【ここの概要(歴史、自然など)】

 ガンマーフィールドというのは、農園の中心に放射線源を置き、それが発する放射線で、周囲の農作物の突然変異を人為的に誘発し、社会に有用な植物を作り出すという施設。そのときに使う放射線の種類がガンマー線であるため、ガンマー(線)フィールド(=農場)というわけ。遺伝子工学全盛の現在のちょっと前には、有用な作物を改良する方法として主流だった。とはいえ、現在の遺伝子をいじる技術はピンポイントで変種を作る方法であり、目的の明確な品種を作るのには近道に感じるが、広範囲な品種改良をするガンマーフィールドの利用価値はほとんど落ちていないのではないかと思う。素人考えですが。
 具体的に何をしているかは、ここのホームページをごらんになってください。年に1度一般公開もしているようです。
 大宮自然公園については、手持ちの資料にはほとんど全く紹介されていません。展望台があって、大宮方向の景観は少し良いです。大昔からある公園とは別に、かつ、すぐそばに、近年新しい公園が整備されました。丘のてっぺんには上記の写真のような整備された芝と若干の遊具がある。結構広いので、是非活用してください。
 ただし、ここについては、感想の欄でちょっと苦言を呈したい。

【行ってみた感想】 2001.12

 ガンマーフィールドは、以前見学したという人を知っているが、当然一般見学の日を下調べしなければ中なんか見れないでしょう。というわけで、中はまだ見ていません。こちとら、大学で基礎物理を修め、現在も放射線とかの知識に詳しいので、無理して中に忍び込もうとも思いません(^^;。この頁を見て行ってみようと思った人で放射線の知識がない方は、一般公開の日をねらっていってください。さくの辺りは絶対安全ですが、忍び込んだら、安全の保障はしかねます(^^;。
(苦言)
 大宮自然公園ですが、最初に行ったのは1997年でした。そのときには、ゴミが散らかり、公園自体もほとんど手入れされておらず、すっかりすさんだ状態でした。ゴミは利用者のマナーの問題なので管理の関係ではありませんが、公園のすさみ具合は、整備予算がないため後はなくなっていく一方だろうと思いました。百景自体が古いものなので、それもしようがないと思いました。
 その後、写真を撮影しなかったのでいつだったか忘れましたが、行ってみると、すぐそばに新しい公園が造成を始めていました。そこで、古い方は閉鎖であることを確信しつつ、新しい方を歩いて回りました。平地には建物をつくり、小高い丘は木々を伐採し、歩道が縦横に走っていて、木々が植えられていました。そう遠くない将来、綺麗な公園が完成するのだろうと思っていました。
 今回行ってみて、愕然としました。まず、古い方の公園は未だ体裁だけ残していました。ただし、全体に雑草が生い茂り、外灯は倒れ、道標はすっかり文字がかすれていました。で、小道があるような道標があったので、従って歩いてみると、途中からひどく雑草が生い茂り、蜘蛛の巣まみれになってしまいました。もう、明らかに古い方は公園としての意味を失っていると思いました。
 それならば、新しい方には力が入っているだろう、と思っていってみると、造成はすすみ、テニスコートはテニスを興じる人がいて、活用はされている様子がうかがえました。一方で、小高い丘のほうはどうかというと、木々は生長し、すっかり見かけは山になっていました。舗装道路を頂上に向けて移動していくと、特に分かれ道などもなく、そのまま、上の写真の広場にでました。ここの芝はまあまあ整備され、遊具もありましたが、かつて歩いた記憶のある小道がどこからだったかよく分からないなあと思いつつ周辺を見回すと、それらしき道を見つけました。が、雑草が生い茂っていました。上ってくるときに道を見かけなかったので、歩くのを躊躇して、とりあえず舗装道路を戻って注意深く周囲を探すと、見つかりました。完全に雑草に占領された小道を。
 ここまで来て、さすがにむかっ腹が立ちました。せっかく新しく造成した公園すら、整備されていないとは何事か!ここの公園を作ったのが、大宮町なのか、県なのか知りませんが、ちゃんと、整備・保守・管理計画まで視野に入れて作るべきだろう。作って数年ですさんでしまっては、少なくとも、歩道を造った分は完全に税金の無駄ではないか!(大宮町民ではないですが)
 管理しているのがどこか知りませんし、私が公園に行く頻度が高いわけでもありませんが、税金を払い、ここを活用するであろう大宮町民のため、少しでも改善することを期待しています。(良くするのが最善でしょうが、予算の関係もあるでしょうから、使わなくなったところは(整備予算がわずかでも無駄になるし、事故等の防止のためにも)閉鎖するとか。)
(2003年8月現在の状況はこちら)