スムルの七つの秘密 西独=スペイン 1969年 82分 |
購入したけど観ていないビデオやDVDが結構あって、何故に観ないのかというと、観る気がしないからである。ならば、何故に購入したのか?、とのお叱りを受けそうだが、まあ、私は基本的に「変なものコレクター」ですからね。「変なもの」が眼に入ると、とりあえず押さえておくんですわ、はい。(註1) このビデオもそんな経緯でとりあえず押さえておいた1本。『ゴールドフィンガー』の冒頭で裸体に金粉塗られて絶命したシャーリー・イートン主演ということで「へなちょこ007」を期待して押さえておいたものだ。 |
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内容は、世界征服を企むスムルという名の女人がいて、その野望を敏腕スパイが阻止するという、どこにでもあるような話である。原作のサックス・ローマーは「フーマンチュー」の人なので、要するに、あれの女人版だと思えばよろしい。 最後に、フランコ御大は超低予算の中で、なかなかイイ仕事をしております。女人のシュールな撮らえ方が絶妙で、特に拷問シーン(写真上)や、スムル部隊の「男イカせ方講座」の場面(写真下)には、後の片鱗が窺えます。 註1 「コレクター」というよりも「ネタとして押さえておく」という感覚の方が近い。みうらじゅん氏が聞きもしない変なレコードを集めているのと同じである。 |
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