姿なき殺人 英 1967年 96分 |
かなり変な映画ですよ、これ。 何がグロテスクと云って、残酷な殺人シーンよりもフリークスよりも、ジョーン・クロフォードが凄まじい。当時63歳(公称)のこのオバちゃまが、なんとハイレグ姿を披露するのである。しかも、マイケル・ガフを色じかけで虜にして、 |
早い話が、サーカスを舞台にした連続殺人事件の物語である。オバちゃまが座長のこのサーカスは、近年は客が入らずテケレッツのパア。ところが、公演中に殺人事件が起ったことから話題になり、客が押し寄せるようになる。 バカ云ってんじゃないよ!。 と誰もが怒るような納得の行かない人が犯人で、観客が激怒している間に落雷に遭って犯人は黒コゲ。間髪入れずにエンド・タイトルが入り、観客をおいてけ掘りのまま映画は終わる。記憶に残るのは老婆のハイレグ姿のみ。 ちなみに、胴体真っ二つのダイアナ・ドースは、かつては「英国のマリリン・モンロー」と云われたセクシー・ダイナマイツ!。この頃はまだなんとか見られるが(それでも、胴回りがちょっと心配)、3年後の『早春』の頃には凄まじいことになっております。それを考えると、63歳(公称)でハイレグ姿を披露できるクロフォードって偉大だったのかな?。 |
関連作品 |