長野県立科町の北八ヶ岳の北側にあります日本百名山の1峰「蓼科山(たてしなやま)」への登山
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2024(令和6)年10月24日
今回は、長野県立科町にあります日本百名山の1峰蓼科山(たてしなやま)への登山についてご紹介します。
私が登ったのは、先月下旬です。
同行者は、登山仲間のI氏だけで二人だけの登山でした。
いつも一緒に登っているS氏は都合が悪く不参加でした。
- 第一 蓼科山について
- 1 蓼科山は、標高2530メートルの八ヶ岳連峰の北端に位置する二重式火山です。
- 2 蓼科山の頂上部は溶岩ドームになっており、円錐形の山容で独立峰としてそびえる端正な姿から「諏訪富士」とも呼ばれています。
- 3 蓼科山の山頂付近は、大きな岩がゴロゴロ積み重なったような急坂です。
ほぼ円形の直径100メートルくらいの山頂部分も、大きな岩がゴロゴロしています。 - 4 蓼科山の山頂からは遮(さえぎ)るものがない、360度の展望が開けています。
特に、八ヶ岳の眺めが素晴らしいとのことです。
ただ、私たちが山頂の方位盤から周囲を眺めたときは、雲とガスで全く展望がありませんでした。 - 5 蓼科山は、深田久弥が選定した日本百名山の1峰です。
- 第二 私の登山装備は、
- ・ラ・スポルティバのトランゴキューブ登山靴
- ・モンベルのチャチャバック30リットル
- ・ザノースフェイスのレインウエア上下
- ・ブラックダイヤモンドのトレッキングポール1本
- ・ペツルのヘルメット
- ・ペツルのヘッドランプ、及びモンベルのヘッドランプ
- ・フェニックスのタレ付きハット
等でした。 - 第三 登山行程
- 1 1日目の行程
- ・午後1時10分に標高1900メートルにある七合目登山口から蓼科山の登山を開始しました。
大きな鳥居をくぐって出発しました。
天気は曇りでした。 - ・午後2時40分に将軍平にあります蓼科山荘(標高2350メートル)に到着しました。
有料トイレ(料金200円)を利用して、20分間休憩しました。 - ・午後3時00分蓼科山荘を出発しました。
ここからは、大きな岩がゴロゴロ積み重なったような急坂を登る難所でハアハア息を切らし大量の汗をかきながら登りました。 - ・午後3時40分に蓼科山頂ヒュッテ(標高2520メートル)に到着しました。
- ・すぐに蓼科山頂ヒュッテにザックを置いて身軽になり、約3分くらいで行ける1等三角点、山頂神社、方位盤に赴きました。
- ・七合目登山口から蓼科山山頂までの標高差は600メートルなので、それほど大変な高低差ではありません。
- ・ただ、蓼科山荘から蓼科山頂ヒュッテまでの登りは、大きな岩がゴロゴロ積み重なったような急坂で難所でした。
- ・1日目の登山行動時間は、約2時間30分でした。
- 2 2日目の行程
- ・午前5時に起床し、上着やズボンを着用し登山の準備をしました。
- ・午前6時10分に蓼科山頂ヒュッテを出発しました。相変わらず天気は曇りでガスもかかり、展望がほとんどなかったのですが、ガスの切れ間に八ヶ岳の一部が見えラッキーでした。
- ・蓼科山頂ヒュッテを出て、いきなり大きな岩がゴロゴロ積み重なったような難所の急坂を下りました。
夜間少し雨が降ったようで、岩が少し濡れている箇所もあり、滑らないように注意しながら大きな岩の間を下りました。 - ・午前7時00分に将軍平にある蓼科山荘に到着しました。
そこで10分間休憩しました。 - ・午前7時10分に蓼科山荘を出発しました。
ここからは通常の登山道で、大きな岩はなく急坂もなかったので、それほど大変な下りではなかったです。 - ・途中、登山道を外れて「天狗の露地」という大きな岩がゴロゴロして開けた場所を見物しました。
- ・午前8時40分に昨日出発した七合目登山口に到着しました。
- ・合計行動時間は、約2時間30分でした。
- ・途中ガスが霧雨のようになり、少し雨が降ってきたときもありました。
それで石が濡れていました。
私は、階段部分でうっかり濡れていた平らな石を踏んだところ足が滑っていきなりあおむけに転倒してしまいました。
幸い背中に背負っていたチャチャバックがショックアブソーバーになり怪我はありませんでした。 - ・七合目登山口の駐車場に停めていた車の中で着替えをし、登山靴もぬいで、半袖Tシャツに長ズボンとサンダルという楽な格好になりました。
- ・それから七合目登山口を車で出発し、山梨県のS氏の自宅を訪問しましたが、S氏は留守でした。
- ・それで山梨県から長野県に戻り、松本市の上高地手前から長い安房トンネルを抜けて岐阜県高山市に入り、そこの奥飛騨温泉郷の平湯の露天風呂に入り汗を流してから富山県富山市に移動しました。
- 第四 蓼科山頂ヒュッテの利用料及び音楽設備
- 1 利用料
私たちは、1泊夕食付きで利用しましたので、8500円でした。
翌日2日目の出発が午前6時と早く朝食時間にはもういないので朝食は抜きました。 - 2 音楽設備
- ①蓼科山頂ヒュッテには、山小屋では非常に希なアップライトピアノとヴィンテージの真空管アンプと世界に数台しかない特大スピーカー(1台300キログラム)を2台設置しています。
それらを使用して蓼科山頂ヒュッテで音楽祭が開催されているようです。 - ②私たちが夕食をいただいた後、蓼科山頂ヒュッテの女性管理人がアップライトピアノを演奏して、ビートルズのジョンレノンのイマジンやアニメの曲を演奏してくれました。
そして、真空管アンプと特大スピーカーを使用してジャズのCDを再生してくれました。 - 3 蓼科山頂ヒュッテの注意事項
蓼科山頂ヒュッテに宿泊するには、寝袋のカバーや旅行の携帯シーツ等の寝袋タイプの布団のシーツ、枕カバー、そしてヒュッテ内で履く替え靴下を持参しなければならないので、ご注意ください。 - 4 蓼科山頂ヒュッテの女性管理人の出身地
蓼科山頂ヒュッテの魅力的な女性管理人からご出身が山形県遊佐町だとお聞きし、人気のある遊佐町のグリーンストアのフルーツサンドやパプリカジャム等の遊佐町談義に花を咲かせました。
真空管アンプと特大スピーカーにより、ジャズが目の前で演奏されているような臨場感があり、標高2520メートルの蓼科山頂ヒュッテで贅沢な音楽鑑賞の時間を過ごしました。
なお、「日本百名山」に関しては、
でご紹介しています。
また、「八ヶ岳」に関しては、
でご紹介しています。
そして、「登山」に関しては、
でご紹介しています。
更に、「長野県」に関しては、
でご紹介しています。