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台湾のサトウキビ鉄道・おまけ 新營市について

 

 新營市は、台湾南部の都市・高雄から高速道路で1時間少し北上したところにあります。阿里山森林鉄道の始発駅がある嘉義よりは少し南に当たります。
 作家・司馬遼太郎さんの紀行「街道をゆく40 台湾紀行」にも、新營のことが書かれています。「魂魄」の章と、続く「沈乃霖先生」の章です。元新聞記者・田中準造氏の、新營での子ども時代の幸せな思い出と、成人後に思いがけなく再訪できたときの感動的なエピソードが記されています。

 


(新營市中心部のロータリー付近。私の母は「まる公園」と呼ぶ。昔は噴水ではなくて木が植わっていたそうだ)

 現在は新營公園となっている場所に、昔は神社があったそうです。母の記憶では、右の写真に写るラインがちょうど神社の参道にあたり、向かって正面に大きな鳥居があったとのこと。
 現在、ひとつだけ馬の銅像が残っており、日本の植民地時代を偲ばせている。説明板によると、複製かもしれません。

 付近の歴史についての展示が、新營公園内で行われた様子をネット上で見つけました。ここに神社の写真が見えています。こちら→

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 旅の実現には、(株)ウェブトラベルにお世話になりました。希望の国の事情に詳しいトラベルパートナーさんが、無料見積もりから乗り物・宿の手配、旅行中の連絡先まで細かく気を配ってくださるようになっています。現地の旅行会社との連携もとれており、ホテルのチェックインなどもスムースで安心して出かけてきました。
 特に新營市内については、高雄市に住むガイドさんが車で好きなように回ってくれて助かりました。母と同年配で、日本の植民地時代に日本語を習った方です。母の思い出の場所へ行くと、その辺にいる年配の人に気軽に話しかけ、「こういう日本人が来ているんだけど何か昔のこと知ってる?」という感じで、皆さんも記憶に残る日本語で「ここに神社があったよ」などと話してくれ、母は大変感激していました。


(新營公園の北側にある、台南縣議会の議事堂。母が通った小学校は、この付近にあったという)