2022年度より東京大会を東京特別集会と改称しました。

 
 

第3回藝能史研究會東京特別集会 

2024年12月21日(土)  午後2時〜午後5時
※終了しました。

オンライン開催
参加自由 ・ 参加費無料

   
  テーマ
「近世日記と芸能」   



     *プログラム

     講演 後藤 博子氏 「『美濃守日誌』にみる柳沢信鴻の浄瑠璃愛好」

     講演 ビュールク トーヴェ氏 「『柳沢宴遊日記』の世界」

     対談 武井 協三氏・岩井 眞實氏
         「近世初期の日記と歌舞伎の演技・演出」



 
  《企画趣旨》
 近世初期演劇の資料としての日記の研究は、松平大和守直矩(1642〜1695)の日記『松平大和守日記』にはじまったといってよいであろう。この日記の原本は東京大空襲(1945)で焼失したと言われ、焼失以前の写本が福井久蔵、若月保治、伊原青々園、郡司正勝らによって伝えられた。その芸能記事の面白さはつとに知られていたが、写本間の異同や抄録部分には、なお不明な点も多かった。武井協三氏は、改めてこの日記を精査して複雑な諸本関係を整理し、続いて諸藩に残る藩邸日記の調査を手掛けて、『弘前藩庁日記』ほかの芸能記録を多数紹介してきた。その後、後進によって各種の日記が発掘され、多くの記事が蓄積されて、今日に至っている。
 このような機運が高まっているなかで、今後どのように近世日記の資料的価値を見定めてゆくか。日記によって成立事情は異なっており、記事の利用についても、さらなる資料批判的な深化が望まれるところであろう。本企画では、講演と対談によって、芸能記録を中心に近世日記研究の現状を語っていただき、次なる展望を開いてゆきたいと思う。

             
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