「ラジオ・パステルコレクション」第5回 2001/5/6 25:00〜25:30 TBSラジオ
ナビゲーター 
 森川智之


●タイトルコール
『眠れない熱い夜、ありませんか…。ラジオ・パステルコレクション。』

●オープニング
 みなさん、こんばんは。ナビゲーターの森川智之です。
ゴールデンウィーク、みなさんいかがでしたでしょうか。私は仕事をしていました。
うん、いいんだ、いいんだ。みんなが楽しんでくれればいいです。
 さて、今注目のジャンル、ボーイズラブにスポットを当てたこの番組、おかげさまで放送開始から1か月が経ちました、うん。これもひとえに、リスナーのみなさんのおかげです。
この調子で、みなさんと一緒に、もっともっとこの番組を盛り上げて、注目される番組にしたいな、と思っております。そして、リスナーのみなさんからは、番組の感想をはじめ、コーナー宛てのお便りなど、たくさん…、いただいてます。
私、森川も、そして、阿部さんを筆頭に、番組スタッフも、大喜びしていますので、本当にみなさん、ありがとうございます。この調子で、どしどしですね、お便りを送って来ていただければと思います。
えー、と言うことで。それではここでですね、葉書を2通ご紹介しましょうか。そう、先週決定したとおり、今週からはラジオネーム、PNを、パステルネームとしてご紹介して行きたいと思います。
まず最初。おや、本名でいぃんですね。東京杉並区の方からいただきました。この番組初の男性リスナーからのお便りです。
『第1回、第2回と楽しく聴きました。僕もベイスターズの大ファンです。』
あぁ〜、いいですね。今ちょっと調子悪いですけどね。
『最初の放送で森川さんは免許について話していましたが、僕は今教習所に通っています。車があれば少しは行動範囲が広がる、と思い付きで通いだしたのです。
ボーイズラブというのはよくわからないのですが、ドラマは面白いです。』
ということで、お便りをいただきました。男性初のお便りなんですけども、ボーイズラブ、よくわからない。でも、この番組を通して、もっともっとわかって、楽しんでいただければと思います。そして今、車の免許を取りに教習所に通っているということなんで、免許が取れましたら、是非、番組宛てに葉書をください。
そして、もう1通紹介できるのかな。
『森川さん、こんばんは。とっても素敵な番組がはじまり、嬉しくて嬉しくて、早速お葉書書かせていただいています。さて、私の小さな悩みなのですが、気になってしかたがないことがあるのです。それは、ボーイズラブのCDを収録した後、相手役を演じた声優さんと、気まずくなったりしないですか。』
という質問。うん。ま、仕事ですからね。気まずくなったりしないです。これが本当に気まずくなったら、僕、もう、はっきり言って、いっぱい気まずくなって、もう、たいへんなことになっちゃうんですけども。ボーイズラブに限らず、まぁ…恋人どうし、っていうよりも、たとえば敵役とか、それから…恋人取られた役とか、いろんなシチュエーション、あるじゃないですか。それでね、いちいち気まずくなったりとかしてたら、たいへんなことになってしまうんで。ご心配しているようですが、安心してください。そういうことはありません。

ということで、お便りどうもありがとう。今夜も楽しんでもらえるとうれしいです。
もちろん、番組で取り上げることができなかったお便りも、必ず拝見させていただいてますので、これからもみなさんの声をどしどし聞かせてくださいね。待ってます。

『毎週日曜日の夜、眠れない夜を一緒に過ごしませんか?』

 

CM 
 無敵なぼくらシリーズ第3弾 『勝負はこれから』
 『スーパーロボット大戦α外伝』
 CD版『ラジオ・カレイドスコ^プアイズ』


●作品紹介
  改めましてこんばんは。ナビゲーターの森川智之です。
この番組は、ボーイズラブの作品をを、多くのリスナーの方々に、もっともっと広めたい…ということでお送りしているわけなんですが、ここでお便りを読んでみましょう。こちらはですね、大阪府の方。
『初めまして、森川さん。私はボーイズラブのCDを聴くようになってから思うようになったことがあります。
それは、声優さんのすごさです。前々から声優さんってすごいって思ってたけど、ボーイズラブのCDを聴いてから、もっとすごいって思うようになりました。
うまく言えないけど、そのCDの中には、ひとつの世界みたいなものができあがってて、とにかく本当にすごいと思います。やっぱりそれは、声優さんの苦労と努力があるからなんだと思います。そうやってできあがったCDで楽しませてもらっていると思うと、本当に有り難いことだなあ、と思うようになりました。』
ということで、ありがとうございます。これだけ感激してもらうと、我々もですね、もっともっとがんばろう、って気分になって来ます。気分良くしてくれて、本当にありがとう。
さて、みなさんにはですね、お勧めのドラマCDや小説、感動したエピソード、はたまたボーイズラブを初めて知ったときの話なんかもですね、この番組宛てに教えてください。

 それではここで、番組お勧めのドラマCDを少しだけご紹介します。
今晩ご紹介するタイトルは、「お金がないっ」。原作は篠崎一夜。僕たちが生活するうえで、お金は欠かすことのできない大切なものですよね。
でも、この物語に出て来るお金の使い方というのはですね、ちょっと…、いや、ちょっとどこじゃないですね、かなり、普通ではありません。
どれぐらい普通ではないのか、聴いてみましょうか。

お金がないっ』(ダイジェスト)

いかがでしたでしょうか。この作品は、非合法の競売にかけられた美少年・綾瀬雪弥と、新宿で金融業を営む狩納北の、…非常に屈折しているんですが、掘り下げるととっても純粋なラブロマンスなんですね。ラブロマンス+ちょっとコミカルな作品なのかな…、ってところなんですけど、綾瀬はなぜ競売にかけられたのか、そして狩納は億単位の金をつぎ込んでまで綾瀬を競り落としたのか。
気になる人は、是非CDを聴いてくださいね。ハマっても知りませんよ。でも、借金はあまりしないように。
さて、この作品、出演は、石田彰、小杉十郎太、そして、飛田展男、置鮎龍太郎と、豪華メンバーが出演しています。今夜紹介した「お金がないっ」は、シリーズ第1弾で、続いて「お金しかないっ」、「可愛気ないっ」が、現在好評発売中です。

そして、新作ドラマ情報。
いよいよ次週からは、5月25日、インターコミュニケーションズ、ビビッド・コレクションから発売されます新作、「お金じゃ買えないっ」のドラマCDを、3週にわたって、ダイジェストでみなさんに先行オンエアします。さらにですね、みなさんお待ちかねの、ドラマCD収録現場突撃インタビュー。ということで、私・森川智之がですね、新作の「お金じゃ買えないっ」の収録現場に行って来ます、うん。その模様を、どーんとこの番組で放送しますので、楽しみにしといてくださいね。
さらに、もうひとつ、新作情報をご紹介します。
これはですね、ドラマCDではないんですが、新作情報番外編、ということで、「CD版ラジオ・カレイドスコープeye's」。こちらも、「お金じゃ買えないっ」と同じく、5月25日の発売です。
パーソナリティは、森川智之と中原茂、名コンビでお送りしています。メイコンビの「メイ」は迷えるほうでしょうか。そしてですね、この番組にゲストでお呼びしたんですけども、梁田清之さん、堀内賢雄さん、小林優子さんの、それぞれの味のあるトークも収録されています。そして、なんとですね、このCD版のスペシャルということで、特別にですね、森川・中原の居酒屋フリートークが収録されております。これも、いい感じで酔っ払っておりますよ。ということで、この豪華ダイジェスト版、是非聴いてみてくださいね。


●ボーイズラブ促進委員会
  はい。ということで、このコーナーでは、ボーイズラブをたくさんの人に楽しんでもらうための、促進レポートやアイディアを募集しています。

さてですね、今回も楽しいお便りが届いていますので、早速ご紹介したいと思います。名古屋氏の方からE-mailで頂きました。
『今回は私の小さなボーイズラブ促進計画を紹介させていただきます。第2回放送で森川さんが紹介された、「DOUBLE CALL」がきっかけとなっています。
私がまだ金銭的にも余裕がなく、しかしどうしても「DOUBLE CALL」のドラマCDが欲しくてたまらなかった頃、お金がない中、なんとか購入する術を考えていたところ、あるひとつの名案が浮かびました。それは、母親をボーイズラブの世界に引き込んでしまうこと、でした。とある日曜日、もともと漫画好きの母親が、「何か面白い読み物ない?」と聞いて来たので、思い切って本棚に置いてあった「DOUBLE CALL」を手に取りました。「このコミック、かなり面白いよ。ちょっとアダルティーだけどね」。
――2時間後。
「ちょっとこDOUBLE CALLって、なんていじらしい話なの。本当、大人の色気を感じる話ね」。思ったとおり、母親が食いついて来ました。こうして私は、念願の「DOUBLE CALL」ドラマCD、1から3を買いました。正確には母親が買ったのですが。』
ということで、小さな促進計画、大成功ですね。おめでとうございます。
さて、今日紹介した方にはですね、ボーイズラブ促進委員会会員ナンバー4番に任命します。おめでとうございます。みなさんも負けずにですね、どんどん促進してくださいね。
次回、会員ナンバー5番をゲットするのは、君かもしれない。お便りの宛先は、郵便番号160-0022、インターコミュニケーションズ、ラジオ・パステルコレクション、促進委員会まで。メールアドレスは、pastel@ic-enet.comです。

後半戦は、ボーイズラブのことなら誰にも負けない、というあなたのためのあのコーナー。ラジオのチューニングはそのまま。

 

CM 
 第4弾 『お金じゃ買えないっ』
 『CHQ声優センター』
 第4弾 『お金じゃ買えないっ』


●カルト・オブ・ボーイズラブ
 さて、通の間では予習復習が欠かせない、このカルトなコーナー。前々回の放送でお送りした問題も、けっこう難しいものを用意したのですが、メールや葉書でたくさんの解答をいただきました。いやあ、みなさん。やる気満々ですね。
それでは、その答え合わせと、幸運なポストカード当選者の発表です。
まずは問題から。問題はですね…、
 『「青の軌跡」の登場人物・ロードは大学の講師をしていましたが、その専門は理論数学だったわけですが、では何故講師を辞めて連邦政府の文官になったのでしょう。その転職理由を答えてください。』
――でした。ということで、正解は…、
『教授が自分の娘と結婚しろと迫ったので、あわてて逃げて来た』
…でした。ちなみにこの正解は、原作の中で、三四郎が話しているシーンがあります。
気づいた…かな?
さて、気になる当選者を発表しましょうか。森川智之サイン入り「青の軌跡」ポストカードが送られるのは、こちらの方。おめでとうございます。
ということで、メールでいただいているので、ちょっとご紹介しようかな、と思うんですけど。ちょっと僕にですね、質問があるらしいんですが。
『ちょっと気になったのですが、森川さん、「青の軌跡」とおっしゃるときの、「軌跡」のイントネーション、違いませんか。』
という質問が、いただいたんですよ。そうなんです。これね、アクセント気になってるんでしょうね。「キセキ」と「キセキ」、これ、ふたつあるんですよね。この字でも。
でも、アクセントに関しては知識のある人なんでしょうね。
百聞は一見に如かず。『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』ということで。
そう、これ、アクセントは2種類あって、平板の「キセキ」と、頭高の「キセキ」っていうアクセントがあるんですよ。どちらが語源かとか、まぁ、いろいろ難しいところあるんですけれども、まぁ一応、この作品的には、ワタクシどもは、「青の軌跡(頭高)」と言っていますので、みなさん、ご理解のほどを。

ということで、今週の問題を発表しましょうか。聞き逃さないためにも、メモや録音の準備をしたほうがいいかもしれませんよ。さて、今週の問題です。
 『「お金がないっ」に登場する狩納北が経営する会社の社名は何というでしょうか。』
どうですか。わかりましたでしょうか。こんなカルトな問題も朝飯前、という、やる気満々のあなたたち。Eメールか葉書で答えを書いて、どしどし送って来てくださいね。正解者の中から、抽選で1名様に、「お金がないっ」のサイン入りポストカードをプレゼントします。たくさんのご応募、お待ちしています。

●森川智之のひとりごと
 はい、ということで、ここは、声優としての僕のふだんあまり見せない一面を話して行こうと思います。
っさ、 今回のトピックは、「声優の必需品」…ということで。

どんな仕事にも、必需品ってありますよね。もちろんですね、僕がやっている声優の仕事にも、必需品っていうものがあるんですけども。
ということで、必需品。鞄の中を見れば、だいたいわかるんですけども。持ち歩かない、家にあるものも、必需品ということで。どんなものがあるかというと、まず、我々は日本語を仕事道具というか、まぁ、商売にしているわけなんで、国語辞典ですかね。で、あとは、アクセント辞典。
これはみなさん、聞いたことない人もいるかと思うんですけども、アクセント。う〜ん、けっこうですね我々は、いわゆる標準語と言われてるんですけども、これを基本として、みなさんにいろいろ、こうねドラマとか提供してるわけなんですけども。いろいろな言葉のアクセント。例えば、「ハナ」。例えば、なんでしょう、フラワーの「花」とか、あと、顔の中心にある「鼻」とか。「花」と「鼻」は違いますよね。でも、これに、助詞の「の」が付いて、センターの「中」を付けると、「ハナの中」。
「ハナの中はどんな感じでしょう」。両方、同じアクセントに変わってしまうんです。
不思議でしょ? 助詞の「の」が付くと、平板化、アクセントが平らになってしまう、という、不思議な現象が日本語にはあるんです。こういった、アクセントの勉強もするために、アクセント辞典。
それからですね、のど飴、のどスプレー。実はですね飴よりも、けっこ喉スプレーのほうが、十何年この仕事やってますけど、喉にはいいかな、ということで。
今、僕ですね、手元にあるんですよ。喉スプレーっていうのが。これね、プロポリスが入ったのどスプレーって、けっこうプロポリスの喉スプレーって聞くと、高価な感じするでしょ? まあ、1000円なんですけどね。これをかばんの中に忍ばせておく。
それから、ペンですね。ボールペン。書きやすいもの。仕事によっては、首にかけたりする、こう紐が付いたボールペンとかあるんですけど、キャップに。
けっこう、なんていうのかな…高価なものよりもですね、100円200円の安いやつを、文具店かなんかで、こう探してですね、自分にフィットするお目当てのボールペンを探して、気に入ったものはまとめて買って、かばんの中に忍ばせたりしております。
それと、家にあるのは、ビデオデッキ。これはもちろん、リハーサル用ですね。あとは、テレビのモニターですね。これがないと映りませんから。
そんな感じでしょうかね。あとは、必需品というよりも、台本とか手帳とか。
それから、必需品というよりも、優秀なマネージャーですか。これはとても必要ですね。お願いします、マネージャーさん。
ということで、森川智之のひとりごと、「声優の必需品」でした。

続いては、まさにパステルなあのコーナー。今夜のパステルスポットは、どこでしょう。

●パステルスポットコレクション
 さて、今日最後のコーナーは、パステルスポットコレクション。
このコーナーでは、みなさんの淡い想い出の詰まった場所に、エピソードを添えて送ってください。
それでは今日は、たくさんの中から、このお便りをご紹介します。静岡県にお住まいの方からです。
『私のパステルスポットは、通っていた中学校の、下駄箱前の砂利道です。
私は小学校5年から中3まで、ずっと片想いをしていた人がいました。
実はその人は、私の気持ちを知っていたのですが、お互いに何も言わず、友だちとして付き合っていました。しかし中3の終わり、その人に彼女ができ、なんとなく気まずい雰囲気で卒業式を迎えました。雨が降り始めた式の帰り道、私とその人は、下駄箱の前の道ですれ違ったんです。気付きはしましたが、お互いに相手のほうへ傘を向け、なんとなく隠れるように通り過ぎました。雨の降る音と、砂利道を歩く音だけが、静かに響いていました。』
ということで。うーん、そうか。そうですよね。あのぉ…このコーナーをやって、何回か経つんですけれども、学校の下駄箱。ここ、来ると思ってました。僕も言いたかったんですけどね。そうなんですよね。けっこう、告白の場所とか。
下駄箱。帰りのときとかに、外履きに履き替えるときに、置いてあるんですね、手紙が。入ってるんですよ。どきっとしたり、した想い出があります。というのは、僕も、何度かもらったことがあるんですね。

ということで、みなさんも、愛の告白をした場所や、せつない別れの場所など、淡い想い出がたくさん詰まったパステルスポットを、エピソードと一緒に送ってください。待ってます。

 

CM 
 『青の軌跡』シリーズ
 CD版『ラジオ・カレイドスコ^プアイズ』
 『スーパーロボット大戦α外伝』

 

●エンディング
 みなさんと一緒に過ごして来ました、「ラジオ・パステルコレクション」。
そろそろお別れの時間が近づいて来ました。
ゴールデンウィークも今日でおしまい。みなさんはどんな休日を過ごしたのでしょうか。素敵な想い出ができた人は、是非、パステルスポットとして、番組宛てにお便りをもらえるとうれしいです。
さて、今夜ご紹介したコーナーや、番組への感想などのお便りは、郵便番号160-0022、インターコミュニケーションズ、ラジオ・パステルコレクション、それぞれの係りまで。メールアドレスは、pastel@ic-enet.comです。みなさんのお便りを、待ってます。

最後に、今日番組内で紹介していたドラマCDをもう一度ご案内しましょう。
タイトルは「お金がないっ」。気になる方は、是非お近くのアニメイトや取り扱い書店などで探してみてください。詳しいお問い合わせは、インターコミュニケーションズまで。電話番号は、東京03-5287-6141。平日朝10:00から夜7:00まで受け付けています。ホームページアドレスは、ic-net.comです。
また来週も楽しい時間を、一緒に過ごしましょう。ナビゲーターは、森川智之でした。