Labombaの独り言&ぼやき 

2008/03/30  これからの価格上昇 

3月までは、原油の値上がりの影響が顕著に表れて、石油精製物の値上がりは凄かったです。
今までは、値下げしている状況が常であったのですが、ここにきて急転で、生産メーカーが強くなった気がします。
少量の使用ですと、供給を止められるような状況も視野に入れ無いといけない状況が続いているのが現状だと思います。
さて、4月からはとなりますと、やはり鉄の関係の値上がりはかなり激しいと予想しています。
これも石油精製品と同じで、生産メーカーが強くなってきており、供給不足になりがちです。
そういったことを避ける意味で、自動車・・・○○タさんは紐付きで絶対量は確保するようにしていますが、
その周りのメーカーは、その次にならざる得ないのが実情でしょう。
あーあ、これからもモノの調達に全力を尽くさなくてはいけない年になるでしょう。それもかなり厳しい状況で!

これらの影響によって、かなりのメーカーで原価率が上昇すると思います。
さて、こうなるとどういった現象が起こるのでしょうか?



ちょっと、ブログ風から開設して行こうかなって考えています。
文才の無い小生が、思うままに欠いていますので、見苦しいところが多々あることと思いますので、ご容赦ください。それに輪をかけて、大好きな酒を呑みながらの投稿ですので、度重なるご容赦をお願いします。
要は、ストレス発散の意味もある? ので好き勝手に書いていますので、ご勘弁ください。
間違ったことがあると思いますので、ご指摘いただけると幸甚です。


2007/10/08 こんなのもいいでしょうX!

散歩がてらにいってきました。特に目的はなかったのですが、本当にぶらりとです。
名古屋港が違った角度から見ることができました。


名古屋港ブルーボネットです。




2007/07/28 こんなのもいいでしょうW!

パスワードは、この小屋のアルファベット7文字です。
上高地と乗鞍です。本当は風景写真は好きではないのですが・・・


2007/07/28これでは日本のメーカーが潰れる 9
ちょっとお待ちください!色々と考えています。

2007/04/08 こんなのもいいでしょうV!

パスワードは、この小屋のアルファベット7文字です。
春の装いの写真集にして見ました。


2007/04/04  たまには、こんなのもいいでしょうU!

4月1日と同じ、場所です。夜桜も良いと思ってわざわざ会社の帰りによってみました。というより、夜桜を眺めて見たいな!と思ってのことです。
ライトアップくらいされているのかなと思っていたのですが、全く明かりもなくて・・・うーん、困った。
でも、良い雰囲気でいた。

ちょっと風が強くてピントが甘いかも知れませんが、雰囲気は味わえるでしょう!
つぼみが見えますが、これもおつなことかもです。



2007/04/01 たまには、こんなのもいいでしょう! 

昨日は、ちょっと桜を見に行ってきました。今週は寒の戻りがあるようですし、天気もよくないようなので、見える時に見るしか無いかって感じで行ってきました。満開までは、程遠いのですが、春の感触を味合うことができました
皆さんは、いかがですか? でも、心なしかかもしれませんが、パトカーが多くみかけましたけど・・・関係あるのかな?




2007/03/28これでは日本のメーカーが潰れる 8

自社ブランド売り切らなくてはならない商売は、まだまだ知名度のあまり高くないユニクロには大きなリスクだったと考えます。それに輪を掛けて、「ハイリスク・ハイリターン」の市場戦略を行ったことが当たって成功したと考えます。例えば、フリースがヒットした翌年の投入数は、飽和して加工気味とみて控えた数量を発注するのが通常であったが、この時にユニクロは前年を超える数量の発注を行って、全て売り切ってしまった。又、これらの数量増加に対応するために、SPAの活用し更にはPOS(販売時点情報管理システム)を用いて対処した。ユニクロのフリースは、皆様もご存知のように安い価格と共に色のバリエーションも売りになっています。しかし、製造する側から見れば、形は同じでも、色が変わってしまっては、もう一つ新しいモノを取扱うことに近くなり、当然売れない色のリスクを売れる色に負荷しなくてはならないので、全体の原価が高くなってしまいます。

そこでユニクロは、POSとSPAをフル活用し、自店舗で売れている色と数量を即座に把握し、即時発注をしました。ここまでは、特に普通のことなのですが、ユニクロの場合フリースの原反は“しろ”だけの一色しか持っていなかったのです。注文が入ってから染色、裁断、縫製し梱包して出荷を行っていたのです。このやり方であれば、売れない色の在庫を最低限に抑えることもできますし、それに掛かるコストも最低限でできるはずです。

これを成功させるには、販売した製品の素性が直ぐに入手し、最短の生産期間で最適な数量を生産し、最短時間で流通させることができたのは、独自SPAの完成度の高さがあったからこそだと考えられます.

最初にも説明しましたが、中国で品質の良い製品を作り上げるための一つの手段として、量を確保することでしたが、ユニクロはこれを実直に行ったと思います。ただそれだけでは、これだけの短期間に品質を向上させ、尚且つ、その品質を維持することは並大抵のことではありません。それを解決したのが、生産管理の領域まで踏み込んだ独自のSPAのおかげだと思います。

これは凄い仕組みだと思いますし、目の付け所の発想には関心させれます。こういった仕組みを駆使し、何処よりも安価な製品の在庫を切らすことなく、いつも製品棚には万反に商品を陳列し、消費者に提供できたことが他のメーカーより一歩も二歩もリードできたわけです。

しかし、大量生産も続いてしまうと・・・


2007/03/17これでは日本のメーカーが潰れる 7
SPA?

80年代初頭から、日本企業の中でもっとも早い段階から対中国貿易の拡大に取り組み、中国に多くの投資をしてきたのが繊維産業、それはとりわけアパレル業界である。
いわゆる商社による対中アパレルビジネスが主体であり、量的な拡大はあったが、質的な成果は必ずしも満足できるものではなかった。

中国は、共産圏の国であり、この時代に積極的に進出するには大きなリスクがあったはずです。進出しても、そこには“華僑”といった手ごわいというか、訳の分からないくらいのつながりを持った社会が待ち受けていますので、のこのこと進出しても返り討ちになってしまうかもしれないといった背景もあったと思います。

また、これに敗れた場合にも、易々とは撤退させてくれなくて、工場や設備といった出資した資金まで没収の上に違約金までに支払わされてしまうケースもあったようです。

このような時代を経て、ユニクロの発展は、大量に生産することで、中国で良質なものを入手できるようにしたことでした。それを実現するために、“SPA”といった新しいビジネススタイルにチャレンジし実現したことが後押ししています。SPAとは、アメリカの衣料ブランドのGAPでも知られるように、製造型小売業といったことを意味し、分断されていた業務構造を企画から生産、販売までを一貫した流にすることで、それまでの生産ロス、在庫のロス、物流のロス、機会損失のロスを極限まで減らすことが目的です。これらをきめ細かに短時間でバックアップするには、コンピューター管理は不可欠なものになり、システム構築や設備投資には膨大な人力と費用が必要なりますので、

こういったシステムは、何処の企業でも簡単には導入できませんので、ユニクロにはそれだけの余力と勝算があったのでしょう。しっかりとした、マーケッティングがあったからこそできたことかもしれません。

でも、このSPAは、それなりの難しさがあったのです。
そこには、「ハイリスク・ハイリターン」の世界が裏合せにあったのだと思います。

ユニクロのリスクとしては、
先ずSPAゆえに、自社生産の商品を自らの販売ルートだけで販売しなくてはならないことにあったと思います。
目論見を誤って商品を売り切ることができなければ、それが全て在庫となってしまい、会社の存続にさえ影響することになります。
まだ、ブランドイメージが確立されていないユニクロおいては、相当なギャンブルであったことはいうまでもありませが、現在存続しているのは、このギャンブルにかった証でしょう。


2007/03/11 これでは日本のメーカーが潰れる 6
ユニクロって?

先駆けて大々的に中国進出した企業では“ユニクロ”が身近では有名ですが、ここが1984年に初めての店舗を開店し、周りにブランドとして認知され出したころの製品品質はどうだったのでしょうか?
聞くところによれば、「社員すら買う気にはならなかった」くらいの品質だったようです。この時代の商品を購入したことが無いので全く持って印象がありませんが、「安かろう悪かろう」といったものであったことが容易に想像できます。
ただ、安さが半端ではなかったので、一般消費者は物珍しさも手伝い飛びついたのではと思います。ただ、その後の反響は、数回洗濯をしたら襟元は延びてしまうし、形状は崩れてしまうしといった感じでは無かったですか?
1990年代当初では、未だ日本の縫製技術が十分に伝承されていなかった.又、それ以外の工業でも同じでした。

中国の縫製技術レベルで製造されていたので、致し方ないかもしれません。でも、この時期に中国の出製造を本格的にはじめたということは、先見の目があるというか、その時代の経済状況であった“低価格で調達する”といった一つのビジネスモデルを構築したと考えられます。
その後、この低価格で調達するといったビジネスモデルが一瞬でも受け入れられなかったら、今のユニクロの存在は無かったと思います。
この瞬間風速的に発生した、今で言う”価格破壊”の恩恵があったからこそ、ユニクロも中国での生産ができると踏んだと思います。
中国でいい製品を入手するには、日本企業の持っている技術提供が不可欠です。まだ、90年早々では、各企業が技術提供に対して躊躇していた頃でしょう。

だって、自分達の持っているモノをさらけ出してい待ったのでは、土地や人件費の安い中国では、直ぐにやられてしまうといった考えしかなかったはずです。
また、一度技術を流出してしまうと、著作権や機密といった概念が全く無いお国柄ですので、長年培った日本流のカンコツといったものが一瞬にして、商売上手な中国人のてによって、一般の技術になってしまうことも非常に恐れていたことだと思います。
自分の身内には、非常に優しいモノを持っています。華僑といった慣習の中では、非常に結束の強いものがあります。
それから、中国政府の動きが良く分からなかったので、積極的な投資ができなかったといったことも背景にあります。
どんな企業も手探りな状況で、中国への進出を行っていた時代だと思います。

そこで、ユニクロが打った手は?これは自分が考えるところですので、違っていましたら、ごめんなさいです。
”量”の効果では無いかと思っています。これが、一番効くのかなと思います。
自分の思いとしては、ある程度の”量”がまとまらないと、中国からいい製品を手に入れることは困難であり、
これが、一番手っ取り早い方法では、ないかと思います。
極端に言えば、発注している工場を丸ごとお抱えにしてしまうくらいに発注できるくらいが良いかもしれません。
如何に、自分たちのエリアに彼らを取り込むかですし、彼らはそういった外資系の企業を探したのです。それは、販売拠点を持たない中国企業にしてみれば、自分達の作ったモノを安定して買い上げてくれる企業を探すわけで、それは中国企業には求めていないと思います。

ユニクロは、中国の昆山に中国での総本山があります。・・・びっくりするくらい大きいよ!
多分、今まで記載したことを行って、質のいいモノを作れる環境を整えたのではと想像します。
中国で生産し、質のいいモノを提供するといったビジネスモデルを作り上げたのは、ひょとしてらユニクロかもしれませんね!

量が金を生み、外資系が技術的な情報をくれて、それでなければ貪欲ないい中国企業は振り向いてくれませんよ。

余談ですが、現状の工場を拡張しま〜す。それも、今の敷地の何倍でもですよ。
こちらからは、「いい取引先が決まったのですか?」と聞くと、
いや、今から探しますので、いい仕事があったらください。だって・・・
日本の投資方法とは、根本的に違っているように思えて仕方ありません。

では!

2007/03/05 これでは日本のメーカーが潰れる 5
安物買いの銭失いにならないために!

日本では、工場使用するような機械は、発注してから何ヶ月も必要としますが、中国では、結構直ぐに入手することができます。よほど特殊で無い限り、市販製の有る機械であれば、こういったことが当てはまります。
それは、完全に売れるということを見込んで、作り溜めがされています。要するに、工場に必要な機械が町の小売屋さんへ行けば、店頭では工業用機械が野菜や果物のように並んで、「この機械、何台ちょうだい」って感じで販売されています。これらは、あくまでも中国製の機械であり、当然台湾や日本から輸入されているものは、そんな取り扱い方での販売されていません。日本でいうと高価な機械を作り溜めしておくなんて考え方は、ちょっと想像がつきませんが、急成長している中国なら直ぐに買い手が付くと考えての商売かも知れませんが、こんなことばかりやっているから、鉄などの資源が
極端に供給不足になってしまうわけです。
そんな状況で生産された工業機械が優れているものばかりかというと、やはり疑問は残ります。基本仕様書、即ちカタログでは、数値が並びたてられているのですが、実際は怪しいものも多数あります。
上記にも記載しましたが、台湾製や日本製の工業機械が必要になってくるかに結びつきます。要は、かなりのロバスト性を持った部品や形だけできていれば良い部品を作るには、それなりの中国製の機械で十分です。しかし、精密な工業製品を安定して製作するには、信頼性の高い工業機械が必要になってきます。日本の企業が要求するものが、どちらかは直ぐに察しがつくと思います。
中国で一流といわれている企業は、こういった工業機械を使い分けているか、安価な部品を提供することに徹するかの方向性を持っています。安いからといって、こういった企業にでくわしてしまうと、後々に大変なことになります.

原材料についても、同じことがいえます。安い材料は氾濫していますので、容易に購入することはできるようです。しかし、安全にかかわる部分は、各国の規格に準じたといいますか、登録されたメーカー、グレードしか使用することしかできません。安全にかかわる部分とは、特に感電にかかわる部分が主なので、電源の付近になります。そういった部分には、それなりに保障された材料を使用することがメーカーには不可欠になります。
そうしないと、認証制度を自らが破ることになり、市場で起きたことに対しての保障が取れなくなってしまうわけです。
こんなリスクは、メーカーとしては絶対に起こそうとするわけはなく、当然安心できる原材料を使用することになります。
これは、樹脂、アルミや鉄系においても同じことがいえるのですが、とにかく混ぜもの(リサイクル材)を禁止するようにするように流れます。
これは、品質管理への疑いもあるのですが、日本でも、ある程度の混ぜもの(リサイクル材)の使用は行っているはずです。
となりますと、日本で行っているより条件のいい原材料を使用していることになります。
廃材の処理は、日本より断然安いので、どこかで処分も可能かと考えますが・・・もったいないです!
でも、この規制を敷かないと、どんなことになるかは、簡単に想像できますよね! 要は、やりたい放題になってしまう恐れがあります。

又、鋼材についても、中国製、台湾製、日本製と使い分けているのが通常だと思います。
それぞれにいい面と、悪い面がありますよ。
当然中国材は安価ですが、ここ一番の安定性には欠けるる面があります。従って、安全とか機能的に重要な部品については、中国材を使用することは、ちょっとという感じになります。
原材料が信用できないと、その後に加工を追加した場合のバラツキが予想できません。
品質が安定したモノを得るためには、先ずはいい原材料といい加工機械の使用にに辿り着くと考えます。
となりますと、中国で作れば、1/20のコストでできることが不可能なことは、十分にご理解戴けたと思いますが・・・如何でしょうか?

こんな具合で、メーカーは常日頃から、いい部品を作ろうとして努力しているのです。
こんな状況であれば、中国でモノを作れば、単価が単純に安くなるわけが無いことが少々ご理解戴けたことと思います。

では、どうしたら安くていいものができるのか?

これは、次回にします。

2007/02/26 ちょっと一休みです!    

いつもの通勤で見かける姿なのですが、なかなか捉えることができませんでした。
本日、ちょっと早く起きてみて、ショットしてみました。
本来は、風景描写は好きではありませんが、毎朝みていてきれいな姿だったので、ショットして見ました。
塚本ちゃん、ここはどこか分かりますか?

      


2007/02/24 これでは日本のメーカーが潰れる 4

1/20のコストにはならないことの一つの理由が、ご理解いただけたと思います。
こんなケースもあるようですので、ちょっと紹介します。
とある中国企業ですが、当然日系企業との取引も多いと思います。
ある技術を習得さえるために、3〜4ヶ月程度の研修を受けさせるわけです。それくらいの期間をかけないと習得できない技術というのは多々ありますよね。その際に、本人と契約書を交わすそうなんです。これは、当然研修を受けさせてそのままバイバイでは、身も負担の無いので、それの予防をするわけです。その内容は「研修を受講後3年間は、退社することなく、勤めます。但し、この契約を破った場合は、○○○○元の違約金を支払います」といったような契約を交わすようです。
○○○○元って、どれくらいを想像しますか?小生が知っている範囲では、大体その本人の1〜2年分の収入のようです。このような契約を交わしていれば、絶対にやめることもなく、研修の成果をその企業で発揮できるはずです。
また、表面上には出てこないかもしれませんが、多分1年後くらいには、その研修を受けた中国人の給料は、それに見合った分だけアップするわけですけど・・・
これで、この企業は安泰かと言いますと、これが「ノー」なのです。
これくらいの違約金は、別の企業が引抜く費用として支払われるのがちょくちょくあるようです。その為、そこの企業は、予め余分に研修生を採用しているようです。
その費用を何処が支払うかですが、大半は”台湾企業”が多いようです。その、転身した中国人が、その台湾企業でその後も上手く雇われているかというと、それも疑問ですね!
当然、台湾企業に転身してきた中国人は、破格の人件費を支払っているのは、明白です。その台湾企業で、その中国人の持っている技術を伝承させたら、その中国人の存在は必要ですか?台湾企業に雇われている間に、その中国人がスキルアップしなければ、用なしになってしまうのは、一目瞭然です。かといって、多分その台湾企業は、その中国人には投資はそれほどしないでしょう。最初からその中国人に託す目的が別にあるのですから・・・
こんなことが日常茶飯事に行われているとは、断言しませんが、ちょくちょく耳にする話です。
その中国人が、また基の企業に戻ってくることもあったりしてです。

こういったように、世界的に通用するような中国企業になるためには、それなりの投資をしているわけで、
一概にワーカーの人件費だけで、もののコストが決まらないことが現実です。

又、それほど、新しい技術との導入には、貪ですし、
求められていることが何かを上層部では分かっているのです。
ただ、それが一般のワーカーにまで伝わっているかと言うと、それは疑問が残ります。
このことは、日本も中国も大差の無い部分かもしれませんが、でも、日本企業の方が、平均のレベルは高いと思います。

ただ、技術の伝承という意味では、費用も時間も掛かる必要があることは、中国企業が教てくれているような気がします。
日本も”2007年問題”とか世間では騒がれていますが、それらをきちんと伝承するためには、時間と費用が必要なことをどれくらいの人達が本当に理解しているのだろうか?やはり人についている部分は拭えませんし、となりますと持ち逃げになってしまうのでしょう。
日本企業では、伝承できなかった(伝承しなかった???)知識や経験は何処に流れるのでしょうか?

でも、タイトルの「これでは日本企業が潰れる」とは、どんどん賭け離れてていくような気がします。これは、自分だけかな?

次回は、設備とか原材料いついてです。

2007/02/17  これでは日本のメーカーが潰れる 3  

ちょっと一休み!
というのは、本日の試合で左手の古傷である小指を痛めてしまいました。痛めたというより、スパイクされたのか原因ですね。ということで、キーボードの”A”が全く上手く押すことができないので、苦労しています。
中国で生産しても、コストが1/20にならない理由は、たくさんありますが、
1、中国人と日本人とが1:1に割合で仕事ができない。
2、設備や原材料は、1/20には、ならない。
この間、本当に目の当たりにすることがありましたので、書いてみます。
とある中国のメーカーで不良が減らずに、何度となくその業者を訪問しての指導を行ってきましてが、一向に変らず!!!
こちらから検査項目を増やして、検査人数を増やしても一緒でした。
それは、検査することが仕事になってしまって、検査をして良品か不良品かを判断することが確実にできなかったのが原因でした。
検査って何?それを行えばいいのでしょう・・・といった風潮が強くて、それについては実直に行うの間違いは無いのですが、
それの判断をするといった行為に疑問が残るのです。
自分が、訪問した片田舎の工場では、そこの工場長からこんなことを聞いたことを今でも覚えています。
「ここの地に来て、モノを作り出したのだが、その時に”品質は・・・”と説明した時に、その単語がその地域にはなかった!」
これを聞いた時は、ちょっとしたカルチャーショックがありましたが、よーく考えて見ると、当たり前とも思えることでした。
これも、3年も前のことですので、今ではもっと浸透しているかとは思いますが、農業が主体で、工業製品に携わったことが無い人達の集まりなのですから、これ以上のことを期待すること自体が間違っているのかも知れません。

しかし、世界の工場と言われている”中国”ですので、欧米からや日本からも多くの企業が進出しています。そういった企業から、品質とは?生産性とは?改善とは?といったことを教えられているのです。この辺りが、技術の流出かもしれませんが、ある程度のことまでを教育しないと、こちらの要望どおりのモノを作ることができないのが実情です。
これは、技術の流出といいモノを得るためのトレードオフの関係になります。その上に脅威と感じるのは、中国人の実直さというか、貪欲さです。
ここまでは、一般の工員さんの賃金は、日本に比べて1/20と書いてきましたが、品質とか改善とかいったことを中後から見た外資系の企業から学んだ人達は引く手尼手の状況なので、当然賃金もそれなりのものになります。
教育して、工場内ではローカルのリーダ的な存在に仕立てたローカルは、それなりに賃金を上げて他の会社に移らないように足止めすることが不可欠になっています。そういったローカルの賃金というのは、日本で考えると法外なものになっています。
日本では、そういった方は、主任さんとか係長さんに当たるかと思いますが、彼らの賃金は一般の実務者の最大でも50%アップくらいでしょう。
これは業種によっても異なるかもしれませんので、一概には断定することはできませんが、もっと少ないところも多く存在すると思っています。

この考えは中国では全く通用しません。同じような知識を習得しているローカルなら、少なくても実務者クラスの2〜4倍が通常支払われる賃金になります。そうしないと、直ぐに他の企業に引抜かれてしまいます。

ここまで書いてくれば良く分かると思いますが、シルクロードの道は、西に行けばいくほど商魂がたくましく、騙し騙されて生きてきた習慣が根強く残っているように感じます。日本人より本当に強かな民族感を持っているのです。


やはり、指が痛いので、今日は、ちょっとここまで・・・

2007/02/16  これでは日本のメーカーが潰れる 2  

No.1 では、ちょっと段階の世代が社会の第一線から遠ざかる”2007年問題”についての考えを書いてみましたが、これは本当に痛切な問題ですよ!では、自分が段階の世代の人達ほどのノウハウを持っていませんが、その一部だけでも上手く伝授しているかというと、答えは”ノー”です。
そんな時間もないし、そんな仕組みもないしと、逃げてしまうことになりますね!実際に今のメーカーの体制では無理なことかもしれない!

をんなところで、本題のコストリデュースについてですが、これには以下の方法しか無いと考えます。
1、生産拠点を移し、人件費の安いところで生産する。
2、標準化を進めて、大量生産を行ってマスエフェクトを行う。
3、作りやすい形状のものにして、生産効率を上げる。
4、生産工程を改善して、生産効率を上げる。
5、安価な材料を使用して、安価な生産方法でものを作る。

まだ他にもいっぱい要素はあるかと思いますが、小生が強く思うのは以上のことが主な要因だと思っています。

では、1の生産拠点の変更は、皆さんも良く分かっているとと思います。中国での生産になります。
中国よりもっと西側には、安い人件費で生産することが可能ですが、それには中国で生産するより当然リスクが高くなります。
ベトナム、インドがこれに当たると考えますが、なかなか日本人が直ぐに行って生活するには大変なところのようです。
この部分は、小生も経験がないので、あくまでも聞き伝えになっしまいます。
こういった環境を乗り越えて、成功しているのは、”スズキ自動車”さんですよね、インドだったかな?と思いますが、普通乗用車のシェアはトップみたいです。これも、何年も前に見越して進出した結果だと思います。その当時に出向された方々は大変だったと思います。
反面中国の魅力は、”地の利”でしょう。海岸沿いの上海であれば、日本国内の出張と大差に無い時間でいくことが可能です。
それから、内陸部に向かっても、高速道路の発達で、結構快適なドライブで目的地に着くことが可能です。この物流の進化中国が生産拠点として栄えた原動力であると思います。他にも、港での積み出しの期間、通関から出向までを短縮するために、最新のシステムを導入したことも後ろ押ししているとこは間違いありません。名古屋港より数段早いみたいですよ。
それにつけえて、やはり人件費の安さはメーカーにとって桁違い条件であることは変りありません。
では、人件費がどれくらいのものかと考えて見えますでしょうか? 一般的には、日本の1/20とも言われていますが、これは雇う人によって千差万別というのが実情です。
これは、一般のワーカーにおいては、大体当てはまるかと思います。上海近郊以外の中国での一般のワーカーであれば、800元位からのスタートでしょう。人民元が高くなってきていますが、日本円に直せば、1万円少々といったところです。日本での給料から考えれば1/20程度になるでしょう。
また、地方からの労務工を雇えば、更に20%程度は安くて済みます。
こういった条件の中で本当に日本でものを作る1/20のコストでできるのでしょうか?
その答えは、”No”です。

では!今日はここまでで・・・

2007/02/14  これでは日本のメーカーが潰れる 1  

先回に続きで、自分の思いを書いて見たいと思います。

製品を作るって、完全に妥協の産物なんですよね。エンジニアが頭の中で構想したものが、理想の製品であり、それを図面化(今ではデータ化といった方が適切かもしれません)した時点で、妥協が始まっているのです。その次にプロトタイプを作って現物で確認をするのですが、、またまた、妥協の度合いが強くなっていくものです。それは、エンジニアが図面化する時には、現実にできるのか?、できないのか?といったことを考えるわけですが、それに輪をかけて制約条件であるコストが付け加えられるわけです。
もうこの時点で、どれくらいの妥協の産物になっているかは、容易に想像がつきますよね
これは、生産サイドのことを知っているエンジニアほど、妥協の度合いが高まりますし、逆に何も知らないエンジニアは、突拍子のないものを平気で描いています。仕方ありませんよね、とにかく何も知らないということはこういった世界では一番強いのかもしれません。それは、なぜかって?失敗した時の理由には最高ですよ!「だってそんなこと知らないから・・・」または「そんなこと教えて貰っていないから・・・」といった会話が多くなったように感じています。

ちょっと話は変りますが、巷で話題になっている、”2007年問題”ですが、本当にこれを上手く吸収しているところは少ないのではないかな?
この世代の人達(団塊の世代)は、社会に入っても教えられることは結構少なかったのではないかな?
「オレの背中を見て盗め!」といわれ続けた世代の人達ですよね。その人達が短い期間で、上手く今風の人達に伝授できるか?といったことを考えれば、答えは「ノー」しかありません。そういった人達のノウハウを吐き出してもらうためには、長ーい時間が必要になるわけで、そういった部分を割愛して、ドキュメントに書かれたのが、彼らのノウハウの全てと思ってしまって、次の世代に引き継ぐことは、危険極まりない現象だと考えます。

では!

2007/02/12 ぼやき改  

あのですね、最近のガス器具メーカーさんはどうなっているのですか?コストリデュースの流れかなも知れませんが、少々目に余ります。、一般の企業がお役所からお墨付きを貰って処理していたのを間違いだといわれたら、身も負担もありませんよ。
時代の移り変わりで、判断のよしあしは変ってくるのは、重々理解できることですが、それを規制できるのは、やはり”官”だと思います。
それを十分にやらずして、一メーカーに責任を負わすのはどうかと思ってしまう次第です。
経済産業省といい、ちょっと残念です!

2007/02/03  
本日は、節分と言うことで、縁起を担ぐ意味もあり(縁起を担がなくてはならない事情もあり)、また恵方とのことで、”甚目寺観音”へお参りに行ってきました。実家からも近いので、直ぐにお参りができると安易な考えで産廃に出向いたら、これまたびっくりの参拝者の数で、参拝まで小1時間を要してしまいました。とにかく縁起物ですので、ご紹介します。行かれた方もいらしゃると思いますが、ご意見ありましたら連絡ください。

    
  
「福は内」の掛け声です。

こんなに大勢の参拝者は見たことがありません。近くになればなるほど、
参拝社用の通路幅が絞られて押し競饅頭状態でした。


となりますと、夕食は決まりの”恵方巻き”です。これは主婦へのご褒美ですね。



あっさりとさっさと戴きました。

2007/01/03
初詣です。岩津天満宮と岡崎天満宮のはしごでした。両社とも学問の神様なのです。

岩津天満宮とは、
菅原道真公「天神様」は、学問の神様、正直の神様、書道の神様、そして、厄落しを祈願する神様としてのご神徳をお持ちです。
岩津の天神様は、芭蕉の葉に乗り天神山に降臨されました。
そのご由緒にある芭蕉の葉は火を防ぎ、さらに薬効もあることから、火防せ(火事を防ぐ)、雷除けの神様、そして一誉上人の癪の病がたちどころに癒えたように、病気(脱腸・神経痛・下の病)を治す神様として、岩津天神独特のご神徳をお持ちになります。
また、菅公が一誉上人の夢枕にお立ちになったように、天神様へのお祈りを熱心に捧げる人々の夢枕にお立ちになり、お告げを与えられるとの言い伝えから、夢を叶える神様としても知られております。


  

駐車場からの階段が結構きついのですが、これで、願いが叶えばです。
参拝するまでに小1時間は駐車するまでに要しました。こっちが本命かもしれません。

岡崎天満宮とは、
当神社は、建保5年(1217)に創建された神社で、徳川家康公の御生誕地である愛知県岡崎市の中心部に鎮座しています。
東海道「岡崎宿」の総鎮守として崇敬され、学業成就、交通安全、病気平癒、厄除開運の守り神として崇められています。
大東亜戦争時の岡崎空襲により、社殿・宝物類は悉く灰燼と化しましたが、敬神の念篤き皆様方の御奉賛により、復興を遂げ、現在に至っています。


場所が分かりにくいのが難点でしたが、当日はガラガラで、本当に恩恵があるのかなって感じでした。
しかし、参拝者には受験者風の高校生が目に留まりました。