■シャルルマーニュ伝説 |
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つっこみルネッサンス
と、いうわけでオルランドゥもリナルドもいなくなってしまい、手の空いていた人は主君・シャルル王と一緒に戦場に出てボロ負け。
うわあ、どうするよ?! と、その時、神々しくも立ち上がった一人の男…!
アストルフォ 「フ。ここは、このボクがキメるよ!」
主要な人々が出払ったあと、首都防衛を任されていた騎士・アストルフォ。…とか言うと聞こえはいいが、まともに戦力にならないので居残りくらってたんじゃないかと思ったり^^;
主君がとッ捕まり、釈放の条件に、リナルドの馬を渡すことを承諾した、と知ったアストルフォは、派手に嘆いた。
アストルフォ「おお…なんてことだ。友人の愛馬を譲り渡すなんて、このボクには出来ない?! キミ! グラダッソとか言ったね。このボクと勝負したまえ! キミが勝ったら、バヤールを持って行くが良いよジュッテーム!」
この身の程知らずな挑戦を聞いて、猛者・グラダッソはせせら笑った。アストルフォの騎士として名声はそんなに高くなく、金持ちのボン、単に派手好きな騎士だと思っていたからだ。
だがしかーし。
今のアストルフォには、アンジェリカの弟・アルガリアが残していった、”突いた相手を必ず馬から落とす”という魔法の槍がある。そして、その槍の威力は、本人を含め、誰も知らないのだ。
どうせ勝てるさ! とタカをくくって、軽く挑戦を受けたグラダッソ。
ガッキーン!!!
馬から転落。
グラダッソ「ば、ばかな。このわしが…。ううむ、ちと気を抜きすぎたか。」
でもイカサマしても勝負は勝負。余裕のあるグラダッソは、余裕たっぷりに、「約束は約束だ、今回は仕方が無い。」と、捕虜も全員解放して、アッサリ引き上げていった。
異教徒なのにジェントルである。
シャルルマーニュほか、捕まってた人たちは戻ってたのだが、皆を助けた今回のヒーロー・アストルフォはというと、リナルドに愛馬バヤールを返すのだ、と言って、旅立ち用のド派手な衣装を身に纏い、パリを発ってしまった後だった…。
アストルフォ「この馬を、我が心の友リナルドに返却せねば…!(いつのまに心の友になったのかは謎。)」
こうして物語の舞台は、パリを離れ遥か東方の国へ――。
その頃、アンジェリカを探して旅に出たオルランドゥは、というと。
アンジェリカを追いかけて彼女の国・スキタイへ向かう旅の途中、差し出された「忘却の杯」をウッカリ飲んでしまい、記憶を失って、魔法の城に軟禁されるはめになっていたのであった…。
・その頃のオルランドゥ/東方めざしストーカー行為におよんだ挙句、途中で魔法にかかり戦闘不能
・その頃のリナルド/まださすらってるが、実は東方に向かっている
・その頃のアストルフォ/リナルドの馬・バヤールに乗り、リナルドを探して東方へ
・その頃のアンジェリカ/東方の自国に帰り着いている
・その頃のシャルルマーニュ以下仲間のみなさん/パリで待ちぼうけ。
…と、いうわけで、物語の舞台は東方へ! 怪しいアジアンな香りがホノカに漂う、シャルルマーニュ伝説・東方編。
[アストルフォの大活躍は、まだ続く…!]