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ネクベト Nekhbet(仏語:Nekhbet)

古代名:ネヘベト/ギリシア名:?/別称・別綴り:-
性別:女性


――――白き翼の貴人

主な称号
白きもの、上エジプトの女主人、谷間の女主人、天空の女主人

主な信仰
名前は、彼女の出身地である王朝初期の都市"ネケブ"より来ている。
古くから上エジプト(ナイル上流)を象徴する守護神として信仰された女神で、王権の後見人として、下エジプト(ナイル下流)の守護女神ウアジェトとともに、壁画などに頻繁に姿を現す。王の被る二重冠のうち、ネクベトの守護するものは上エジプトの象徴「白冠」、ウアジェトの守護するものは下エジプトの象徴「赤冠」。

普段は翼を広げたハゲワシの姿であらわされる。二女神名下エジプトと違って岩がちで谷間の深い上エジプトでは、空を舞うハゲワシが荘厳な姿に見えたのかもしれない。「天空の女主人」は空を舞う姿から、そしてもう一つの別名「九つの弓を統べるもの」は、戦いの女神でもあることを意味する。
また、その闘いの女神としての属性から、天空の女神で獅子の姿をとるテフネトと同一視されることがあった。王権の守護者としてウアジェトと同様のコブラの姿でも表されることがあり、代表例は「王妃の谷」にあるネフェルトイリの墓内部の壁画。

守護の女神というだけでなく、出産にも関わるため、ギリシア人はネクベトを自分たちの出産の女神エイレイテュイアになぞらえ、ネケブの町をエイレイテュイアポリスと呼んだ。

神話
・ウアジェトが太陽、ネクベトが月を象徴する
・白い色はハゲワシそのものの色ではなく、谷間と、白冠と、月を象徴する色だと考えられている

聖域
上エジプト第三ノモス・ネケブ(現在のエル=カブ)
その他、ヒエラコンポリスなど

DATA

・所有色―白
・所有元素―大気、火
・参加ユニット―上下エジプト守護<ネクベト、ウアジェト>
・同一化―ハトホル、テフネトなど天空の女神たち
・神聖動物―ハゲワシ
・装備品―敵を従えるものという意味でのフラジェルム(ムチ)、王権の象徴ウアス杖


◎どうでもいいネタ

だからネクベト様のアレはイカ娘じゃないと何度言ったら



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