ホット・チョコ・カップ
(HotChoCup)
「転」




当日までの準備



-------申し込みの停滞-------
気持ちの切り替えが肝心ナリ
 
募集要項を公開して、一気に12名の申し込みがあった。

しかしその後の申し込みが来ない。

今の状態だと大赤字だ。
しかも、たった12人でサーキットを1日貸し切りなんて・・・

寂しすぎる!

・・ヤバイ!!非常〜〜にヤバイ。

バイクに乗ってる知人に電話しまくったんだけど、
私の中に焦りを見たのか、返って来る言葉は

「梅雨時の平日に、人なんか集まるワケ無いじゃん」
「会社を休んでまで行く価値あるレースなの?」
「そんな遊びに使えるお金無いよ」
「トランポ用意してくれるんなら行っても良いよ」

・・・・聞き飽きる程聞いた。この手の言葉・・(*_*)
無理に誘ってるツモリは無かったんだけどなー・・。

でも、「楽しむ気持ち」が無い人は、参加資格が無いコトにした。
足りないお金は私が出しても良いや!だって、私、それでもやりたいんだモン!!

そう思ったら吹っ切れた。

バイク関連の掲示板に、レースを開催するコトを書きまくった。

「人数足りないから助けて下さいお願いします」、って気持ちは捨てた。

自分に自身をもって、テンション上げていかないとダメだ。

「来たらきっと満足するよ♪絶対楽しい筈だから!!」って思考に変えた。

人数を気にするより、中身を充実させる方向にした。
そうじゃないと自分自身が納得出来ない。






プロがナンボのもんだってんだ!
あんた達には出来まい、ってレースにしてやるぞっ!




-------嬉しいメール-------
それは6月11日の事だった。
 
「ヤフーの掲示板見ました。面白そうなので参加させて下さい。」

このメールが来た時の嬉しさはとても言葉では表せない。

夜を徹して一生懸命にアチコチ書いた、最初の結果だった。
一気に私の気持ちがアップした。

参加者が集まらないどころか、不参加に変更して欲しいという依頼まで来てた頃だった。

嬉しくて涙が出た。全く知らない人が参加してくれる事で、自分の中の甘えも消えた。

彼のメールをキッカケに、次々に参加希望のメールも届いて来た。

希望の光が見えた私は、満面の笑顔で賞品を買いに出かける事が出来たのだ。






WITとクシタニへGOだっ!





-------賞品の購入-------
店長との会話
 
「こんにちわー!ellieさんお久しぶりですねー!最近どうしてたんですか?」

「んとね、那須で今度レース主催するの!だから今日は賞品の買い物に来たの♪」

「えー?主催ですか?詳しい事、教えて下さいよー。」

「んとね、こーゆーの!!」(募集要項は何枚も持ち歩いているのだ)

「へー!面白そうですねー!」

「でしょ?うひひ。店内物色させてね♪」

「賞品は何人貰えるんですか?」

「3クラスの上位3人だから、全部で9人なの!何にしようかなー♪♪」

「大きいモノを9個、って感じですか?」

「んとね、きっとみんな仲間と来るから、小さいモノをイロイロ入れたいの♪」

「そうですか・・・わかりました!ellieさんにはいつもお世話になってるし、協賛させて下さい!」

「・・・え?どういうコト?????」

「これを、その買ってくれた賞品に加えてあげてください!」

「え?ホント?嬉しいぃぃ!!!!ありがとーー!!!!」


WITの店長もクシタニ世田谷店の店長も、いつも私に親切にしてくれて、ありがと。
この時は君たちがキラキラ王子様に見えたよ!

その後、以前、私が走行会に出た時に主催していた団体の会長さんや、
いつも印刷物を頼んでるギャオス・グラフィックの社長さんや、私のバイク仲間からも、
賞品の協賛をしてもらった。
そして、モーターマガジン社の人が、HIDEさんを通じて、参加人数分のTシャツを協賛してくれたのだ!
嬉しい。これで、参加者全員が、手ぶらで帰らなくて済む。



それを全部、部屋中に広げてみて、袋に詰めてる私はまるでサンタの気分〜♪

一体誰がこの袋を貰うのかなー・・。







私が欲しかった(笑)






-------最後の準備-------
遠足みたいだーー
 
那須への最終申し込み期限を1日延ばしてもらって、ギリギリまで待った。

最終的に、なんと参加者33名。ダブル・エントリーを入れると延べで37名!

目標は30〜45人だったから、範囲内だ!やった!

急いで書類を作る。領収書、契約書、受付、車検用エントリー表、そして最後にプログラム!

荷物をまとめて、前日の夜から那須へと向かった。

途中、打ち上げ用の食材も購入!






あ〜、楽しみぃぃぃぃぃ!!!!