ホット・チョコ・カップ
(HotChoCup)
「起」




それは、仲間とチャットで話してた会話の中から生まれた。
3月の走行会が終わって、暇な状態だった。
走行会の時の、仲間と走るサーキットは、とても楽しかった。
また、みんなと走りたい。
だんだん暖かくなって来てるし。
そういう思いが、ちょうど募っていた頃だった。



-------ある春の日-------
企画好きの女子とellieとのチャット会話
 
「ねぇねぇ、どっか走行会にみんなで参加しちゃって、レースっぽく走ってみない?」

「良いねぇ!!知ってる人達がいっぱいのレースって、かなり楽しそうじゃない!」

「あ・・・でも、走行会だと、レースにならないんじゃ?」

「ん?なんで?? 」

「だって・・・・一緒にスタート出来ないじゃん・・・」

「・・・あ。そっか・・・。んじゃ、どっかの草レースに、仲間でどーんと申し込んじゃう、ってのはどう?」

「それ、良いね!どのレースにする?けっこうみんなバイクがマチマチだから、クラスが別 れなければ良いねー」

「それだったら那須でのラベルダ・カップとかどう?」

「バイク、何でも良いの?」

「うん。確か、250cc以上だったら大丈夫だったと思う!」

「OK!んじゃ、詳しい事、調べてみようよ!」

「うん♪そうしよう!」






ウキウキだっ♪








-------数日後-------
チャットで先日の2人になった時の会話
 
「調べた?」

「うん。調べた。」

「ダメだね。」

「うん。ダメだね。」

「600cc以下の男性は、外車しかダメだって。」

「しかも、26,000円もするんだね。」

「 トランポとか整備代(バイクショップの整備済み印鑑が必要)もかかるね。」

「うん。しかも、遠いから交通費もかかるね。」

「ちぇ。」

「ちぇ。」






・・・しゅ〜ん。








-------数日後-------
別のレース好き男子とのチャット
 
「あのさ、ellieさん、那須で仲間集めてレースやる気ない?」

「・・・あるよ?」(何でこの人が知ってんだろ?)

「んじゃ、やろう!」

「どうやって?」

「だから、那須を借り切るの。」

「ラベルダ・カップ?高いし、出れない仲間が居るからダメなんだー。あれ。」

「え?自分たちで1日借りるんだよ?丁度キャンペーンなんだ、那須が。」

「へ?」

「那須のホームページ見てみてよ!」

「・・・・・・ホントだ!やる!!!」

「話決めるの、ellieさん早くない?」

「だって、この前丁度、レースやりたいって話になってたの。」

「へー。んじゃ、決まりねー。」

「うん。決まりねー♪」







・・・かんたんに決まった。









-------数日後-------
最初の2人でのチャット会話
 
「あのさ、那須を個人で借りてレースやろう、って話があるんだけど、どう?」

「良いね!やろう!」

「話、早くない?」

「えー?だって、やりたかったじゃん。」

「うん。やりたかったよね。」

「んじゃ、やろ♪」

「うん。やろ♪」






こんな発想で良いのか?
・・・いっか。