2012/09/03(月) 2012佐渡国際トライアスロン-3

06:02 朝ごはんは、バイキング

体はガタガタだが、胃腸は元気のようだ。

朝ごはんは、昨日も食べた家族から「おいしい、おいしい」と聞いて、楽しみにしていた、バイキング。
全ての種類を食べようと、和食、洋食、とりまぜて食卓にならべて、さぁ、いっただきまーっす!

ウマイ。何度もおかわりして、腹いっぱい。

他のテーブルも、参加記念にもらった、白いポロシャツを着た参加者たちで、大賑わいのビュッフェ。

皆、充実した笑顔。

11:15 さらば、佐渡

朝食を済ませ、荷物をまとめ、タクシーで両津港へ向かう。

お昼ごはんの弁当を買って、ジェットフォイルに乗り込む。

さらば、佐渡島。

また来るぜ!


両津港で買った、牛乳。

グッドデザイン。


15:00 寄り道

東京への帰り道、越後妻有里山現代美術館・キナーレに寄り道。

なんだか、よく分からんが、古着の山も、現代アートらしい。

東京着は、19:00。

物凄く疲れて、物凄く楽しかったなぁ・・・。


まとめ

リザルト



完走記念の銀色のメダル・・・ということは、Aタイプは金色なのか。



後日、送付されてきた完走賞。A4サイズの厚紙でしっかりしたもの。



デザインコンシャスな無料大会ボトル

総合タイム : 8:05:51 男子順位 : 390位 
                総合順位 : 462位/完走者692名/レース参加者741名

スイムタイム : 0:55:28 スイム順位 : 443位
バイクタイム : 4:19:47 バイク順位 : 361位  
通過     : 5:15:15 通過順位 : 371位
ランタイム  : 2:50:36 ラン順位 : 561位

コンディション:気温29℃ 水温27℃(スタート前の早朝) 
         一日中、快晴!
最高気温は34℃

明日のために・・・

家族(大人数)で移動する場合は、島にはジェットフォイルではなく、フェリーで自分の車を運んだほうが、安いし、便利。
島内の公共交通機関は、不便この上なく、結局タクシーを多用することになる。

大会当日の準備は、時間的には余裕もあり、ちょうどよかった。朝3時起床は正解。

スイムパート
・試泳をしっかりしておいたので、スタートからいいペースで泳げた。
・距離が長いので、とにかく、マイペースを守ること。
・クラゲがいた。顔さされたが、腫れなかった。よかった。
・スタート前に、進行方向の目安になる目標物をしっかり設定しておくこと。特に第一ブイは水上では見にい。

T1
・アミノバイタル・チューブ、エナジージェルを一本補給。

バイクパート
・海岸線の景色は最高。スピードも出るので、よそ見に注意。
・来年は、大会ボトルを2本ゲットすべく、スタートは、TTバーに付けるボトル一本でいく。2つのケージは空でスタートすべし。
・最後の小木の坂は、洒落にならないくらい、しんどかった。押している人も。

T2
・アミノバイタル・チューブ、エナジージェルを補給

ランパート
・全然、ダメ。走りきれなかった。闘えなかった。
・特に後半ダメダメになったのは、ハンガーノックもあったかもしれない。水分ばかり取りたくなるが、意識してエネルギー補給を多めにする。
・水を始終浴びているので、靴の中の足がズブズブで、皮がブヨブヨになって、痛くなる。トライアスロン用の水はけのよいシューズで次回は参加したい。
・今回のように猛暑の時は、途中で水分補給、水浴びえをできるように、ジェルフラスコサイズでいいので、補給水を携行して走るのもいいかもしれない。

以上!

ボランティアの皆さん、応援してくれた島民の方に感謝。

素晴らしい経験をありがとう。

佐渡島の大会は、人も、自然も、コースも、全てが最高だった。

次回も絶対参加したい。

緒戦は4月の抽選。


エピローグ

風呂にゆっくり漬かって、凝り固まりそうに痛い脚を揉み解し、冷たいビールで完走の祝杯をあげ、温かい夕飯に舌鼓を打って満腹になって、泊まっている部屋に戻る前に、娘1号と二人で宿の前の道路に出る。

夜7時。

朝6時にスイムのスタートを切り、灼熱の昼間にバイクで島を一周し、そして、最後のランパート、フルマラソンを暗闇の中で、黙々と走るランナーを応援するためである。

昼間の灼熱もさめて、やっと涼しくなってきている。

宿の前の幹線道路は、ゴールに向かう最後の直線路、あと約3kmほどの地点となる。

娘1号と二人で、道路を渡り、歩道に立って、右手の暗闇の中からやってくるランナーに目を凝らす。

同じように、応援のために歩道に出ている人たちが10人弱。

幹線道路とは言え、通り沿いには、小さな蛍光灯の街灯が、間隔をあけて、ポツリポツリと立っているだけなので、暗闇に包まれて、遠くは見えない。

すでに、コースが開放された反対車線を、時折走り去る車のヘッドライトが、眩しい。

ほどなく、彼方に反射タスキの光で、数名のパックを組んだランナーがこちらに向かっていることが分かる。

ゆっくりと近づいてくる人影。

思わず、自然と声を張り上げて応援している自分。

「ナイスラン!あと、ちょっと!最後のひと踏ん張り!」

「ありがとうございます!」

ランナーは、軽く会釈して、しっかりした足取りで目の前を通過していく。

しばらくすると、タスキを光らせて、また別のランナーがやって来る。

赤銅色に日焼けした両脚、二の腕、顔に真っ白のランキャップが映える。

「ナイスラン!最後、最後!ガンバ!」

「ありがとうございますっ!」

同じようなやり取りを、何度も何度も、繰り返しているうちに、段々と胸の奥が熱くなってくる。

制限時間は、夜の8時半。

だんだん、制限時間が迫ってくるにしたがって、やって来るランナーにも疲れが目立つ。

暗闇の中、片足を引きずりながら、独りで走ってくる女性ランナー。

娘が「すごい・・・」と呟いているのが聞こえる。

「お帰りなさい!あと少し!最後、ガンバ!」

「ありがとうございます!」

歯を食いしばり、ボロボロの体に鞭打って前進あるのみ。

ついに最後のランナーと思しき、男性ランナーがやって来た。

ランナーのすぐ後方には、大会オフィシャルの車が着いて来ている。

暗闇に光る二つのヘッドライトはギラギラと眩しいが、その前の黒い人影は、なかなか大きくならない。

最後のランナーが、とてもゆっくりしたペースで目の前にやって来る。

「お帰りなさい!ナイスラン!最後のひとふんばり!」

「・・・」

疲労困憊していて、言葉もない。

すり足で、ゆっくりと目の前を通過して行った。

はたして、制限時間に間に合うだろうか・・・。

最後のランナーを見送り、宿への帰り道。

ふと娘を見ると、涙目になっている。

「みんな、すごい・・・。」

確かに凄いね。

超人的である。

でも、今日は、パパも、そこそこ頑張ったんだけどねぇ・・・。

・・

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