初だったの? 1
Nipponham Fighters
V.S
 Orix BlueWave
2002.8.5 Mon.
パ・リーグ公式戦
Fs-BW 16回戦[東京ドーム] 観衆:10,000人
6-2
TN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
BW
0
0
1
0
0
1
0
0
0
2
Fs
3
0
0
0
2
0
1
0
X
6

W金村7勝2敗 L小倉2勝2敗 HRクローマー15(2)


-STARTING MEMBER-


Fs
 
BW
1
金 子
2
古 城
大 島
3
小笠原
五 島
4
クローマー
シェルドン
5
田中幸
副 島
6
井 出
相 川
7
藤 島
塩 崎
8
野 口
日 高
9
中 村
玉 木
P
金 村
小 倉

5月から新しい職場に移った。異動ではなく会社を変えたのだ。
私が前の会社でやっていたことは、今の会社ではあまり慣れていない部分で、
この日はその分野の強化用に「秋葉原で追加したいソフトを買って来い」ということになった。
8月の上旬はわりとヒマなのが印刷・デザイン業界の流れで、
夕方前に私は仕事が終了してしまったので、買い物→直帰で可…ということになった。

夕方秋葉原へ行って直帰? ドームでFsの試合があるのに直帰はできない(笑み)
買い物を済ませて秋葉原から水道橋へ総武線で移動。
しかし、野球観戦にはこの紙袋は邪魔だなぁ…。
中身は箱入りのソフトを3本と、CDケースそのものの安いフォントCD-ROMが1枚。
パソコンのソフトって、異様にムダなパッケージングをする。
箱入りのうちの1本は、オマケらしきCD-ROMが箱の表面に追加で貼り付けてあった。
あとで空けてみたら、箱の中はほとんどがらんどうで、薄いマニュアル1枚とインストール用のフロッピーが1枚あるだけだった。
しかも、フロッピーの中のソフトはバージョンが古く、実際インストールすべきものは貼り付けのCD-ROMに入っていた。
バカな形で売ってんなぁ。そしてもっと箱を薄くしろってんだ。

この邪魔な荷物と余った金(9万くらい)をスタンドに持ち込むのはイヤなので、青いビルのコインロッカーに預けることにした。
ボクシングの試合があるらしく、ごっつい兄ちゃんたちがエレベーターを待ってる中をかきわけてロッカーへ。
青いビルのロッカーがあるところは、後楽園球場時代は選手と遭遇できるスポットだった。
ロッカーの前にあるドアの先は駐車場で、選手はみんなそこに停めて、車を降りると青いビルの中に入ってくるのだ。
当時はおっかけのネエちゃんたちが集まっていた。

ロッカーを使おうとしたら、300円分の100円玉がない。両替機もないので、ビルの入口にあるグッズショップに入る。
野球以外にも後楽園ホールで行われる格闘技系のグッズなんかも売ってる店だ。
千円札でBBMカードを1パック買って小銭をつくる。紙袋にこっそり9万円の入った封筒もカバンから移して、収納完了。

この時点で17時半は過ぎてたかな? まだまだ試合開始まで時間があるので、ふたたびグッズショップへ行く。
こんどは東京ドームの中にあるTO:DOだ。
実は、隼人が「自分で買って練習で被ってたらコーチに怒られた」というキャップ(帽子)を探しに行ったのだ。
それは「不知火キャップ」。ドカベン・プロ野球編でFs入りした不知火投手の被っている、ひさしの欠けたやつをモチーフにしているという。
写真すら見たことがなかったので、買うかどうかも決めていなかったが、とりあえず見てみようと思った。
ところが、Fsグッズのところを探してもそれらしきモノはない。
店員に聞いてみると「そういうものはこちら(ドーム内)では扱っておりませんが…」というつれない返事。
いったい隼人はどこで買ったんだろうか。それにしてもこの店員、あんまり詳しくないっぽいなぁ。

しかし、いいモノをみつけた。やはりキャップなんだけど、紺のFsキャップ。
おでこにはマークは一切なし、ひさしにFIGHTERSのゴシックの文字、後頭部のアジャスターの脇に控えめにFsロゴがシルバーで入っている。
そしてお気に入りはひさしの厚みの部分がオレンジになっていること。これは街でも被れるスタイリッシュなモノだ。迷わず購入。
 

さて、やっとこさドーム内へ(笑み)
マンデー・パ・リーグの企画で、6球団のマスコットの描かれた丸いマウスパッドを配っていた。
しかし、先着2,000名様って言ってたのになぁ。もう18時になろうとしてるのに…。
イチローが去ってから、東京ドームのオリックス戦のレフトスタンドの入りは惨憺たるものがある。
イチローがブレイクする以前と比べてもはるかに少ない。
Fsのライトスタンドもあまり活況とは言えないが、それとも比べものにならない。

ファンクラブカウンターへピンバッジをもらいに行く。
ファンクラブのスタッフがダサかっこいいユニフォームを着ているじゃないの。
グレー地にオレンジのFIGHTERSの胸文字(本来のものとはまったく書体が違う)、巨人のようにオレンジのパイピングも入っている。
色の組み合わせはそういいとは言えないが、オルタネイトユニフォームを提案している私としては、そのエクストラデザインが妙に気に入った。
バッジをくれた女の人2人に「その上着売ってないの?」と聞くと、「これはスタッフ用のもので非売品なんですよ」と言われた。
「いいなぁ、ほしいなぁ」というと「どの辺がいいんですか?」と聞かれた。
ほんとは「ダサかっこいいから」と言いたいところだったが、「…なんか、実在しない形だから…」と答えた。
返ってきたのは「はぁ、なるほどぉ…」みたいな言葉だったが、ふたりともうなずいていたんで、なんとなくわかってもらえたのかな?(笑み)
あとで聞いた話、デサントが背中に背番号のようにロゴを入れて広告にする代わりに、Fs球団に無償で提供したモノだったそうだ。

ついでに、カウンターの反対側にあるグッズショップへ行って「不知火キャップ」があるか聞いてみたら、意外な事が判明した。
TO:DOの店員と違い、そこの人は丁寧に教えてくれた。で、わかったのは、その商品はオリックス球団が作っているものだということだった。
その時点で「あ、キングナイスに行けばあるんだ…」とわかったが、
店員は私がキングナイスを知らないと思っていたようで、店の場所まで事細かに教えてくれた。
キングナイスはオリックス球団のグッズを扱っているショップで、当然GS神戸にもある。
それがなぜが東京ドームの敷地内にもあって、ベースボールカフェのならびに店がある。
試合後に行ってみるか。
 

席に落ち着く。
スタメンは2番に古城が登場。木元と入れ替わりに昇格即スタメンとなった。木元は今季初降格、試練だ。
オバンドーもスタメン落ち。何があったのか?
オリックスにもオバと同じパナマ人のセギノールの名前がない。試合前フツーに練習してたので、単に外されただけなんだろう。

セ・リーグのファンが見たら「これは公開練習?」というようなスタンドの入りの中、試合開始。
1回表はがいきなりヒットで出塁。
これまで2本塁打ながら、ヒットは量産しまくっていて、オガと厘差の首位打者争いを演じている最中だ。
大島のバントで送ったが、五島シェルドンは簡単に連続三振に斬る。先発の金村は落ち着いている。

向こうは小倉が先発。エース格の実力を持っているが、故障で出遅れている。
そういえば去年は防御率のタイトルを獲るって開幕前に予想したっけ。制球がすばらしい投手。
Fsは割とヒネられてたイメージがあったんだが、この日は違った。
1回裏・金子がレフト前で出て、古城がきっちりバント。表と同じ展開に。
3番・オガは鋭い当たりで右中間を破るタイムリーツーベース! まず先制、1-0
クローマー凡退のあと、ユキオはセカンドとライトの間へ打ち上げた。これを大島が追いつきながら落球。タイムリーエラーで2点目が入る。
井出がヒットでつなげたあと、ジャイも同じくレフト前ヒットでこれがタイムリー、初回で3点先取の気持ちいい立ち上がりだ。

金村小倉も、立ち上がりに打ち込まれることが多い。それでいて後をキレイに抑えて悔しい思いをするのだ。
今年本格的に一軍戦力になった正田にも同じことが言える。
この日の小倉はらしくなく、高めに抜けるストレートが多い。

3回表・ふたたびがヒットで出塁、こんどは二死なので大島はヒッティング。これが左中間を抜くタイムリーツーベースで3-1とされる。
その裏・こちらも二死からユキオがヒットでバッターは井出
1回のヒットを再現したいところだったが、追い込まれたあとの高めに抜けたストレートを当てられずに空振り三振。
オーロラビジョンのリプレイで見ると、球の下を空振りしていた。抜ける球を活かす、悪ければ悪いなりのリードってことかな?

5回裏・オガがライト線へツーベースで出ると、クローマーが見事なライトへの2ラン! 打った瞬間の素晴らしい当たりだった。
日本の攻め方に慣れてきて、読みもできるようになってきた。
この打席も、明らかにストレートを捨てて落ちる球を狙ったバッティングでホームランが生まれた。5-1
さらにユキオが左中間ツーベースで続くが、井出が前の打席のVTRのごとく、またもや高めのストレートの下を振って三振。
ジャイはもんのすごいスイングと快音の当たりを左中間に飛ばすが、これはスタンドに届かず。ビジュアルは凄かったんだけど(笑み)

4点リードをもらって気がゆるむのが怖い金村。よくこういうときに一発を喰らって苦しくなることがある。
先頭のの打球はなんと金村の右脚へドカン! 強襲安打で金村は一度ベンチに下がった。は猛打賞。
前日の近鉄戦では金子がスイングをした際に肩を痛め、長い治療時間を経て戻ってきたが、この日も同じような展開に。
なんとか金村は戻ってきて投球を再開。大島は討ち取ったが、五島に左中間ツーベースを浴びて無念の失点。5-2とされる。
しかし、シェルドン副島を内野ゴロに斬って、金村も踏ん張った。

7回裏・二死からクローマーのライト前の後ユキオが続けてライト前ヒットでタイムリー。6-2
またまたまたランナーを置いて井出。第2・3打席を同じように三振で終えた三度目の正直。
井出らしからぬ引っ張った当たりはレフト線へ飛んでツーベース! 長らく投げさせられてた感のある小倉はついにKO。
徳元に対してジャイはライトフライでチェンジ。

8回表・金村はお役ご免で建山登場。このところセットアッパーとしてショートリリーフに専念している。
玉木大島と簡単に三者凡退。それにしても石毛監督も欲がないというか、何にもしない。
右の玉木は2打席ヒットなし。セギノールも含めた代打陣がいるにもかかわらず、まったく代えようとしない。

8回裏・二死で小笠原に対して、徳元に代えて山本登場。
…やまもと? まったく知らない。誰なんだ? どうやら大卒のルーキー左腕らしい。
オガに真っ向勝負で空振りの三振を奪う。これが山本のプロ初登板だった。知らないわけだ。

9回表・浅野コーチ登場。投手交代だ。この展開で9回1イニングを任せるなら、アイツしかいない。
出ました! 14番!(笑み) セーブがつかない場面で滅法強い井場の登場。
私のこの試合の前の生観戦は7月9日。この日も同じ状況で登板しローズノリ川口を三者三振に斬っている。
五島シェルドンを連続三振に斬って、ふつうなら三者連続三振を期待するところだが、私は別の結果を予言した。「初球打ち」だ。
バッターは副島ヤクルト時代、代打で初球を叩いたのを何度見たか。
去年まで、巨人斉藤宜之と実力、起用法、代打で初球打ち、顔などいろんな部分でキャラが似ていた副島
その斉藤清原の代役として出番を得ているが、副島オリックスへの移籍で同じく出番を手に入れた。
個人的には、埋もれていた選手だけに斉藤とともに頑張ってほしいところではある。
私の予言は当たった。初球打ちのアグレッシブさは変わらず、案の定初球をひっかけた。ショートフライでゲームセット。
井場は安定した投球。早く、競った場面でも同じ結果が出るようになってほしいところだ。

結局、オリックスの野手の交代は0。セギノールも出番なくベンチの端でさみしそうにしていたのが印象的だった。
レフトスタンドの応援団もトランペットが一人しかおらず、しかも腕が悪く、ヘロヘロで2コーラス吹くのがやっと。
正直、あんな客の数で、あんなへっぽこなトランペットを流されたら、士気も落ちるってもんだ。
セにいた副島もこんな入りの東京ドームはキモチ悪かっただろうなぁ。
 

さて、試合終了後には件の「キングナイス」に向かった。
以前は各選手のグッズをそれぞれ別個にプロデュースして、キャップやTシャツなどいろいろ売っていたが、
そういうのが大分減って、なんだか地味になっちゃったなぁ。
イチロー田口木田といったところのグッズを多く作ってたんだけど、みんないなくなっちゃったし。
メジャー版イチロー田口グッズはしっかり置いてあった(笑み)

で、なんで不知火のキャップが置いてあるかというと、マンガの中でオリックス入りした殿馬グッズを量産した延長らしい。
「秘打! 白鳥の湖!」ほか、殿馬の名ゼリフが胸に書かれたTシャツとかキャップとかがいろいろ置いてあった。
ほんと、殿馬グッズショップになりつつある。
勢いで作った他球団ドカベン選手のグッズはちょろちょろあって、その中にあったあった! 不知火キャップ!
Fsのマークは入ってなくて、背番号の01のうしろに青い炎が燃えさかるマーク。
ひさしが割れてるのと割れてないのがあったが、買うならやっぱり割れてる方だ(見た時点ですでに買うのが決まっていた・笑み)。
ついでに「Be Tough, Stay Tough,  Win Tough」のスローガンの入った不知火マグカップも購入。
キングナイスで買い物をするなんて思ってもみなかった。

店を出たところに、赤い炎版の不知火キャップが売り物として並んでいた。
なんだ、赤があるんじゃん。どうせならFsカラーの赤い炎を買ったのに…。ま、買っちゃったからいいや。青で。

【●●●今季観戦通算 4勝4敗 勝率.500●●●】



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