お母さんのためのIT入門講座
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−楽しくメールしましょ(1)−

もうみんなやってるよね.あえてメールについては書かなくていいのかな,なんて思ったりもする.だけど,たまに,ちょっとまずいんじゃないの? って思うメール,もらったりするから,気がついたことだけ,ちょこちょこと書くね.
ただし,私のメーラー(メールソフト)は Microsoft Outlook Express 5.5 だから,それに沿ったことしか書けないので,そこのところはお許しを.

やっぱりまずはマナーから

[宛先]に入れるのは原則1人
 一度に複数の人に同じメールを送り(「同報」なんていう)たいときあるよね.そこで,この[宛先]の覧に,その送る分のアドレスを列記する.まぁ,これが普通のやり方だよね.
 えっ,知らなかった? じゃあ,ちょっと...OE のツールバー[新しいメール]だと[宛先]も空欄で出る.だけど画面左側の[連絡先](なかったら,ツールバー[表示]−[レイアウト]−[全般]の連絡先にチェック入れて[OK])にある名前のダブルクリックで[メッセージの作成]に移ると,宛先が自動的に入るよね.みんなこの方法使ってないかな? で,そこで[ツール]−[受信者の選択]で,アドレス帳が表示されるから,左側で[名前]をクリックして[宛先]ボタンをクリック.送り先,追加できたでしょ.ついでに[名前]の選び方.クリックすると1人選べるよね.で,その次.キーボードの[Ctrl](コントロール)キーを押しながら,次の人をクリックすると,2人選べちゃう(繰り返し可).もう1つ.[Shift](シフト)キー.これは,範囲設定で「ここから」って意味があって,1人めクリックしたあとに[Shift]キーを押しながら,次の人をクリック.その間の名前,全部選択できたよね...これ「マイドキュメント」とかでのファイルのコピーや削除でも同じやり方だから,覚えておくと便利なテクだよ.
 本題に戻る.この[宛先]に複数人いれちゃう方法.それが許されるのは,その宛先に入れられた相手が,お互いアドレスが分かっても大丈夫って時に限る.出す方にとってはみんな知ってる人でも,相手はお互い知らないことだってある.そんな時は,面倒でも人数分,別々に出そうね.内容はコピー(方法は前回「掲示板デビュー(2)」で書いたよね)しちゃえばいいから,そんなに手間かからないよね.

[宛先]の名前に「様」「さん」をつけよう
 私からのメールには,「様」「さん」「ちゃん」なんて敬称つけてるよね.あれ,どうやってつけるの? なんて質問もいただく.方法は簡単.さっきと同じように,画面左側に表示される名前
.今度は右クリック.[プロパティ]−[名前]タブ.[名]のところに,名前の後に「様」って入れてみて.ほら,「○○様」って表示されたでしょ.

[CC]ってなに?
 カーボンコピー.ほら,昔,ブルーの複写紙あったでしょ.領収書とかで複写作るやつ.あれの意味.「同じ内容の文書を宛先以外だけど送りますよ,参考程度に見ておいてね」なんてこと.ここに書いたアドレスも,みんなに分かっちゃうから要注意だよ.使い方は宛先と同じだからね.

[BCC]はなんなのよ?
 これはブラインドカーボンコピー.ブラインド,目隠し..つまり,ここに書いたアドレスは受信者([宛先]の人)には見られないってこと.CCと一緒で参考にってことだけど,そうしたことを受信者はわからないってこと.使い道は...(^.^) オホホ

「HTML形式」は極力避ける?
 HTMLってなに? ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ(HyperText Markup Language).なんのこっちゃ?だよね.Webページ,つまりホームページを書くための言葉のことで,HTML形式のメールって,この言葉で書かれたメールってこと.OE の[ツール]−[オプション]−[送信]タブ,[メール送信の形式]で[テキスト形式]にチェックして[OK].普通はこっちで使ってください.もともとHTML形式になっているのに,なんでって? OE はいいんです.でも中には,この形式が扱えないメーラーがある(ロータス・ノーツ,cc:メール,AOL等) .みんなに読んでもらうためには,まだ「テキスト形式」(「リッチテキスト」ともいう)が無難だね.おまけに飾りがない分,サイズも小さくなるし,ウィルス感染の危険度も低くなるんだって.
 まぁ,とはいえ,せっかくある(しかも OE は,初めの状態ではそのように設定されている)ものを,使わない手もないよね.これのおかげで,文字に色をつけて部分的に目立たせたり,背景をつけたり,BGMまで流せちゃう.そんな楽しいメールが送れちゃうわけ.やり方はまた書くけど,そういうことを楽しむ上でも,いま言った事はちゃんと知っておくと,相手に迷惑かけずに済むよね.

書き方いろは
 メールの返信をする時,元のメールを引用することあるよね.この時の引用文は必要最小限にしようね.たまに自分が送ったもの,全部くっつけて送ってくる人いるんだけど,ちょっとムッとくる.通信時間も余分にかかるしね.
 あと,文章をダラダラ続けて,画面一杯になっちゃってるものや,逆に一行おきに改行入れて,間抜けた感じのもの,これもたまに見かける.一行30〜35文字くらいにして,各行の最後で改行(リターンキーを押す)したり,文章の区切りに応じて一行空ける.そんなふうにすると,見やすい文章になるよ.

見られてますよ,あなたの横顔

受信したメールからあなたのこんな情報が
 受信したメールを右クリック.[プロパティ]−[詳細]タプ.[このメッセージのインターネットヘッダー]なんて,わけのわからないものが出てきたよね.ほら,ここにあなたの情報が...
 おぉ恐い.送・受信者のアドレスと,経由してきたサーバ(メールなどの情報を記憶するところ)の情報(IPアドレスっていって,相手やあなたが接続してるアクセスポイントのアドレス等).それに相手の使ってるメーラーまで.メールの内容以外にこんなものまで伝わってるよってことだけ,覚えておいてね
 ちょっと余談になるけど,上の「HTML形式」の話.相手からのメールのヘッダー見てみて,例えば,[X-Mailer: Microsoft Outlook Express 5.50.4133.2400]なんて書いてあったりすると,これは OE だなってこと.わざわざ聞かなくても,HTML形式OKよって安心できるね.

セキュリティには気をつけて
 メールは相手に届くまでに,ネットワーク上のいくつものコンピュータを経由していくんだ.つまり経由地で見ることもできちゃうかもよ...てなわけで,クレジットカードの番号とかパスワードなんかは,絶対に書かないこと.封書とか電話とかとは違うものだから,錯覚しないでね.

自分宛のメールを見せなくする方法
 いくら家族といえども,自分宛にきたメールは見られたくない.そんな時どうする? メールはハガキ感覚だよね.つまり,メーラー開けば見えちゃうってこと.そこで,それを封書にしちゃおう,いや,届いてるものも見せないよって方法.ここで伝授しちゃうぞ.
 それにはOEの機能を使います.[ファイル]−[ユーザー]−[ユーザーの追加]であなたが使うユーザー名(メールとは関係なくて,OEを開くときに区別するあなたの名前)を入力.この時[パスワードを要求する]にチェックすると,パスワードを聞いてくる.ここで[新しいパスワード]を入れ,[パスワードの確認入力]にもう一度同じものを入力.たったこれだけ.これで,もうOEを開くとき,パスワードを入れないと,あなたのメールは見ることができない.
 ただし1つ注意.今回,新しくユーザーを作ったわけ.新しいユーザーには,新しいアドレス帳が作られる.いままで,前のユーザー(パスワード設定してない方)で作ってたアドレス帳は,新しいユーザーでは使えないからね.もし移したい時は,一度[共有の連絡先]に入れて,それを新しい連絡先に移せばOK.どうすればいいかって? [ツール]−[アドレス帳]で[共有の連絡先]とあなたの新しい[○○の連絡先]のフォルダが出るでしょ.[共有の連絡先]を開いて名前を選択し,[○○の連絡先]にドラッグ&ドロップ.
 さぁこれで,心置きなくメール楽しめるね.

 今週は,我が家のネット環境増強をはかっておりましたゆえ,アップがちょっと遅くなりました.待っててくれた方,すみませ〜ん m(__)m ペコペコ.
 次回はいよいよ「顔文字」いくよ.標準以外の裏ワザも載せちゃおうかな...ご期待あれ.


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