White LED High Power Drive Ⅱ |
2003年 6月 8日(日)
先週に引き続き、LEDハイパワードライブのお話です。
今回は小型化がテーマですが、小型化といえば半導体。そして高密度実装技術・・・ある半導体メーカーのセッション名でもありましたが(過去形)、現在の電子機器では高集積化と高密度実装は欠かせない技術なのです。しかしながら、一般部品での組み合わせと実装では限界もありますが、なんとか目的の範囲に納める事ができました。
まず使用部品ですが、でかいのはコイルこれは効率に関係してきますので、このサイズがいい所かと・・・。そしてメイントランジスタ、東芝2SC2500はデータシートでの用途はストロボフラッシュ用でパワーは問題なし。ですがパッケージは一応TO92タイプですが高さは通常の2倍位あります。従って実装高さはこのトランジスタが最大になります。次にお馴染み東芝2SC1815は出力電流を一定電流にする為のフィードバック用に使用しております。ダイオードとコンデンサは出力段の整流と安定化の役割をします。ダイオードは効率を保つため電圧降下の少ないものを選びました。ほんとうはショットキーバリアダイオードがいいのですが、お宝箱に入っていた型番不明なものを選別して使用しました。あと小型化のため極力ジャンパー配線にならないよう配置を検討しまとめました。(回路図)完成後、なかなか小さくなるものです。なにも考えずに作った試作品の半分以下の面積になりました。これをライトに組み込んで完成です。次はオートパワーオフ、パワー切り替え、点滅、などの機能を制御するマイコン搭載か・・・
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0.26mm銅線を一次、2次に各40ターン巻いております |
使用部品 全て
トランジスタ・ダイオード・コンデンサ・全て |
コイル搭載前
コイル下の隙間にも抵抗とダイオードを配置 |
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大きさ比較その1
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大きさ比較その2
試作品と比較 |
点灯テスト
無負荷出力 50V |
画像をクリックすると実サイズの画像がご覧になれます。
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