岩手県岩手町にある菓子司「丸中」が製造する落雁(らくがん)菓子の岩手町銘菓「東雲(しののめ)」

2015(平成27)年5月22日

 

 今回は,岩手県岩手町にある菓子司「丸中」が製造する,落雁(らくがん)菓子の岩手町銘菓「東雲(しののめ)」をご紹介します。

 「東雲」は,厳選した上白糖,米粉,くるみ,ジャガイモデンプン,小麦粉,黒ごま
等を練り上げて型にいれて仕上げた手作りの落雁菓子です。

 「東雲」は明け方の意味で,「くるみ」はさわやかな明け方の空に浮かぶ雲を,「黒ごま」はねぐらを立って飛(と)び交(か)う小鳥の群姿を表現しており,平和な日常のよきふるさとの想い出をお菓子に託しているとのことです。

 「東雲」は,「くるみ」と「黒ごま」の香ばしさと風味,ほんのりした甘さの米粉が郷愁をそそり懐かしさを感じさせる素朴で美味しい落雁菓子です。

 「東雲」は,当初は現在より固かったそうですが,時代の嗜好(しこう)の変化に対応して当初より柔らかに仕上げてあるそうです。

  「東雲」は,落雁菓子にしては比較的柔らかでモチモチした食感の,くるみと黒ごまの香ばしさが楽しめる美味しい銘菓です。

 「東雲」は,12個入り1箱1296円です。

 購入した場所は,岩手県盛岡市内丸の「かわとく壱番館」(電話番号019-625-2288)です。

 製造者は,菓子司「丸中」(電話番号0195-62-2427)です。

 なお,岩手県のお菓子に関しては,2015(平成27)年5月20日岩手県平泉町の菓匠「松栄堂」の,梅餡を求肥餅(ぎゅうひもち)で包み,更に青紫蘇(あおじそ)で巻いた銘菓「田むらの梅」(しそ巻)でご紹介しています。

  また,落雁(らくがん)菓子に関しては,2015(平成27)年3月18日新潟県長岡市の「米百俵本舗」の,幕末の長岡藩の英傑河井継之助の親戚である大参事小林虎三郎がなした「米百俵」の故事に因(ちな)んだ,新潟県産の糯米(もちごめ)で作った寒梅粉(みじん粉)と和三盆糖の落雁(らくがん)菓子「米百俵」でご紹介しています。

  更に,落雁(らくがん)菓子に類似した「諸越(もろこし)」菓子に関しては,2014(平成26)年10月19日山形市山寺(やまでら)にある「商正堂」の手造りの味・名物「山寺もろこし」でご紹介しています。


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