リザルト
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完走記念の銀色のメダル・・・ということは、Aタイプは金色なのか。
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後日、送付されてきた完走賞。A4サイズの厚紙でしっかりしたもの。
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デザインコンシャスな無料大会ボトル
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総合タイム : 8:05:51 男子順位 : 390位
総合順位 : 462位/完走者692名/レース参加者741名
スイムタイム : 0:55:28 スイム順位 : 443位
バイクタイム : 4:19:47 バイク順位 : 361位
通過 : 5:15:15 通過順位 : 371位
ランタイム : 2:50:36 ラン順位 : 561位
コンディション:気温29℃ 水温27℃(スタート前の早朝)
一日中、快晴!最高気温は34℃!
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明日のために・・・
家族(大人数)で移動する場合は、島にはジェットフォイルではなく、フェリーで自分の車を運んだほうが、安いし、便利。
島内の公共交通機関は、不便この上なく、結局タクシーを多用することになる。
大会当日の準備は、時間的には余裕もあり、ちょうどよかった。朝3時起床は正解。
スイムパート
・試泳をしっかりしておいたので、スタートからいいペースで泳げた。
・距離が長いので、とにかく、マイペースを守ること。
・クラゲがいた。顔さされたが、腫れなかった。よかった。
・スタート前に、進行方向の目安になる目標物をしっかり設定しておくこと。特に第一ブイは水上では見にい。
T1
・アミノバイタル・チューブ、エナジージェルを一本補給。
バイクパート
・海岸線の景色は最高。スピードも出るので、よそ見に注意。
・来年は、大会ボトルを2本ゲットすべく、スタートは、TTバーに付けるボトル一本でいく。2つのケージは空でスタートすべし。
・最後の小木の坂は、洒落にならないくらい、しんどかった。押している人も。
T2
・アミノバイタル・チューブ、エナジージェルを補給
ランパート
・全然、ダメ。走りきれなかった。闘えなかった。
・特に後半ダメダメになったのは、ハンガーノックもあったかもしれない。水分ばかり取りたくなるが、意識してエネルギー補給を多めにする。
・水を始終浴びているので、靴の中の足がズブズブで、皮がブヨブヨになって、痛くなる。トライアスロン用の水はけのよいシューズで次回は参加したい。
・今回のように猛暑の時は、途中で水分補給、水浴びえをできるように、ジェルフラスコサイズでいいので、補給水を携行して走るのもいいかもしれない。
以上!
ボランティアの皆さん、応援してくれた島民の方に感謝。
素晴らしい経験をありがとう。
佐渡島の大会は、人も、自然も、コースも、全てが最高だった。
次回も絶対参加したい。
緒戦は4月の抽選。
エピローグ
風呂にゆっくり漬かって、凝り固まりそうに痛い脚を揉み解し、冷たいビールで完走の祝杯をあげ、温かい夕飯に舌鼓を打って満腹になって、泊まっている部屋に戻る前に、娘1号と二人で宿の前の道路に出る。
夜7時。
朝6時にスイムのスタートを切り、灼熱の昼間にバイクで島を一周し、そして、最後のランパート、フルマラソンを暗闇の中で、黙々と走るランナーを応援するためである。
昼間の灼熱もさめて、やっと涼しくなってきている。
宿の前の幹線道路は、ゴールに向かう最後の直線路、あと約3kmほどの地点となる。
娘1号と二人で、道路を渡り、歩道に立って、右手の暗闇の中からやってくるランナーに目を凝らす。
同じように、応援のために歩道に出ている人たちが10人弱。
幹線道路とは言え、通り沿いには、小さな蛍光灯の街灯が、間隔をあけて、ポツリポツリと立っているだけなので、暗闇に包まれて、遠くは見えない。
すでに、コースが開放された反対車線を、時折走り去る車のヘッドライトが、眩しい。
ほどなく、彼方に反射タスキの光で、数名のパックを組んだランナーがこちらに向かっていることが分かる。
ゆっくりと近づいてくる人影。
思わず、自然と声を張り上げて応援している自分。
「ナイスラン!あと、ちょっと!最後のひと踏ん張り!」
「ありがとうございます!」
ランナーは、軽く会釈して、しっかりした足取りで目の前を通過していく。
しばらくすると、タスキを光らせて、また別のランナーがやって来る。
赤銅色に日焼けした両脚、二の腕、顔に真っ白のランキャップが映える。
「ナイスラン!最後、最後!ガンバ!」
「ありがとうございますっ!」
同じようなやり取りを、何度も何度も、繰り返しているうちに、段々と胸の奥が熱くなってくる。
制限時間は、夜の8時半。
だんだん、制限時間が迫ってくるにしたがって、やって来るランナーにも疲れが目立つ。
暗闇の中、片足を引きずりながら、独りで走ってくる女性ランナー。
娘が「すごい・・・」と呟いているのが聞こえる。
「お帰りなさい!あと少し!最後、ガンバ!」
「ありがとうございます!」
歯を食いしばり、ボロボロの体に鞭打って前進あるのみ。
ついに最後のランナーと思しき、男性ランナーがやって来た。
ランナーのすぐ後方には、大会オフィシャルの車が着いて来ている。
暗闇に光る二つのヘッドライトはギラギラと眩しいが、その前の黒い人影は、なかなか大きくならない。
最後のランナーが、とてもゆっくりしたペースで目の前にやって来る。
「お帰りなさい!ナイスラン!最後のひとふんばり!」
「・・・」
疲労困憊していて、言葉もない。
すり足で、ゆっくりと目の前を通過して行った。
はたして、制限時間に間に合うだろうか・・・。
最後のランナーを見送り、宿への帰り道。
ふと娘を見ると、涙目になっている。
「みんな、すごい・・・。」
確かに凄いね。
超人的である。
でも、今日は、パパも、そこそこ頑張ったんだけどねぇ・・・。
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