2001年10月 その2

いきなり写真で始まった今回の雑感。一体これは何???
恐らくご存知の方も多いことでしょう。かの有名な「Mozartkugeln」でございます。チェコに旅行に行った知人のお土産です。ちょっと嬉しくなったので載せちゃいました!団員の一人がもらったものなのですが、他の団員に「バイオリンもらったよ!」と言って見せたら、「えっ!」と一瞬本気にしたような表情でした。(←てなわけねーだろ!)
バイオリンの形の箱の中には、球形のチョコレートが入っていました。その全てにモーツアルトの顔が描いてあるのはちょっと不気味?知人はその団員が音楽好きだということを特に知っていたわけではないのですが、何故かこれを買ってきてくれました。あっという間にチョコは食べてしまい、今は箱だけ大切に飾ってあります。でも、これって当然のことながら「Made
in Austria」で、別にチェコスロバキアとは関係ないんですけどね。ヨーロッパの観光地では、オーストリアでなくても売っているらしいです。
バイオリンの話題になったところで、第二バイオリンについて少し書いてみようと思います。皆さんの団では、第一と第二のメンバーをどのように割り振っているのでしょうか?当団では、何となく事の成り行きで決まってしまったような感じなのですが、同じバイオリンでありながらそれぞれにとっても個性がありますよね。
弦楽四重奏では、やはり第一バイオリンは花形的な存在でしょうか。ハーター・ノートン著の「クアルテットの教科書」によれば、「第一バイオリンは伝統的にリーダーを務めることになっています」とあります。そして「近現代音楽ではパートの重要度の違いはないに等しいと言えます」と言っていながら、それでも「近現代の四重奏曲でも、第一バイオリンがリーダーシップを発揮するのは、おそらく、四重奏が非常に協同作業的な芸術でありながら、それでもその演奏を収束させる中心が必要だからでありましょう」と書いてあります。
「ふーん、なるほど!第一バイオリンってとっても大事なんだ」。実際、4人で練習していると、第一バイオリンがリーダーシップを上手く取ってくれると他も非常に合わせやすいと感じます。一方、「チェロは四重奏の構造の土台そして支柱の役割を果たします(同著より)」ということですが、確かにチェロがしっかりリズムを刻むと、やっぱり合わせやすいですよね。
それでは、残る2人のメンバーは?以上の2つのパートに挟まれた第二バイオリンとビオラ。一体、どんな風に思われているのでしょうか。「第二バイオリンは往々にして、4パートのなかで最もつまらないパートだと思われがちです(同著より)」←何〜!!!読者の皆さんで、第二バイオリンを弾いている方も多いことでしょうが、どう思われますか?当団の川上は、団員紹介のページに「
四重奏を音楽的に仕上げるにあたってはきわめて重要な役割を担っているパートだと思う」と書いています。
第二バイオリンのちょっとした動きやニュアンスで、曲の趣が変わってしまうってことありますよね。刻みや和音などの伴奏ばかりではありません。時には第一バイオリンに負けずに高らかと旋律を歌い、またある時は対旋律を奏でたりと「何でも屋さん」のような役回りです。第二バイオリンがリーダーシップをとるような部分も当然あります。そういう意味では、気配りの必要な最も難しいパートではないでしょうか。先述の教科書でも決して第二バイオリンをけなしているのではありません。「だからといって意欲的なバイオリン奏者がこのパートをばかにしてよいわけではありません」としっかりフォローした上で、その重要性や難しさなどを説いています。
同著によれば、「第二バイオリンの腕の生かしどころは、つねに感覚を研ぎ澄ましていること、求められる時には堂々と威厳を示すこと、必要な時はいつでもテーマとなる部分をはっきりと打ち出し、(略)、役目を終えたら全体の中へ再びスムーズに滑り込むこと」とあります。主張すべきところははっきりと、でもそうでない部分は決してでしゃばらないようにということなのでしょうが、第二バイオリンの役目を的確に表していると感じました。それにしても何て難しいパートなんだ!
そんな役目を与えられた第二バイオリンは、非常にやりがいのある楽しいパートだと思います。当団のメンバーは全員がバイオリン出身なので、これについては自ら経験してきました。大塚も新行内も小川も、オケでは第二バイオリンが長かったようですが、本当に楽しんで弾いていたと言います。断じてつまらないパートなんかじゃない第二バイオリン!これからもビオラとともに、頑張っていこう!全国の第二バイオリン担当の皆さんも、是非一緒に頑張って良い音楽を作っていきましょう!
注:この文章は第二バイオリンの川上が書いたものではありません。誰が書いたのはご想像にお任せします。


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