蛇女の脅怖 英 1966年 90分 |
ユニークな蛇女の造型が余りにも有名であるが、作品的には赤点も赤点のコンコンチキ。『吸血ゾンビ』と抱き合わせで撮っただけあって、セットからロケ地に至るまでまるで同じ。物語までほとんど同じで、一卵性双生児の如くである。当初は『吸血ゾンビ』との2本立興業が予定されていたが、「さすがにそれはヤバいだろう」と分離されて上映されたという曰く付きの作品である。 試みに『吸血ゾンビ』との物語上の類似点を列挙してみよう。 01 英国コーンウォールの寒村で、謎の怪死が相次いでいた。 本当に判で押したかのようにそっくりであり、監督が「最低の脚本だった」と述懐するのもむべなるかな。しかし、脚本家はハマーの有力プロデューサーなので、文句を云えないのが、雇われ監督の辛いところだ。 なお、本作の蛇女は抱腹絶倒の最期を迎えるのであるが、それが如何なるものであるかは、各人が確認して頂きたい。(ヒントは写真下)。 |
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