このページはラジコンの組立編ということで紹介致します。キットは田宮のTG10-Mk.1です。車種はCALSONIC SKYLINE GT-R(R34)です。組立の手順ということで掲載します。

 まずキットの紹介です
スケール
全長
全幅
車体重量
ホイールベース
ギヤ比
タイヤ
: 1/10
: 442mm
: 185mm
: 1600g
: 257mm
: 1:8.1
: スリック
トレッド
タイヤ幅/経
ボディ
フレーム

サスペンション
エンジン
: 155mm(前後共通)
: 27/65mm(前後共通)
: ポリカーボネート製
: 2.5mm厚ジュラルミン製ロワデッキとガラス強化
  樹脂製アッパーデッキによるダブルデッキ
: 4輪ダブルウィッシュボーン
: FS-12LT付き
必要工具
 必須工具としてはニッパ、ドライバ、精密ドライバ、ラジオペンチ及びキットに標準添付の六角レンチ、ボックスレンチ程度でしょうか。その他、必要に応じてピンセット、カッターがあれば更に良いと思います。ポリカボネートの切断にはハサミがあれば十分です。またミニルータがあれば、更に良いと思います。
組立手順
 基本的には添付の説明書通りに行います。原則は説明書通りに行っていますが、一部自己流に手順を変更していますがご勘弁願いたいと思います。では写真入りで手順を紹介致します。

 ★以下組み立て手順は、あくまでも小生の組み立て手順、且つ一部工程を割愛していますので、キットに添付の組み立て手順書に従い組立てて下さい。
手順 写真 説明 手順 写真 説明
1 <<キットの確認>>
部品をセット単位で全て箱から出します。
2 <<キットの確認>>
本来であれば欠品等が無いか確認します。小生の場合、したことがありません(笑)。
3 <<オプションの準備>>
オプション部品や改造部品も予め準備して置きます。小生の場合、フルベアとダブルマフラーを準備しました。
4 <<デフギアの組立>>
グリスの塗布は少なからず多からず。フロント、リア用に同じものを2個作ります。
5 <<デフギアケース組立>>
キットに添付のベアリングの他、オプションベアリングも忘れずに組み付けます。フロント、リア用に同じものを2個作ります。
6 <<リアアーム組立>>
左右対称に組み立てます。
7 <<リアアーム取り付け>>
ホロービスは均等にねじ込みます。左右同じ者を作るため、出来ればノギスがあるとベストです。フロント、リア用に同じものを2個作ります。
8 <<リアアクスル組立>>
オプションベアリングを入れます。
9 <<リアアクスルの取り付け>>
グリスをドライブシャフトに塗布後に組み立てます。ちょっと難しいです。
10 <<確認>>
サスペンション、ドライブシャフト、デフがきちんと動作するか確認します。
11 <<ブレーキ>>
ブレーキキャリパーを取り付け後、ブレーキディスクを取り付けます。ブレーキがパッドに干渉しないことを確認します。
12 <<スパーギヤ取り付け>>
スパーギアを取り付け後、シャーシ及びパンパをタッピングネジ4本で取り付けます。
13 <<Rプロペラシャフトの組み付け>>
Rプロペラシャフトを4本のタッピングネジで組み付けます。オプションベアリングを組み入れます。
この後、フロント側の作業工程に入りますが、一部割愛します。
14 <<ステアリングアーム>>
ステアリングアームの部品を写真のように準備します。
15 <<ステアリングアーム組立>>
ピローボールは添付のボックスでねじ込みます。ステアリングアームは自由に動作することを確認します。
16 <<ホロービス>>
六角レンチでねじ込みます。寸法を測りながら真直ぐにねじ込みます。
17 <<ステアリングアーム>>
ホロービス組立をピローボールに「パチン」とはめ込むと出来上がりです。はめ込むには、ラジオペンチを使用します。
18 <<フロントギヤケース組み付け>>
ステアリングアームを組み付け後、フロントギアケースを組み付けます。
19 <<プロペラシャフト>>
フロントギアケースとリアギアケースの間にプロペラシャフトを組み付けます。前後左右のデフ機能を念のために確認します。
20 <<ダンパー組立>>
ご覧の通りダンパー部品を用意します。一番面倒で難しい組立なので慎重に作業します。
21 <<オイル注入>>
オイル注入後、シリンダをゆっくり上下させてエアーを抜きます。10分程度放置しておくとエアーが抜けることがあります。エアーを抜きながらオイルを継ぎ足します。充分にエアーが抜け、充分オイルが注入できたらきちんとキャップをします。
22 <<コイルスプリング>>
コイルスプリングを実装しダンパー機能を確認します。
23 <<タイヤ>>
タイヤにインナースポンジを入れます。
 説明書では、更に後工程ですが、小生はこの工程で組立てました。一番最初に組立てても良いと思います。

 オプションでスリックタイヤ、左右対称パタン等いろいろなタイヤが用意されているので検討するのも楽しいかも・・・
24 <<ホイール組立>>
23で組立てたタイヤをホイールに実装します。その後、タイヤとホイールの間に瞬間接着剤を塗布してしっかり接着します。メッキホイールの場合は接合面をヤスリで念入りに。最近のメッキホイールは予め接着面にメッキが施していないのでこの作業も不要となっています。
25 <<フライホイール組み付け>>
エンジンにフライホイールをご覧の通りに締め付けます。振動で緩まないようにしっかりネジ締めします。
26 <<クラッチシュー>>
クラッチシューをフライホイールに組み付けます。オプションベアリングに交換します。このクラッチシューは消耗品です。
これが遠心クラッチです。
27 <<エンジンマウント>>
エンジンマウントをご覧の通り組み付けます。
28 <<マフラー組み付け>>
エンジンにマフラーを組み付けます。
29 <<受信機・サーボ動作確認>>
単三電池4本を電池ケースに入れて、動作確認をします。ステアリングやアクセルに対応するサーボを事前に知っておきます。
30 <<サーボ組み立て>>
サーボマウントにサーボを組み付けます。
31 <<ステアリング・アクセルサーボ>>
写真は、ステテアリングサーボ組み立てとアクセルサーボ組み立てです。
32 <<アッパーデッキにアクセルサーボ組み付け>>
ご覧の通り、タッピングネジで組み付けます。
33 <<受信機>>
アッパーデッキに受信機を取り付けます。両面テープ及びタイラップで取り付けますが、両面テープは小さめにカットして他車への交換容易性も考慮します。。
34 <<電池ケース>>
単三電池4本を電池ケースに入れ、タッピングネジ2本で固定します。ケーブルフォーミングはご覧の通り綺麗に行います。また必要に応じてタイラップなどで固定します。
35 <<燃料タンク>>
燃料タンクにシリコンパイプを実装します。アッパデッキ実装後ではシリコンパイプが接続できなくなるので要注意です。
36 <<アクセルサーボ>>
アクセルサーボにピロボールを組み付けます。使用するサーボにより実装位置(3段階)が変わります。
37 <<ステアリングサーボ>>
ステアリンサーボにピロボールを組み付けます。
38 <<エンジン・アッパーデッキ>>
エンジンはネジ4本でシャーシに固定、アッパーデッキはネジ9本でシャーシに固定します。
39 <<アッパーデッキ組み付け>>
ドライバでネジ締めしている写真です。多数のビスを締め付けるときには、対角ビスを段々締め付けていきます。
40 <<スロットルリンケージ.>>
スロットルリンケージを取り付けた後、アクセルスロットル調整、及びブレーキ調整をします。結構大変です。
41 <<シリコンチューブ接続>>
燃料タンクからキャブレターへ、排気マフラーから燃料タンクへシリコンパイプにより接続します。
42 <<注意ラベル貼り付け>>
キットに添付された注意ラベルを指定通りに貼り付けます。これで完成です。
43 <<完成写真>>
エンジンサイドから見た写真です。この後、排気マフラーの改造を行いました。その写真が無いのが残念です。撮影忘れました。
THE END
注意事項
 @
ドライバビットはネジに合った物を使用しよう。
 Aネジの
締め付け過ぎに注意しよう。特に材質がABSなどのプラスチックでタッピングネジの場合は注意が必要です。
 B
イモネジはしっかり締め付けよう。振動で緩む場合があるので、出来ればロックタイトでしっかり固定しよう。
 Cキット部品は無くさないようにしよう。作業前は
整理整頓しよう。ネジなどの小物ケースに入れて置くと紛失防止になります。
 D
連続作業はミスの元。一時間に10分は休憩をしましょう。