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地震観測の波形データをグラフ表示する「WAVEANA」が公開
南北、東西、上下方向の加速度、速度、変位をグラフ表示
(02/01/30)
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「WAVEANA」v1.0 |
防災科学技術研究所が公開する地震観測の波形データを読み込んでグラフ表示する「WAVEANA」v1.0が、16日に公開された。フリーソフトで、現在作者のホームページやベクターのソフトライブラリからダウンロードできる。編集部で試用したところ、Windows
98/2000/XPでの動作を確認した。
「WAVEANA」は、防災科学技術研究所が公開する地震観測の波形データを読み込んで、グラフを表示するソフト。表示するグラフの内容を加速度(Gal)、速度(kine)、変位(cm)の3つの中から選択すると、南北方向、東西方向、上下方向の3つの波形グラフを同時に表示する。グラフのタイムスケールは5秒から250秒の6段階に切り替えられるほか、振幅軸の値も自由にカスタマイズ可能だ。また、南北方向や東西方向などひとつの方向に限定して、加速度、速度、変位の3つのグラフを同時に表示させることもできる。表示されたグラフを、GIF形式の画像に保存することも可能。
グラフを表示させるには、防災科学技術研究所のWebサイトで公開されている強震観測網(K-NET)および基盤強震観測網(KiK-net)の地震観測波形データをあらかじめダウンロードしておく必要がある。ダウンロードした波形データを「WAVEANA」で読み込めばグラフが表示される仕組みだ。
【著作権者】T. KAMADA 氏
【対応OS】(編集部でWindows
98/2000/XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0(02/01/16)
□ちらし寿司
http://www5b.biglobe.ne.jp/~t-kamada/
□K-NET-KiK-net波形解析(Windows95-98-Me-学習&教育)(ダウンロード)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/edu/se225355.html
□防災科学技術研究所
http://www.bosai.go.jp/jindex.html
(新城 雅章)