愛媛県松山市の松山空港2階の「かどや」で食べた、愛媛県宇和島伝統の鯛の刺身をだし汁で食べる「鯛(たい)めし」
愛媛県宇和島の「鯛(たい)めし」は、昔伊予水軍が舟の上で酒盛りをした時、酒を飲んでいたお椀にメシを盛り、醤油につけた生の鯛の身をのせてそのまま食べたのが始まりといわれているようです。
新鮮な鯛の風味が活きた日本でも宇和島だけに伝わる独特な食べ方だそうです。
通常の「鯛めし」は、鯛をご飯に炊き込んでいますので、鯛の刺身を使用した「鯛めし」とは違います。
宇和島の「鯛めし」の食べ方は、生卵の入っただし汁を箸でかき混ぜ、そのだし汁の中に鯛の刺身と海藻、紫蘇の葉を入れ軽く混ぜ、あたたかいご飯を盛ったお茶碗のご飯の上に鯛の刺身、海藻などをのせ、だし汁を好みの量かけていただくやり方です。
「だし汁」は、醤油、ミリン、生卵、ごまなどで作られています。
生卵が入っているのが特徴的で、鯛の刺身に生卵がからんで鯛の刺身の風味が増します。新鮮な鯛の刺身が生卵が入っただし汁をまとって煌(きら)めいていました。
宇和島の「鯛めし」は、文句なく極めて美味しいです。
愛媛県宇和島地方が面する豊後水道(ぶんごすいどう)は、向こう側の大分県の「関さば」や「関あじ」に代表されるように、潮流が早く、また海のミネラル分を豊富に蓄えているため、身が引き締まって脂ののった鯛など日本屈指の美味しい魚の宝庫なのだそうです。
「かどや」の「鯛めし」は、1500円です。
「かどや松山空港店」の電話番号は、089-965-4600です。
「かどや宇和島駅前本店」の電話番号は、0895-22-1543です。
なお、「鯛」ではなく「赤身魚・あじ」を使ったものは「ひゅうがめし」と呼ばれているようです。
事務所のこれまでのブログで魚のタタキ丼に関しては、2015(平成27)年1月11日静岡県伊東市のJR伊東駅近くの「伊豆鮮魚商まるたか」の究極のローカルフードの漁師料理「うずわ定食」(宗田鰹(そうだかつお))と、2012(平成24)年6月30日伊豆伊東の伊豆鮮魚商「地魚のまるたか」の「地あじたっぷりのタタキ丼」と「ちんちん揚げ」(静岡県)でご紹介しています。
また、「いかめし」に関しては、2014(平成26)年11月8日北海道函館市で購入した様々な「いかめし」・「白いかめし塩味(がごめ昆布入り)」でご紹介しています。