Race Guide
最近は私自身の周りでもJGTCの知名度は抜群に上昇しており、観戦したいという声をよく聞きます そのためJGTCを観戦するためのノウハウを簡単にまとめました レギュレーションなどのレースの構造的なものではなく、あくまで「観戦」のための予備知識です 私自身の経験に基づいているので、富士やもてぎを中心に考えています そのためあくまでひとつのサンプルとして参考程度に見て頂ければと思います |
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チケット − 駐車場 − 公共交通機関 − プログラム − 飲み物 − トイレ − 食べ物 −サポートレース - ピットウォーク − 場内での移動手段 − チビッコ − ラジオ − 車検 − サイン − 合同テスト −TV |
チケット | ▲MENUに戻る | |
まずGT観戦にはチケットが必需品となります 一口にチケットと言ってもいくつかの種類があります 前売りチケット(オリジナル) 前売りチケットならば当日チケットよりも若干、安価で購入することが可能です この場合はJGTCのロゴやイラストが描かれたオリジナルチケットを指しています 決勝・予選2日間の観戦が可能です タイヤショップやチューニングショップなどで取り扱っています 取り扱い店舗は要確認 実際に使ってみて・・・ オリジナルチケットを取り扱っているショップは普段行き慣れてないとなかなか入りにくいですが、 「GTのチケットください」の一言ですぐにわかってもらえますし 「今回はチケットがたくさん売れましてねぇ」とか 「当日は天気がいいみたいですねぇ」なんて話をしてくれたりします 実際、チケットを購入したショップの店員さんと現地でお会いしたこともあります 前売りチケット(その他) チケットぴあやローソンチケットなどの発券システムによるチケットです 価格はオリジナルチケットと同額となります また決勝・予選2日間の観戦が可能です サーキットによってはオリジナルの半券と引き換えるサービスもあるようです 取り扱い店舗は要確認 実際に使ってみて・・・ オリジナルチケットは開催サーキットの近隣でのみの発売ということもあって 遠征をする場合などに利用します オリジナルに比べて少し味気ないのは仕方ないですね 当日チケット 当日サーキットのゲートで購入するチケットです。前売りよりもやや割高となります 当日のみ有効チケットとなります 予選日と決勝日では価格に差があります 実際に使ってみて・・・ やはり割高ということもあり決勝日ではなかなか利用しません 予選日のみという場合には当日チケットのほうが安く入場できます いずれにしろ、決勝に行くならば前売りを手に入れておくべきでしょう オートバックスJGTC共通観戦券 全国のオートバックスで取り扱っているチケットです 価格は前売りと同額となっています 決勝・予選2日間の観戦が可能となりました JGTC開催サーキットどこでも観戦が可能な共通券です(マレーシア戦を除く) (在庫切れの可能性があります。事前に在庫の確認あるいは早めの購入が必要です) 実際に使ってみて・・・ オートバックスでチケットを購入できるというのは非常に便利です 以前は決勝あるいは予選のみとのことでしたがやっと通し券になりました 半券をオートバックスブースに持っていくことでステッカーと交換してくれるサービスもしていました 上にも書きましたが、在庫の確認は必要です 何店舗かを探し回った経験もあります ペアチケット 大人2名分のペアチケットです バラで購入するよりも、若干割引になっています 2名で1枚のチケットなので同時に入場することが条件となります 予選・決勝2日間の観戦が可能です 前売りチケット取り扱い店舗にて取り扱っています(要在庫確認) 実際に使ってみて・・・ 2名分ということで割引があるのですが、思ったよりも割引ではありません 単価にして500円弱といったところでしょうか(2003) それでもペアでいく場合はペアチケットで入場するに越したことはありません グループチケット 大人4名分のチケットです ペアで購入するよりも、さらに割引率があがります ペアと同じく、グループでの同時入場が条件となりますので注意が必要です 取り扱いのあるサーキットとないサーキットがあるようです 実際に使ってみて・・・ 実際に利用したことはありません 最近(2003年)になって富士で販売していたと思います もてぎでの販売はありませんでした おそらく、同乗での来場を促すためのものではないでしょうか 同時入場が条件なので、 グループ内で急遽キャンセルが出てしまった場合にはかえって高くつくかもしれません 招待券 参加チームがスポンサーなどに渡すようなチケットです 基本的に関係者のみの配布となります 実際に使ってみて・・・ 以前に携帯電話のプレゼントに当選して、招待券をいただきました そのときはプログラムやお弁当などの用意もあり非常にお得でしたね パドックパス パドックエリアへの入場を許可されたチケットです 前売りのチケットの中では最も高額な部類に入ります サーキットによって価格が異なりますので確認が必要です 実際に使ってみて・・・ 以前に知り合いより譲っていただいてパドックエリアに入場したことがあります ただ、ちょっとコストパフォーマンスに優れないなと感じるところはありましたね サーキットオリジナルチケット 各サーキットが独自に販売しているチケットがあります パドック内ラウンジのスペシャルシートやグランドスタンド指定席などを販売します いずれも限定数となっていることが多いので早めの予約・購入が必要です 内容はサーキットによりまちまちですが、 駐車料金やパドックパスなどもオールインワンになっていることで割引となっていることもあります 詳細は各サーキットのインフォメーションを確認してください 実際に使ってみて・・・ 富士スピードウェイのグランドスタンド指定席を購入しました 駐車料金、プログラム、ピットウォーク、フリードリンクなどがセットになっているものです 通常のチケットの2倍ほどの価格でしたがサービス内容を足算すると、若干割引になっているようです 朝の場所取りや帰りの駐車場渋滞などが解消されるので価格以上のバリューはありそうです 予約は電話、申し込みはFAX、入金は銀行振り込みを利用しました 子供料金 近年は子供料金は無料の場合が多くなってきました モータースポーツの興味を低年齢層に広げるといった効果が現れているようです この「子供」という表現がサーキットによりまちまちなので確認が必要です たとえば、富士では中学生以下は無料(高校生以上、大人料金)ですが、 もてぎでは高校生以下は子供料金となっています つまり、高校生がJGTCを観戦する場合ならばもてぎのほうが割安ですが 中学生以下が観戦の場合は富士が割安であるという現象も起きます(2003) 前売りのチケットは大人のみの取り扱いということもあります 前売りチケットを購入する際も子供料金の確認が必要です 実際に使ってみて・・・ 子供が無料であるとファミリー層も多く見受けられるようになりました 駐車券 駐車券は当日ゲートで支払うことが一般的です サーキットによっては前売りの駐車券を発売するところもあり、 当日払いよりも半額程度安いようです (「前売りがない場合は駐車を断ることがある」と記載されていますが、 そういった前例はないと思います) 近年では乗車人数によって価格が変動することもあるようです 実際に使ってみて・・・ 慣れないサーキットでは料金や支払いのシステムが違っていたりしてまごついてしまうことがあります 事前の確認が必要ですね 注意 ATTENTION! 近年はネットオークションなどにチケットが出品されることも珍しくなくなってきました 取引のトラブルには十分に注意してください サーキットゲート前でのダフ屋行為が目撃されました ダフ屋行為は犯罪です ダフ屋からチケットを購入した人も罪となります 十分に注意してください |
駐車場 | ▲MENUに戻る | |
JGTCは数ある自動車関係のイベントでもかなり大規模なものに属します そのため必然的にクルマでの来場者は増え、駐車場の混雑は避けられません もちろん、その他の移動手段はあるのですが、ほとんどのサーキットは都市から外れたところに位置しているためどうしてもクルマを利用せざるを得なくなってしまいます 主催者側も公共交通機関の利用を勧めていますが浸透していないのが現状です 入り口に近いところにとめることやレース終了間際に撤収するなどの裏ワザ的なものがないわけではありませんがあまりお勧めはできません (駐車場誘導を無視するわけにはいきませんし、せっかくのレースを最後まで観ないというのもおかしな話だと考えるためです) やはりJGTCを観戦に来た以上、駐車場の混雑は覚悟するべきでしょうね |
公共交通機関 | ▲MENUに戻る | |
上にも書いたようにサーキットは都市から離れたところに位置していることがほとんどです 駅から歩いてすぐというようなサーキットはほとんどありません JR伊勢鉄道/鈴鹿サーキット稲生駅を有する鈴鹿でさえ、徒歩で20分ほどかかるようです 菅生にいたっては最寄の駅からバスを使っても1時間はかかるようです そのため、レース開催日には臨時バスが運行されることも珍しくありません 利用の際は、事前に発着時間の確認、最終便に乗り遅れないことも重要です |
プログラム | ▲MENUに戻る | |
プログラムというものが売っています どこで売っているかというのはサーキットによってまちまちですが 入場ゲートあるいはインフォメーションといったあたりです 何が書いてあるかというと、エントランスやタイムテーブル、簡単なGTの解説、インタビューなどです お土産にもなりますし、コレクションすることで過去に観戦したレースを回想するといった意味でも 必要なものなのかなと感じます |
飲み物 | ▲MENUに戻る | |
夏場のレースはマシンやドライバーにとって非常に過酷な状況を作り出しますが、 それは観戦者にとっても同じこと 水分補給を怠ってしまうと、レース観戦が台無しどころではないような状況に陥ってしまうことも考えられなくもありません 考えているよりも少し多めに持っていても損することはありません 現地での調達も可能ですが、午後にもなるとあちらこちらの自動販売機で「売り切れ」となり 夕方には「冷却中」と張り紙がされているような自動販売機にも人が列を作ります もしものことを考えて事前に調達していきたいですね ファミリーはクーラーボックスを持っていくのもよいかもしれません |
トイレ | ▲MENUに戻る | |
サーキットにあちこちトイレが用意されているとはいえ 何万人もの人が入場するようなレース日には列をつくることもあります 特に回転の早い男性ならばともかく、女性用では常に列を作っています 事前にサーキットのどこにトイレがあるのかを確認しておくことが必要です 混雑する場所としてはグランドスタンド付近のトイレは込み合います 一方で少し離れたトイレならば割り合いと空いています 人気の観戦スポットから外れたところが狙い目でしょう 混雑する時間帯は昼休み(ピットウォーク時)やスタート直前、スタート直後 それをはずすと比較的空いていると思います ただ時間を狙っていくことは難しいですよね・・・ あくまでも目安としてください |
食べ物 | ▲MENUに戻る | |
レース開催日にはこれでもかというほど、露天商が軒を並べます 焼きそばやたこ焼きといったような「お祭り」の夜店とメニューは近いです しかしこの露店にも人気店などがありまして、昼休みともなると長蛇の列を作っています スムースに利用するためには時間をずらすなどの工夫が必要ではないでしょうか 事前にコンビニなどで調達していくのもよいかもしれませんし、 バーベキュウなどをするのも楽しいですね 火を起こす場合は注意事項に従い、ゴミは持ち帰ることが大原則です |
サポートレース | ▲MENUに戻る | |
GTの決勝前にはだいたい3〜4つのサポートレースが行われます 「前座レース」とも言われるため、どうしても迫力に欠けてしまうところがあるかもしれません しかし、バトルは非常に熱いですし、レースの行方も予想できないようなドラマが繰り広げられることも・・・ たかが前座といわずに、少し真剣に観戦すると面白いかもしれませんよ GTはハコのレースのためかヴィッツやマーチなどのワンメークレースなどが前座となることがあります 芸能人ドライバーや将来のGTドライバーに注目して観るのも良いですね 過去のエントリーリストを見ていると「おおっ!」と思わせるようなドライバーがエントリーしていたり 新たな発見が多くありました そういった点でも見逃せないですね |
ピットウォーク | ▲MENUに戻る | |
ピットウォークとはピットウォークパスを購入することで一般の人でもピットロードへ入場し、ピット内が見れるというものです 一般的に昼前後の時間に行われます ピットウォークパスは当日の朝、販売を開始します ただ、限定数なので購入は早めがベスト 売り切れる時間も早いです ピットウォークに参加すると、ピット前にはマシンとドライバーが並び、ステッカーなどを配布しています その配布物もレアなものであったり、買うとなると高価なものであったりということで お得感はありますが、まさに争奪戦といったような状況です 過去の配布例を挙げると、ステッカー、うちわ、キーホルダー、フラッグ、添加剤、キャップ、トレーディングカード、お菓子、マウスパッドなど様々 ピットウォークと同時にポラチャリが行われます チームのピットでさらに1000円(2003年)を募金すると、 その場でドライバー2名と写真を撮ってもらえるというもの 人気のチームでは順番を待つだけでピットウォークの時間が終わってしまうということもあるようです ドライバーと撮ったポラロイドの他に様々なグッズを付けてくれるチームもあるようです ピットウォークは毎回大変な混雑となります 近年ではキャンギャルとドライバー、2つのエリアにわけて行うようになりましたが それでも人気チームの周辺は大変な人ごみです 落し物や迷子に気をつけ、身軽な格好で参加したいですね |
場内での移動手段 | ▲MENUに戻る | |
サーキットは1周だいたい3〜4km コース沿いに歩かなくても、様々なコーナーを見て回るにはそれなりの距離を歩かなければなりません そのため、場内にはシャトルバスが各コーナーを結んでいます このシャトルバスはおそらく無料だと思われます(要確認) もてぎにおいては自転車を貸し出しています もちろんHonda製のラクーンを使っているので試乗目的でも面白いかもしれません こちらは有料です 最近ではキックボードを利用してる人が多いです チームのパドックに置いてあることもありますよ ただ、人ごみで使うことは危ないのでやめましょう 私自身はキックボードを利用していましたが、最近はもっぱら折りたたみ自転車ですね |
チビッコ | ▲MENUに戻る | |
上でもちょっと書きましたが、最近のレースはちびっこも多く来場しています ちびっこが多いというのはとっても歓迎することなのですが、たびたび迷子のお知らせが流れます その迷子のお知らせもレースが始まってしまうと聞こえません (これはアナウンスのときにも何回も繰り返していることです) サーキットはとっても広いところなので、お父さん、お母さん、ちゃんと手を握っててあげてくださいね それと、チビッコはなぜだか「落し物」が多いです 私自身もタオルを拾ってあげたり、「カルソニックスカイライン」のチョロQを拾ってあげたことがあります せっかく、買ってもらったんだからちゃんと持っててね〜 |
ラジオ | ▲MENUに戻る | |
どうしても僻地のコーナーに行ってしまうと情報源がありません 今の順位がどうなっているのか、他のコーナーでなにが起こったのかを把握したいものです そこで利用したいのがサーキットFM サーキットという狭い範囲でのみ聞こえるFMです (経験ではサーキットアナウンスとは違うものだと思ったのですが・・・) 実況、解説などをまじえた観戦が可能です どうしても爆音の中では電波を拾い難いですね |
車検 | ▲MENUに戻る | |
マシンを間近で見たいと思ったら車検ですね 富士は一般エリアで行われるので車検待ちのマシンが見放題ですね あとはレース後もお勧め メインストレートに並べられたマシンはグランドスタンド最下段からよく見えますし パドックエリアに整列されたマシンは手を伸ばせば触れるほど(触ってはいけませんよ) レース後であれば、パドックパスなしでもパドック内に入場できる場合がありますよ |
サイン | ▲MENUに戻る | |
ドライバーだっていまやちょっとした有名人 意外と簡単にサインはゲットすることができます ファンあってのドライバーですからね、写真などのファンサービスは丁寧にしてくれますよ ただなんでも「クレクレ」みたいな態度はいただけないと思います ある程度の時と場所くらいは考えたほうがよいかと思います ねらい目としてはレース後か決勝前の金曜日といったところでしょうか 予選はどうしてもピリピリムードだったり、決勝だと混雑していたりとマイナスな要因がありますからね 合同テストなどは最も話しかけやすいですかね 「がんばってください」とか「応援してます」とかいれるとGoodですよ 外国人選手はニホンゴで大丈夫です(多分・・・) E.コマス選手も大丈夫でしたから ちなみに、サインの対応によってドライバーの性格がわかりファン度が変わることがよくあります |
合同テスト | ▲MENUに戻る | |
合同テストはいろんなチャンスがめぐってきます 上でかいたようにドライバーにサインをもらうことだってできますし、 パドック内に立ち入ることもできます 合同テストは本来、そのサーキットでの決勝を前に練習やセッティングの探索的な意味で走行するものです そのため、決勝と違ってピリピリムードがないのもうれしいですね それでいて入場料はサーキットの入場料のみということでお得感は満点ですね 最近では(私が合同テストに行ったのも最近ですが)一種のイベント的なものになってしまい、 入場者の増加とともにトークショーなども行われるようになりました それでも決勝日に比べて、断然に人は少ないので、満足することはできると思います 何気ないコーナーに有名ドライバーがいたりするのも魅力的ですね (富士の100Rで松田次生選手を、ヘアピンで道上龍選手を目撃しましたよ) 合同テストの開催日はサーキットに確認してください |
TV | ▲MENUに戻る | |
注目されているJGTCだけにTVの放映ももちろんあります 実際に観戦していて見えない部分は非常に多いので復習の意味でも 観戦したレースはTVで見たいですね またサーキット内に設置されているオーロラビジョンでもレース中は常に放送しています TVの放送時間等はプログラムから確認してください |