法律関係者には立体商標訴訟で有名な、白隠元(いんげん)豆(手亡豆)を炊き上げた黄身餡(きみあん)を小麦粉と卵などから作られる洋風の皮で形成して、ひよ子が上を向いている形の洋風饅頭(まんじゅう)の、東京みやげとしても博多(福岡県)みやげとしても名高い名菓「東京ひよ子」と、名菓「博多ひよ子」

2017(平成29)年1月20日

 今回は、法律関係者には立体商標訴訟で有名な、洋風饅頭の菓子「ひよ子」をご紹介します。

 名菓「ひよ子」は、1912年に福岡県飯塚市の「吉野堂」(「吉野堂」は現在「株式会社ひよ子」となっているようです。)で生まれたとのことです。

 その後1957年に福岡市内(天神)に進出し、更に1964(昭和39)年に開催された東京五輪をきっかけに1966(昭和41)年に東京に進出したようです。

 そのようなことで、名菓「ひよ子」は東京みやげとして有名になるとともに、もともと博多みやげとしても有名だったようです。

 

 名菓「東京ひよ子」の原材料は、白餡(隠元豆)、砂糖、小麦粉、卵、還元水飴、麦芽糖、水飴、ぶどう糖、ソルビトール、膨張剤、着色料(ビタミンB2)

です。

 

 「東京ひよ子」の,口に入れるとほろりとくずれとける滑らかで優しい甘さの黄身餡(きみあん)は、身の詰まった白隠元(いんげん)豆(手亡豆)を炊き上げたもののようです。

 「東京ひよ子」の皮は、ひよ子だけのために独自に製粉・配合した小麦粉に新鮮な卵と上白糖などを練り込んだものです。

 優しい甘さの黄身餡としっとりとした香ばしい皮との調和が絶妙で美味しいお菓子です。

 

 名菓「東京ひよ子」は、9個入り1箱1080円です。

 

 購入した場所は、JR東京駅1階の八重洲北口改札口前の「銘菓処おもたせや」(電話番号03ー3213ー6603)です。

 

 製造者は、「株式会社東京ひよ子」(電話番号03ー3835ー0145及び0120ー055ー145)です。

 「株式会社東京ひよ子」は、上記の「株式会社ひよ子」の関連会社のようです。

 

 なお、「白あん」に関しては、

2017(平成29)年1月19日石川県加賀市の山中温泉にある「山中石川屋」の、柚子の果皮が練り込まれた白あんをスリムな型に流し込んで竹の皮で包んだ、あっさりした甘さの柑橘系の羊羹「うすくち柚子羊羹(ゆずようかん)」

でご紹介しています。

 

 因(ちな)みに、「黄身餡(きみあん)」に関しては、

2016(平成28)年5月31日福島県郡山市にある「三万石」の、ミルキーな優しい甘さの黄身餡と、バターを使用してバターの香りがするしっとりした衣(ころも)が調和した洋風饅頭(まんじゅう)の、昭和42年に創製されて福島県のお土産菓子を代表する銘菓「ままどおる」

でご紹介しています。

 

 また、「饅頭(まんじゅう)」に関しては、

2016(平成28)年12月6日青森県八戸市にある「萬榮堂」が製造している、1921年に販売を開始した伝統ある八戸市のお土産菓子の、こし餡を黒砂糖を使用した皮で包み焼き上げ、落雁粉のそぼろをまぶした八戸銘菓「鶴子まんじゅう」(饅頭)(黒糖)(落雁粉)

でご紹介しています。

 

 更に、「博多」(福岡県)に関しては、

2016(平成28)年4月12日福岡県福岡市にある「石村萬盛堂」の、餅とこし餡が一体化していて、塩味の赤えんどう豆の存在感が際(きわ)だつ「塩豆大福」

でご紹介しています。

 


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