定番問題マスター381 第3部土地建物の権利関係  
Part11債権のその他の事項

11-21土地の工作物等の占有者及び所有者の責任   
11-22共同不法行為                      
11-23その他の不法行為に関する規定・判例

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問 1  工作物設置保存の瑕疵による損害の所有者責任は、責任だ。
11-21土地の工作物等の占有者及び所有者の責任    717     
 土地の工作物の設置又は保存に瑕疵(=欠陥)があり、他人に損害が生じた
⇒①その工作物の占有者が、被害者に対して損害賠償をする責任がある。
ただし、占有者が損害発生を防止するため必要な注意をしていたとき()は、占有者は責任を負わない。
⇒②占有者が責任を負わない場合は、その損害は、過失がなくとも、が賠償しなければならない。
たとえば 借家の塀が倒れて通行人にケガをさせた場合、①まず、占有者である借家人が賠償責任を負うが、②借家人が必要な注意をしていた(無過失)ときは、借家人は責任を負わず、所有者である大家さんが責任を負う。この場合の大家さんの責任は、過失がなくても負わされる責任だ。

チェック
□所有者の責任
 Aが所有建物をBに賃貸し、Bが建物を占有していたところ、この建物の建築の際における請負人の過失により生じた瑕疵により、その外壁の一部が剥離して落下し、通行人Cが重傷を負った場合、Aは,損害の発生を防止するため必要な注意をしていたときでも、瑕疵ある土地の工作物のとして、Cに対して不法行為責任を負うことがある。⑧⑰
問 2 11-22共同不法行為                      719
1数人が共同の不法行為によって他人に損害を加えたときは、各自してその損害賠償をする責任がある。
2損害賠償をした不法行為者の1人は、他の不法行為者に対し、その割合に応じた求償ができる(判例)。
1のこころ 被害者を保護するためには、連帯債務としたほうがよい。
ただし この場合も、本来の連帯債務ではない不真正連帯債務なので、債務者一人に生じた事由は」、弁済以外は他に効力が及11-20なお 参照

チェック
□責任の性質
 ABが共同不法行為によりCに損害賠償債務を負担した場合、Aの過失がBより軽いときでも、Cは、Aに対して損害全額について賠償を請求できる。⑫⑭
問 3 11-23その他の不法行為に関する規定・判例            
1損害賠償請求権の消滅時効期間 不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又は法定代理人が損害及び加害者を知った時から年間行使しないときは、時効によって消滅する。不法行為のときから年を経過したときも同様(724)。
2損害賠償債務の遅滞時期 不法行為による損害賠償債務は、そののときから履行遅滞となる(判例)。
3被害者即死の場合 被害者が即死の場合も、被害者に損害買収請求権が生じ、その請求権は、により相続人へ承継される(判例)。
2のこころ 被害者保護のため、不法行為があればその損害賠償債務は直ちに履行遅滞になったものとして、賠償(利息)を請求できるようにした。

チェック
1□損害賠償請求権の消滅時効期間
 損害賠償請求権の消滅時効の期間は、損害発生のときから10年である。⑳
2□損害賠償債務の遅滞時期 不法行為に基づく損害賠償債務は、期限の定めのない債務だから、,被害者が催告をした時から遅滞に陥る。④
3□被害者即死の場合 甲建物の壁が剥離(はくり)して通行人Ⅹが即死した場合、X本人に損害賠償請求権が生じ、その請求権は、相続によりXの相続人へ承継される。⑬⑳
問 4  不法行為に関する次の記述のうち、誤まっているものは、どれか。
1数人が共同の不法行為によって他人に損害を加えたときは、各自連帯してその損害賠償をする責任がある。ただし この場合は不真正連帯債務なので、債務者一人に生じた事由は、他に効力が及ばない。

2不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又は法定代理人が損害及び加害者を知ったときから5年の間に行わないと、時効によって消滅する。不法行為のときから10年を経過したときも同じである。

3 借家の壁が一部崩壊し、通行人にケガを負わせた場合、その家屋の占有者である借家人に過失がある場合には借家人が責任を負う。

4 借家の壁が一部崩壊し、通行人にケガを負わせた場合、その家屋の占有者である借家人に過失がなく借家人が責任を負わない場合には、所有者である賃貸人が、過失の有無を問わず責任を負う。


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問3
チェック1×損害及び加害者を知ったときから3年又は不法行為の時から20年である。
2×不法行為に基づく損害賠償債務は,被害者が催告をするまでもなく,その損害の発生のときから遅滞に陥る。
問4
1〇記述のとおりである。
2×損害及び加害者を知ったときから3年の間に行わないと、時効によって消滅する。不法行為のときから20年を経過したときも同じである。
3○占有者に過失があれば、占有者が責任を負う。
4〇占有者が責任を負わないときは、所有者が過失がなくても責任を負う。
結果:
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