- 会長挨拶(田中 健治):
- 皆さん、こんにちわ、田中です。今日は日本AS友の会の
第10回記念定期総会と言うことで大勢の皆さんにお集りいただき
まして有難うございます。特に来賓と致しまして、日本AS研究会
理事長の七川先生と理事の前田先生、お二方にご出席頂きました事は、
大変光栄でございます。それから、いつもご出席下さるんですけど
漢方の方でご協力頂いております賛助会員の土方先生も、ご都合で
2時頃からと言うことでしたが、お早い時間からご出席下さいました。
ありがとうございます。
さらにもう一つ付け加えさせて頂きますと、一昨日ですが大きな
地震が有りましたですね。鳥取県西部地震と名付けられた地震だった
ですね。和歌山でもしばらく揺れ続けましたので、私もめまいか、
地震なのか判らなくなっていたんですが、テレビで地震だという情報を
見て、あぁそうやったんかと。で、その米子市から元気なお姿お見せ
頂きましたKさん、ようこそおいで下さいました。新幹線も点検のためか
止まっておりましたし、米子空港は閉鎖中ですね。次第次第に被害が
広がって行っているみたいです。なんか今度の地震は活断層とかの影響は
まったく受けていない地震だそうで、だからまったく予想できない状況で
発生したようです。
ちょっと、皆さん思い出して下さい。私達のASに似ているなって事を。
もう大丈夫かなと思っていたら突然ガタッと激痛が走ってみたり、
しばらくするとフッと消えてしまったり、油断するとまたさらに大きな
ものが起きて、そういうのの繰り返しなんですね。過労、それなんかも
いわなるASの地震の一因なんでしょうね、そういう感じでだんだん
ひどくなってきたんじゃないかなぁと思います。
そういう医学的な研究も更に深く考えて行かなくてはならないんですが、
さきほどご紹介いたしました「日本AS研究会」は、友の会がスタ−ト
するきっかけをつくっていただいたお医者さんの研究会であります。
どうしても、患者の友の会っていうものが必要になりまして、作りたい
なぁって事を小松原先生にお話し申し上げていた当時、昭和62、3年頃、
七川先生を中心としまして「日本AS研究会」というものがスタ−ト
して、その中で友の会というものを作っていこうじゃないかという話が
進んで行き、平成2年10月1日、東京都が強直性脊椎炎を特定疾患に
指定した時点で、準備段階から動きだしたもんですから、慌てて、
急遽翌年の3月25日に「日本AS友の会」というものを旗揚げした
わけであります。
今回は、ちょうど第10回目の総会、創立10周年という記念にふさわしい
総会になればなと思っております。思い返せばAS研究会という存在が
無ければどうなっていたか判りません。当初から手助けして頂き、
引っぱって頂きましたからここまで来れました。もしもそのお力添えが
無ければ、今まだ卵状態でウロウロしていたかも判りません。日本AS
研究会の諸先生方には改めて厚く御礼申し上げる次第でございます。
今日は、七川先生、前田先生、他にも小松原先生、辻本先生、福田先生
にも来て頂く予定だったんですが、ご都合がつかなくて非常に残念だった
んですが、そういう事情で、これから先も、私達、日本AS研究会の
先生方と力を合わせてASの治療とか、原因究明とかに取り組んで
いきたいと思っているところでございます。
最近、私達の病気っていうのは、特に遺伝子という言葉に敏感に
なりまして、今、医学会では凄いですね、遺伝子情報っていうのは。
そういう方面の開発っていうのが進んでいます。農業、漁業でも、今、
地球上すべてがそういう方向に向っております。その関係でなにやら
世間が騒がしいですね、ついていけない部分があるんじゃないかなと
思う事があるんですけども、私達はその中でどのようにして、この会
を良い方向に、勇気を持って進めて行けるかということについて、
第2部のリレ−ト−ク
で話し合って貰いたいなと思っております。
質問とか色々、病気の事とかも結構です。今日の総会はそういう事で
議事を動かして行きたいと思っております。
九州のNさんっていう方がメッセージを下さっています。経済的な
面で、なかなか総会に出席できないということです。しかし、その内
きっとお金をためて皆さんにお目にかかれる日が来るであろうと、
皆さんによろしくお伝えしてくれということです。そういう方は
大勢おられます。こういう素晴しい会場を選んで開催しているという
ことも、そこにありまして、せっかく、総会に来るために一年間、
貯金をして来て下さるって方もおられるんで、それなりの何か、
楽しいものとか、華やかなものとか、そういう雰囲気に浸って、
一日ブレイクして頂きたいという希望を持っております。それで
こういう会場を選んだりするんです。
来年は東京、再来年は関西ということになると思うんですが、
ちょうどこの隣に国際会議場があります。これからは、国際会議場を
議事に使ったり、しばらくはこのリ−ガロイヤルでという形も予定と
しては考えております。そんなことで、今日は、いろいろと議事
その他が有ります。どうぞ、ごゆっくりとお過ごし下さい。それでは
簡単でございましたが、これでご挨拶に代えさせて頂きます。
- 井上事務局長:
- それでは今、田中会長からもお話が有りましたように、
日本AS友の会結成10年目、第10回の記念総会を開催したいと
思います。現在、会員総数280名、その内、患者数は約200名です。
ここまで発展した友の会ですけども、最初のきっかけを作って下さった
お二人の先生が、本日はご出席下さってます。ご挨拶を賜りたいと
思います。七川歓次先生は日本のリウマチ学会の重鎮で世界的にも
有名な先生であられます。日本AS研究会の創設以来、理事長を
務めてれておられます。今年のAS研究会は神戸で行われる予定です。
では、七川先生、ご挨拶をお願い致します。
- 七川歓次先生:
- 本日はお招きあずかりましてありがとうございます。あんまり
お役に立ってないんですが、陳情の方は、我々も厚生省の方へ難病指定に
して欲しいと何年も前からやっております。我々研究会も調査をし、
やっと第2回の調査をやりまして、これからは陳情もし易くなるん
じゃないかと思います。我々も色々やりますんで、皆さんもよろしく
お願いします。
この研究会、10年ぐらい前ですか、我々がやりだしたのは。
ここにおられる前田先生、小松原先生、辻本先生、その他で始めさせて
貰いまして、平成2年の頃、辻本先生が日本で一番早くですね、その頃、
阪大の外科で心臓移植をやろうと計画がございまして、その頃から
ずいぶんやらして貰って。2、3年前ですが、アメリカの先生から、
AS研究会、そういう研究会があるのは日本だけじゃないかと。
そういうASを取り扱う研究会はあまり無いと聞きました。ですけど、
今年なってですね、第2回の「国際脊椎関節炎会議」っていうのが
ベルギ−でありますんですが、我々の方がずっと先取りしてやった
ということになるんです。とりあえずね、これからも皆さんと一緒に
力を合わせてやっていきたいと思います。弁解かたがたですが、
お招き有りがったかったです。御礼申し上げます。
- 井上事務局長:
- 陳情の方、よろしくお願いします。
次に、やはり日本のリウマチ学会の重鎮であられ、また友の会の設立
にもご尽力いただいた前田先生にもご出席いただいていますので、
ご挨拶を賜りたいと思います。
- 前田先生:
- ただいまご紹介にあずかりました前田でございます。
ずっと七川先生にご指導頂いて、同じ様な仕事で勉強させて頂いて
来ました。小松原先生とか辻本先生、福田先生とか同じ仲間で
ございます。AS研究会が今年で第10回でして、友の会も第10回、
会員数280名だそうで、田中会長や事務局長の井上先生のご努力が
この会の発展に結び付いて来たのだろうと思っています。
先程、陳情の話がありましたが、大阪も東京の様に(難病指定)
と思っているんですが、ちょうど、今、大阪府は財政危機に陥って
いて、バブルのはじけるもっと前やったら……と思います。
今はなかなか難しいようで。府立関節難病研究会というのが大阪に
有りまして、私が班長をやっていますが、そういう類の話が蒸し
返されておることはおるんですが、なかなか至らないんです。
七川先生も先ほど、おっしゃってましたが、その辺が研究会の
至らないところだと思いますが、今後、勉強していって、なんとか
早く良い話が出ることを願っております。皆さんのお顔を拝見しながら、
色々教えて頂いたりして、しばらくの間、過ごさせて頂きたいと
思います。本当に今日はお招き頂きまして有りがとうございます。
- 井上事務局長:
- ありがとうございました。陳情、その他、公的機関への要請などは、
やはり偉い先生方にひとこと言っていただけると強いようです。東京都の
特定疾患の指定は、なんだか偉い先生の鶴の一声ですぐに決まったという
ウワサですが、残念ながらそういう世界でもあるんですね。七川先生、
前田先生、いつまでもお元気で、日本のAS患者、そして日本AS友の会
のためにご活躍頂きたいと思います。どうもありがとうございました。
それでは、後の
フリ−ト−クに時間をたくさん取りたいものですので
議案はさっさと行こうと思います。
まず、議長の選出すでが、田中会長の指名によりまして
F.N関西支部長にお願いしたいと思います。それから補佐役として
関東支部長のT.Nさんにもお願いしたいと思います。
では、F.Nさんお願いします。
- F.N議長(以降、N議長):
- ただいまご指名を頂きました関西支部長、副会長のNと申します。
よろしくお願いします。隣は関東支部長で副会長のT.Nさんです。
- T.N副会長:
- Nと申します。よろしくお願いします。
- N議長:
- 本日の参加会員数が40名、委任状が133名、合計173名。
会員総数が287名で、過半数が144名ですので、過半数となって
おりますので、本日の決議ははすべて成立致します。それでは議事に
入りたいと思います。
議案1号、平成11年度活動報告。井上事務局長から。
〔別紙参照〕
- N議長:
- ありがとうございました。この件で何かご質問などありましたら?。
無ければ承認される方は拍手にてお願いします。
(拍手多数)
では承認とします。では議案2号、平成11年決算報告、
井上事務局長から。
〔別紙参照〕
- N議長:
- ありがとうございました。井上事務局長からの報告でした。
監査役の方、承認をよろしくお願いします。
- I監査役:
- こんにちわ。Iです。一般会計と特別会計、共に厳正に監査いた
しました。すべて適正に処理されています。ここにご報告いたします。
- N議長:
- よろしいですか?。何かご質問がありましたら?。無ければ承認される
方は拍手にてお願いします。
(拍手多数)
では承認とします。
次の議案3号、各支部活動報告、及び委員からの報告。まず、
関東支部の報告と展望。
- T.N関東支部長:
- 関東支部のNと申します。支部の活動と展望ということですけど、
AS友の会ができまして今年で10年ですけども、正式に関東支部会と
いうのは開催できないでいるのですが、今年になりまして6月17日に
役員会という形で、関東にお住まいの役員さんを集めて、ホームページ
設立の準備や今後の展望などについて話し合いました。近いうちにまた、
なんとか集まりたいと思っております。
後は、ちょっと活動報告からずれるんですけど、5年ぐらい前に、
クロ−ン病という腸の病気、ASとの合併もある病気なんですが、
自分もそのクロ−ン病という事もあり、そういう病気、難治性の
炎症性腸疾患、IBDとも呼ぶんですが、その患者のディスカッション
グル−プというのを作ってまして、ドクタ−と患者さんとで話し合う
院外患者会みたいなもんなんですけど、今、それに関わっています。
難病指定の話ですが、炎症性腸疾患にはクロ−ン病と潰瘍性大腸炎の
2つがあるんですけども、これらは厚生省で難病認定になっていますが、
ASはなかなか難しいんではと感じております。
東京都の方では、強直性脊椎炎は難病に指定されて医療券を発行して
貰っている人が206名ということなんですね。それは井上先生なんか、
どう感じられてるか判らないんですが、ちょっと少ないかなと思います。
少し話はそれましたが、そういった方面で、クロ−ン病や潰瘍性大腸炎と
ASとの関わり、炎症性腸疾患を持ってる方もいらっしゃると思うんで、
その辺の関点から見ていきたいなと思っています。そして、ASが
東京都の難病指定はどのような経緯で受けられたのかはっきりしないもん
で、資料を提出していただこうと思い、今、調査していただいてる
段階です。話はだいぶそれましたが、以上報告させて頂きます。
どうもありがとうございました。
- N議長:
- どうもありがとうございました。関東支部のT.N副会長からの
報告でした。続きまして私、関西支部長でございますので、ご報告させて
いただきます。本年度、大阪において何も表立ったことはありません
でした。申し訳なかったと思っております。今後の活動としましては、
野外のレクリエ−ション的なことをやってみたいということと、
交流会と懇親会を兼ねたものを先生方に来て頂いてやりたいなと思って
おります。関西支部の方で、会員同士で個別に会ったり、プ−ルに
行ったりしている方がおられますので、そういう行動が伝われば幸いか
と思います。以上で終らせて頂きます。
続きまして九州支部長のYさんお願いします。
- Y九州支部長:
- 九州支部のYです。活動報告という事なんですけど、まだ各県に
一人いない様な状態で、活動報告っていうような報告はありません。
けれども今日、私が長崎から、佐賀からT会員が、それと福岡からHさん
という女性の方がお見えになっております。総会、懇親会の出席率は
各支部の中で一番いいんじゃないかと思っております。まぁ、宴会が
好きなだけなんですけど。
とにかく裾野を広げるしか無いもんですから、夏休みや職場の休みの
日に、鹿児島の方の大学病院に行ってまいりました。助教授とかいう人
が対応してくれたんですけど、鹿児島大学医学部付属病院、鹿児島、
宮崎、大分と徐々に底辺を広げるという意味で行こうと思っています。
鹿児島大病院で色々、話をしてきましたけど、日頃、田中会長とか
井上先生とか懇意にしている関係で、あまりパッとしないというか、
と言って良いのかわからないんですけど、欲が無いというか、
あまり動いてくれないような印象です。医療側の窓口になってもらったり、
患者の人がおったら紹介して貰ったりという事をして欲しいんですけど。
九州地区では良い病院なんですけど、私の感じではあんまり今のところ、
良い先生、良い大学病院では無いという感じで。徐々にですね、潜在的には
いるはずですから、会員数をもっと増やそうと、裾野を広げるという事を
中心に頑張っていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。
- N議長:
- ありがとうございました。九州支部のYさんでした。続きまして女性部、
Mさんから。よろしくお願いします。
- M女性部長:
- Mです。こんにちわ。「らくちん」に写真入りで作品展の事とか
載せて貰ってるお陰でだいぶ顔が売れてきまして、総会前に、どうして
いらっしゃるかと会員の方、女性の方なんですけど、電話をかけるん
ですけど、以前よりは親しくお話しして下さるようになって、その事は
私の中でとても大きな事だなととらえております。今回は、お留守の方も
あって数人の方しか連絡を取れなかったんですけど、「とても頑張って
ます」という方から、「頸椎の痛みでとても苦しく死ぬほど辛い」という
方までいらっしゃいました。
いつも「らくちん」の感想をお聞きするんですけども、「総会の記事が
とても良かった。行ってないけどそこに自分が居るようで、臨場感があって
すごく良かったです」という事をおっしゃって下さいました。何か苦労が
あったら教えて下さいと言いますと、病名が知られてないせいもあるん
でしょうけど、介護保険の認定時にちょっと苦労されたという事も伺い
ました。後で井上先生にお答え頂こうと思うんですけども、薬のことで、
「ロキソニン®を飲んでいて、ちょっと頭がボ−ッとする
ので、他に良い薬はないだろうか?」とか、「元気を維持していくために
何かASの体操を音楽入りで毎日出来たら良いなぁという案を頂いたり、
体操療法で股関節がなんとかならないもんだろうか?」という質問も
頂きました。
私は難病の方たちとお付き合いがあるんですけど、お互い学ぶ事の多い
テ−マで、家族の理解が得られないのが一番辛いというお話があります。
特にASは、調子の悪い時、良い時の差が激しかったりするので、
「昨日まで元気やったのになんで今日は?」と言われたり、動けるかな?
元気になるかな?と思って自分で好きなことをして元気になろうと
努力すると、「好きなことをしている時は元気やね〜」って言われて、
とっても傷ついたりしたという話を聞きました。本人も良く判らない、
説明の付かない気持があるという事があるので、これをしたから痛みが
マシだとか言えないので、そういうところが説明しにくい所かなと
思います。
また、すごく頑張ってる人を見て、今は乙武君なんか元気で頑張って
おられるんですけども、「どうしてあなたはああいうふうにできないの?」
と言われて傷ついたり、「環境も資質も身体の状態も違うので、あの人の
様に」って言われるととても辛いという話を聞きました。家族の理解と
コミニケ−ションが私達の元気の元ですので、ASの会も、そこら辺を
理解して頂けるという方向で行ったらええなと思っています。それから、
今、お話ししました様に、段々、皆さんといろんな事をちょっとずつ
お話し出来るようになりましたので、今は私と一人の女性の方という
感じで、その点が線になっていったら良いなと思いつつ、会の活動を
していきたいと思います。
- N議長:
- 女性部からの報告でMさんでした。ここで報告に対してご質問が
ありましたら?
何もありませんようですので、次の議案4号、ホ−ムペ−ジ作成委員会の
Aさんから報告していただきます。
- A委員:
- ホ−ムペ−ジ作成委員会のAです。こんにちは。お渡ししました
資料をご覧頂きながらお聞き下さい。先ほど来、話がありましたように
第2回ホームページ作成委員会というのを今年の6月に開催しまして、
立ち上げるサイトの内容、タイトル、構成等について話し合いました。
簡単に内容をご説明しますと、立ち上げ時にはなるべく簡単なというか、
必要最低限なものにして、その後、地道に更新作業を行うという話に
なっております。また、通常、ホームページには問い合わせ用のメ−ル
アドレスを載せますが、事務局の負担がどのくらいになるかわからない
ので、事務局の負担を軽くするため、とりあえずはメ−ルでは連絡出来ない
ようにアドレスは載せないことにします。まずは、電話、ファックスだけ
の連絡法にする。その後、可能ならばメ−ルの受け付けも考える。
また、立ち上げた後に会員の方たちだけがパスワードを使って入れる
ような場所を作り、メ−リングリストの受付等が出来る、会員以外には
公開しないページも考えています。今、ここにいらしていると思いますが、
友の会会員の中で既にASについての伝言板をホームページに掲載して
いる方がいらっしゃいます。AS Web では、とりあえず会員のみの伝言板を
作りたいと考えています。プロバイダですが、幾つかの条件を満足するもの
を検討して、BIGLOBE というプロバイダーにすることにしました。
これから手続きを始めますが、一ヶ月後位には、契約が完了する予定です。
料金は当初は月2,500円位ですが、アクセス制御やメーリングリストなどを
使い始めると月3,500位になります。
やっと、AS Web の初期バージョンが完成しました。資料の図に内容の
一部を示しましたのでご覧下さい。Q&Aの部分は
「強直性脊椎炎療養の手引き」を図も含めすべて載せています。
これが結構大変でした。今後は、更新作業が必要になります。
随時、「らくちん」等の
公開しても問題なさそうな内容を載せていく予定です。
また、Q&Aに、友の会についてのFAQ、いわゆる
「よくある質問」というものですが、これを追加する予定です。
「らくちん」の目次に入っている個人名を掲載して良いかどうかに
ついては、午前中の役員会で話し合いましたが、会長、事務局長の記事
以外は題名のみを載せるということにしました。
最後になりますが、これからプロバイダに手続きをするので、AS Webの
ホームページアドレスはまだ決まっていません。決まり次第、「らくちん」
に掲載してお知らせ致します。
議案5号について
- 井上事務局長:
- 厚生省への特定疾患指定と、HLAの健保適応について、国の手続きに
従って田中会長が原案を作成し、私が手を加えて作成したものを案として
皆様のお手元へ資料としてお配りしております。
- 田中会長:
- 東京都は、日本の中では特別区でありまして、独自でASを特定疾患
(難病指定)として認定出来た唯一の自治体であります。さきほど、T.N
副会長もこのことに少し触れておりましたが、私の知る限りでは慶応大学の
本間教授(内科)が都の特定疾患対策課の中に強直性脊椎炎研究班を作り、
当初約40数名の患者だったそうですが、ある程度の研究資料を提出して
特定疾患に認定されたと聞いております。
東京都が認定したからといって他の府県も追随出来るかといえばこれは
到底無理な話だそうでして、厚生省(現厚生労働省)が認定して、はじめて
公的医療費負担が可能になるのだそうです。時間があれば、この
陳情書(案)
を読ませていただくところですが、それほどのゆとりもないので
皆様、各々お読みいただいて、この様なところをかえたらどうかという
点があれば教えていただければと思います。陳情書ですので、平常、
私達が、強い、とか強くなってほしいとかいっているのとは違って、
いくらか弱々しく書いておりますので、そのお積りで読んで下さい
(内容は後に記載)。
(以降、録音不完全なため議案6号の日本AS友の会ロゴマ−ク
について田中会長の発言の途中から)
どうしてもASっていうところから離れられないっていう、そういう
思いがあったり、どうなんですかね、難しいですね、こういうのは。
どうもピタッとくるようなのが無いような気がしますので、もう1年間
待ってみたいと思います。ぜひ勇気を奮って応募して下さい。
葉書サイズでいいですから、ザ−ッとデザインしていただいて、実際に
作るには専門家に頼みますから、基礎デザインとして、日本AS友の会
として世界に出せるようなシンボルマ−クをぜひ作って頂きたいと
思います。資料の右下に描かれている、ドイツのものですね、3人が
寄り添っているような、この下のところにJASCと入れて使って
くれても良いという申し出がドイツの役員からありました。しかし、
他の国のものを使う訳にもいきませんし。ぜひ、お待ちしてますんで
お願い致します。
- N議長:
- 何かご質問ございましたら?。ありませんでしたら次の議案7号、
その他、名簿作成の件、事務局長から。
- 井上事務局長:
- 午前中の役員会で検討された第3版の名簿作成の件です。
他の難病団体とか、海外の難病団体なんかに聞いても、会員名簿を
会員に配布しているという会はあまり無く、当会でも、当初から
反論もありました。しかし、今日、来ていらっしゃる会員さんの
中でも、自分より重い人に初めて会ったとおっしゃる方もいて、
それくらい患者が少ない、周囲を見廻しても仲間がいない状況ですから、
仲間意識というか、周囲に同じ様な方がいるだけでホッとする、
無人島で一緒になった様な気さえする、まさしくそういう会ですので、
仲間に会える、電話で話せる可能性を含んが価値が大きいという事で、
会員数も倍増したことだし、やっぱり引き続き第3版の名簿を作って
配布しようじゃないかという事になりました。
ただ、これは大事な事なのですが、事前に必ず全員に打診して、
名簿に記載を希望されない方は除くことにします。名簿としては
中途半端なんですが、出来るだけそのような会員が少ないことを
期待して……ということになりました。これまで、名簿が実際に
悪用されたとか、そういうふうな問題になった事は一つもありません。
むしろ、近くにいることがわかって、連絡が取れ話が出来て良かった
とかいう効果の方が大きいようです。今の名簿は、あいうえお順に
なっていますけど、都道府県別、地方別、という案も出ました。
それも是非やってみたいと思います。名簿に関しては以上です。
- N議長:
- ご意見、どなたかありますか? 名簿を作るという事に
関しまして、ありませんか?
- 井上事務局長:
- それから、名簿掲載を希望されない方でも役員さんに連絡して
下されば、役員を介して、相手に打診して許可をとった上で、
紹介するという形にする事も決まりました。
- N議長:
- 今まで、名簿作成して不都合があったという方はおられません
でしょうか?。無いようですね。
次の第11回総会について、お願いします。
- 井上事務局長:
- 名古屋っていう話もあったんですが、名古屋の役員が亡くなったり
して、色々有ったものですので、東京と大阪で1年ごとに交互に開く
というこれまでの通りに、来年は東京になりました。日時はまだですが、
後日、お知らせします。九州でやろうとか、自分の所でやろうという
希望があればお願いします。開催地に関しては以上です。
それから、先ほどの名簿の件に関連して追加ですが、郵送した物が
戻ってくることがあるんですね、3回戻ってきたら、次は郵送しない
という形にせざる得ないって事で、そうさせて頂くことになりました。
ついでに会費のことなんですが、そんな裕福な会でも無いんですが、
会費の振り込みがなくても、あえて催促はしていません。賛助会員の方は
3年連続納金が無い場合は自然退会とさせて頂くことに、さきほどの
役員会で決まりました。しかし会員には、色々ご事情があると思います
ので、転居届やときか退会届けが事務局に届かない限りは、たとえ会費が
届かなくてもそのままずっと郵送物は送らせて頂くということに
なりました。
- N議長:
- これについて、ご意見、ご質問等など有りませんか?。
無いようです。
- 井上事務局長:
- もう一つ、「友の会だより」の編集部からお話があるそうです。
- F編集係:
- 「友の会だより」の編集係をしておりますFと申します。一年ぐらい
発行出来てないんです。原稿が集まらないというのが一番の理由です。
「友の会だより」の最終ペ−ジの一番下に住所、電話番号、
Eメ−ルアドレスなど書いてありますので、気軽に、こんな事があった
とか、こんな面白い事があったとかありましたら、私か、一緒にやって
いる奈良のTさん宛に、お電話なり、ご連絡頂いたら嬉しいんですが、
是非お願い致します。
- N議長:
- 皆さんからのご協力お待ちしてますんで、よろしくお願いします。
「らくちん」と「友の会だより」、2本立てで皆さんにお届けしてます。
「らくちん」は長い文章で、「友の会だより」の方は短くても結構です
ので、係のほうまでご寄稿、よろしくお願いします。それでは、全体的に
ご質問とかご意見とかありませんでしょうか?
- 会員:
- 今日の議事の報告は会員さんにどのような形で報告される
んでしょうか?
- N議長:
- 「らくちん」に掲載されます。議事はの成立は過半数の承諾が
ありますので成立ということになります。今回の総会の内容は、次号の
「らくちん」13号に掲載させていただきます。
- 会員:
- ちょっと気になったんですが、井上さん、最後の方で言われた
会費の話なんですけど、会費を納めてなくとも、「らくちん」などを
送って貰えるのは不公平だな……(それだったら会費を納めなくても
いい)って思われる方もおられると思うんですが?
- 井上事務局長:
- そうですね。そういう危惧はあるんですけど。それは田中会長のご意向
でもありますし、この会の趣旨でもあるんですが、会長、如何ですか?
- 田中会長:
- 確かにそういう事も考えられます。ほとんどの方が払ってないのを
非常に申し訳ないというお電話を下さるんで、大丈夫だと思います。
- 会員:
- ハイ、判りました。
- 井上事務局長:
- 今のところ、経済的には何とかやって行けていますんで、
しばらくはこのままで。
議事、その他の報告は「らくちん」誌上でご報告という事で
よろしいですね。改めて他に議事録を出した事もあるんですが、
そう堅苦しい大規模の会でもないんで、まあ融通を効かして、
言い変えれば「けっこうイイ加減」というところがこの会の
特徴なんで。
- N議長:
- では、以上を持ちまして第10回AS友の会、議事を
終了させていただきます。
戻る
トップページへ戻る
|