日々雑感2006-7
LAST UPDATE 2006-07-31
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798 4連休 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2006/7/31
◆今夏のkurochanは7月最後の週と8月最初の週に木・金と休暇をとり、
2週続けて4連休。先の4連休は、妻の誕生日あり、桑名の花火大会あり子どもたちとの地元プール遊びありと、かなり楽しく過ごしました。次の4連休は隠岐島へ家族旅行です。
◆奈良県立高校教員は、夏期休業中に5日間の特別休暇が認められている。盆休みをとりたければこれを当てることになる。土日と組合せれば9連休も可能だ。しかし、実際は、書類上は休暇になっていても、クラブ指導や進路指導などで土日返上の長時間勤務に追われている教員も多い。コストと効率を意識することは確かに大切だが、子ども達との教育的関わりにはなじまない面も確実にある。kurochanは最終学年のみ残した閉校前の高校に勤務しているので、引退試合後のクラブ活動は基本的になくなるのだけどね。
◆明橋大二著『子育てハッビーアドバイス』『子育てハッビーアドバイス2』を続けて読んだ。文はもちろん、太田知子さんの絵もまたいい。これまで子育て本はいろいろ読んだが、これらはポイントが明快に説かれ極めて読みやすいし、心がとても温かくなる。目の前の子どもや家族との接し方がみるみる変わる気がする。一万年堂出版の明橋さんシリーズには期待大だ。
797 イトーヨーカドーのちびっこひろばで 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2006/7/23 →時の話題vol.327
◆5歳児の長男はkurochanに似たのだろうか、「こいつは間違っている」と思ったら黙っていられないようだ。デパートのおもちゃ売り場にある「ちびっこひろば」の土禁スペースで、ウレタンマットを占領している小学校低学年グループに一人で抗議している。いけずな言葉を浴びせられながらも引き下がらない。親は近くにいるが注意する気はないようだ。手や足をだされたら直ちに止めないととヒヤヒヤしながら眺めていると、意外な展開に。遠巻きに見ていた他の子ども達が我が長男のもとにウレタンブロックを運び始めたのだ。グループに追い払われ不愉快に思っている子ども達が、静かな抵抗を示しはじめたのだ。人とのさまざまな関わり方を子ども達は示しているが、翻って大人社会はどうなのか。不正に抗議し、抗議に連帯する純粋な心を育みたいものだし、大人の生き方として範を示したいものだ。
796 昭和天皇とA級戦犯 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2006/7/21 →時の話題vol.326
◆「A級戦犯の合祀に怒り、靖国神社参拝をやめた」という趣旨の昭和天皇発言メモが公表され、論議を呼んでいる。メモを最初に公表した日経新聞社への右翼の暴力は、文字通り論外だが、上坂冬子らの「松岡・白鳥を批判しただけ」という論評は、メモの冒頭部分を意図的に無視した曲解である。天皇の意志が政治に影響を与えてはいけないのは当然だが、現天皇を含め、日本の戦争責任や右傾化に関しての多くの天皇発言をマスコミが封じてきたのも事実である。さて、今回のメモ公表が、小泉の靖国参拝や自民党次期総裁選、戦犯分祀論にどう影響するかが語られているが、これもまた封じられかねないとkurochanが危惧している論点がある。まずは「天皇の戦争責任」だ。連合国との戦争責任相殺・占領統治の便宜・天皇自身による地位保持の懇願によって、東京裁判での被告から外されたことを昭和天皇自身はどう総括していたのか、と問いたい。次に「英霊顕彰の是非」だ。戦死を誉れ高きこととして讃えて、遺族の嘆きを権力批判から切り離し、次なる戦士を調達する戦争継続システムを、いかに断ち切るかという視点で、靖国や分祀問題を論じてもらいたい。
795 逸脱 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2006/7/19 →時の話題vol.325
◆規範からの逸脱は、時には未知への挑戦であり、進歩や成長への不可欠の要素であるが、安易なスリルと興奮は、単なる堕落であり、罪でさえある。極楽とんぼのYに何があったのか。スキャンダルネタを無責任に垂れ流すマスコミの受け売りはしたくないが、伝え聞く話で判断する限りにおいては、未成年の少女を酒に酔わせて淫行をはたらくとは悪質の極みである。彼を弁護する余地はない。ただ気掛かりな点が二つある。彼は氷山の一角だろうという点と、彼を責める側の視点である。特に後者については、自己を含めてこの事件を話題にするときや、今後予想されるテレビのトークショーなどにおいて、「子どもをだまし、生きる意欲を失わせることは重大な罪なんだ」という視点をふまえているかという点を問いたい。我が子と近所の子どもを殺害したとして、連日報道されている女性に関するニュースにも言えることだが、大人の屈折を分析するのも大切だが、「子どもを守るために」という視点を大切にしてほしいのだ。特に極楽とんぼのYの場合、やましい羨望の裏返しや彼の「軽さ」をあざけるだけの批判をしてほしくはないのだ。
794 二見海岸、初夏のお薦め図書 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2006/7/16
◆奈良には海がないのだが、日帰りで行ける海はたくさんある。大阪・和歌山・兵庫もあるが、昨日は三連休初日で混雑が予想され、三重に出向いた。午後の二見海岸は数グループしか来ておらず遠浅の海で子どもたちとのんびりと楽しんだ。シャワーがないので少々べとついたけどね。帰りは松阪牛♪牛銀や和田金にいくような身なりをしてなかったし、海水浴帰りじゃ気が引けると、晩飯は安くて旨い一升瓶の支店へ。回転焼肉が楽しめる支店へは初めて行ったが、値段相応の味の違いがよく分かる。ただし、子ども連れだからか、ちょっと落ち着かないかな?
◆またしてもAmazonから連日届く書籍に次々手を出す日々だが、このところ読書がますます面白い。『ブレーンストーミングティーン』(いまいまさこ)、『靖国問題』(高橋哲哉)、『マンガ嫌韓流のここがデタラメ』(朴一・他)、『ケータイ・ネットを駆使する子ども、不安な大人』(渋井哲也)、『法隆寺の謎を解く』(武澤秀一)、『アウシュヴィッツ博物館案内』(中谷剛)、『世界を見る目が変わる50の事実』(ジェシカ=ウィリアムズ)、『未来につなぐ近現代史』(奈良県外教)あたりがこの初夏のお薦め。
793 保護者懇談 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2006/7/14
◆今日から保護者懇談。3年制高校の3年担任をしているので、成績処理に引き続き、進路を中心とした面談を、むし暑い教室で終日受け持っている。みんな気を抜かずに頑張ってね。
◆この夏もいろいろな出張を控えているが、県の人権教育集会での報告と全国在日外国人教育研究集会での分科会司会が大役だ。この夏も気が抜けない日が続く。
◆掲示板レスもずいぶん滞っている。一気に書きたいとは思っているが、締切り期限の過ぎた原稿があるし、家族との時間も大切にしたい。仕事も山積だ。気長に付き合っていただきたいと甘えております。
792 クイズ第230問 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2006/7/12 →解説と解答
◆【クイズ第230問】 「ビートルズ(THE BEATLES)」と「カブトムシ(beetles)」は少しつづりが違いますね。前者は「BEAT」をかけたものだとされますが、実はもう一つ理由があるそうです。それは何でしょうか?
A ある単語の並べ替え
B 各出身地の頭文字
C 虫けらという意味
D わざと間違えてみた
★難易度4
★応募期限
2006年7月17日(月)
★応募先 【終了しました】
◆ いいよ今期最終問題です。奮ってトライしてください。
◆全校生徒の成績処理にも関わっているので、この時期は大変多忙です。また、複数の校務に携わり、高三の学級担任もしていると、様々な仕事の目白押し。「寸暇を惜しむ」とはまさに今の自分のためにあるようで、寸暇の読書・寸暇のサイト管理・寸暇の雑談に癒し癒され日々を闘い抜いているという感じです。でも、学校では生徒とのたわいもない会話が最大の癒しですね。暑い日が続きますが、みなさん体調管理には気をつけましょう。
( ^ー^)⊃旦〜
791 テポドン騒ぎ 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2006/7/6 →時の話題vol.324
◆5日、北朝鮮が日本海北方のロシアに近い海域に7発のミサイルを打ち込んだが、金正日の独裁体制を終わらせないと事態は解決しないだろう。ただし、経済制裁には反対だ。北朝鮮の一般国民もまた金正日に振り回されているのであり、経済制裁はそうした北朝鮮一般国民を苦しめることになるばかりで、金正日独裁政権への国内批判を力付けることにはならないと思われるからだ。戦前戦中の日本の天皇制との類似を指摘する声が多くあるが、日本の歴史を顧みても、外圧は権力を力付けるばかりで、一般国民は、国際的な批判の存在そのものからも遠ざける情報統制と相互監視の闇に置かれるのであって、今はそれが北朝鮮にも言えると思われるのだ。そして、最も力づくのは、軍事支出による経済効果を期待する「死の商人」と日本の偏狭なナショナリストだろう。「軍事演習」とはアメリカの同盟国にしか許されない言い分だという点、国際社会で独裁者然としているのはどこの誰なのかという点も見落とせない。一方、在日コリアンに与える影響が危惧される。大阪の朝鮮高級学校生はマンギョンボン号から下船できたが、彼等は今回の「祖国訪問」をどのように整理するのだろうか?様々な軋轢が彼等のアイデンティティを揺るがせることになるだろうと思うが、日本人としてそれをどう受け止め、どう返していけばいいのかということを考えたい。
◆今日で43歳になったkurochanだが、まだまだすべきことは山積だ。
790 金井英樹さん 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2006/7/1 →時の話題vol.323
◆部落解放運動と在日朝鮮人教育の双方において、理論家・実践家として知られる金井英樹さんは奈良の県立高校教員であった。「であった」というのは、この
(2006年)春、早期退職をし、大阪大谷大学の教員その他の活動家として新たな活動をスタートされたからだ。6月始めに発刊した『未来につなぐ近現代史』は、金井さんやkurochanを含む12人の共著だが、凄まじい情報量と明晰な洞察力を持つ金井さんと名を連ねるのは、正直恐れ多い。「在日外国人教育アラカルト
2.ほんであんたはなにしてん」で紹介したように、kurochanにとっては、教育の原点を示された人物でもある。やがて、とある高校生解放塾でともに講師を務め、週1〜2回は終電まで飲む仲となる。さらには同じ社会科教員として同僚となった時代もあった。その後も運動面での接点が続き、今に至る。今日は奈良高教組の学習会で金井さんの講演と場所をかえての囲む会。相変わらず、最新でとっておきの良質な資料を駆使した熱くクールな語り。俺なんかまだまだ勉強しなきゃ!実践不足だ!といつも奮起させらる。時間の縛りが緩んだだけに、いっそう飲み過ぎには気をつけて、まだまだこれからも刺激的な存在で居続けてください。
789 かぶと虫の森 投稿者:
kurochan携帯@愛犬散歩中 2006/7/1 →時の話題vol.322
◆奈良県下市町に今日オープンした「かぶと虫の森」に行ってみた。プレオープンが新聞報道され、Webサイトもよく出来ていたので期待していたのだが、大いに期待外れであった。樹皮を残した木工をあれこれ作ってかぶと虫と遊ぶための工夫に力を入れていたり、世界の珍しいかぶと虫を集めて観察できるようにしていたりと、工夫や金はそそいでいるのだが、肝心の虫への愛情が感じられなかった。ネットで囲われた600平米のエリアは一見楽しげなふれあい広場だが、幼児たちによる昆虫虐待の場でもあり、樹皮から無理矢理引き剥がされ、突かれ、ムシキングのように戦わそうとさせられているのだ。親達は注意してばかりにならざるをえない。かぶと虫の説明や扱いを指導する係はおらず、入口で座っているだけ。僕ら親子が入った直後に見たのは、二匹のかぶと虫が子ども達にからまされ、相手の足が胴体に引っ掛かったまま引き離されて、胴体の後ろ半分がちぎれ体液がどろっと地に落ちた場面。かぶと虫が大量に棲息する山なのかもしれないが、ムシキングごっこをさせるだけになりかねない子ども達に、本当の虫との接し方を学ばせる場ではない。