう。
操られるままに殺戮を続ける彼が救われる日は果たしてくるのだろうか。
オルバス
マーマン(半魚人)
アマゾンの奥地にあるマーマンの王国。
だがしかし、オルバスはただ一人の生き残りとなってしまう。
彼のあてのない放浪が始まった。
同朋をもとめ、「水の王」は変わり果てた故郷を後にして。
サスカッチ
イェティ(雪男)
カナダの山奥にビッグフット族の村はある。
氷と雪の力を身につけたビッグフットの勇者サスカッチは
世界征服とバナナの夢を見るのか・・・。
フォボス ※プレイヤー使用不可
ロボット
マヤの遺跡に眠る超古代文明の遺産。
パイロンの脅威が彼らを目覚めさせる。
殺戮機械の銃声が咆哮となって響く。
パイロン ※プレイヤー使用不可
エイリアン
大宇宙をさまよう意識体。退屈をもてあましていた彼は
命のやりとりの美しさに興味を持ち、地球に現れた。
彼の出現がダークストーカーズの運命を変えていく。
「ヴァンパイア」は「脱スト2」を模索する中で生まれた作品です。
キャラクターの塗り方もアニメ調にして動画枚数を増やし、
スムースな動きを実現させ、
システム的にもゲージシステムを採用し、必殺技の強化版や
スペシャル必殺技をつかえたり、
チェーンコンボ、空中ガードなどさまざまなシステムが模索された。
当時はSNKの格闘ゲームが主流で、本作は苦戦していたが
このシステムを発展させた続編「ヴァンパイアハンター」はヒット作となり
「ヴァンパイアセイヴァー」へと進化していった。現在のところ新作の予定はなく、モリガンをはじめとしたキャラが
何名かがマーヴルvsシリーズやカプコンvsSNKなどに参戦している。
ぜひとも純粋な新作で復活して欲しいものです・・・。