「EP-4サウンドの特徴」については、既に何度か記した。それでは「EP-4最大の

特徴」は何であろう。それは「デヴュー前から大物だった」という

事のように思う。

 デビュー前から大物、、、少女隊のようだ。が、頷いてくださる方もおられると

信じる。

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<制服ー inner>


「制服ー」は、噂の大物がついにデヴューということで、過剰なまでの期待を背負わされる運命にあった。

そして、その「運命」は後のEP-4の「運命」をも変えてしまう。

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<上2枚 制服ー inner>


上2枚の写真と文、これから見て頂く「ネオ・ナチ党員インタビュウ」、これらがデビュー作に添付されていたら

「ああ、楽しいジャズバンドだな」とは誰も思えないだろう。「政治的でシリアスで重くて固いバンドだな」

としか想起できない。

 


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<右から左にお読みください>

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いつも引き合いに出して恐縮だが、Lightsideのヒーロー、YMOは極めて巧みに政治的思想を

マスクしていた。それらを「ユーモア」や「アイロニー(皮肉)」等、一回転させて表現して

いた。

翻って、佐藤 薫は一回転どころか全力でぶつかって行った。その方法論しか持ち得なかったのだろう。

そして僕は、薫の取ったその全力精製スキャンダルを愛して止まない。


追記ー上にあるように、関東大震災後の忌まわしいデマゴーグ、「朝鮮人大虐殺」にも「制服ー」は

   言及している。EP-4-YMO in the darkをもう一度、お時間があれば見て頂きたし。

   今は「点と点」だが、いつか必ずや「線」にしたい。


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