Walking to the beat
YMOが再結成ということで思い出すことがある。
それは坂龍が言った「ユキヒロとホソノさんは、世界最高のリズム隊」ということです。
これはいつのことだったろう。300ヶ月前のような気もするし、ついこの前のような気もする。
つまりは「いつも言ってる」んですね。
’世界’のリズム隊ってどんなんだ、それは洋楽知識0の圭骸はわからない。せいぜい「パーシー・ジョーンズとジャンセン」くらいだ。
けれど「ユキ−小原」も「ホソノ−林」よりも、「ユキ−ホソノ」の組み合わせが好きだ。
ホソノの手持ちのベースがベストですが、シンセベースでも大歓迎。特に、松武氏のガイドから開放された演奏がダイナミックで好きです。
参考までに「ワールドツアー2回目」のセットリストを。
1. RIOT IN LAGOS(ガイド)
2. THE END OF ASIA (フリー、テープ読み込み)
3. BEHIND THE MASK(ガイド)
4. RYDEEN (ガイド)
5. MAPS(フリー、読み込み)
6. NICE AGE (ガイド)
7. THE CORE OF EDEN (フリー、読み込み)
8. CITIZENS OF SCIENCE(ガイド)
9. LA FEMME CHINOISE (フリー、読み込み)
10. SOLID STATE SURVIVOR (フリー)
11. RADIO JUNK (フリー)
12. KUNG TONG BOY (フリー)
13. 1000 KNIVES(ガイド)
14. FIRECRACKER(ガイド、読み込み)
15. COSMIC SURFIN' (フリー)
16. TONG POO(ガイド)
YMOに話が傾いたが、この2つの音を聴いていただきたい。
「制服−」と「海外出張」の「E-POWER」です。
制服は[14.143min],海外出張は[14.864min]、ほとんど変わりがない。この間、数年。すごいことだと思う。
テクノポリス、やるたんびにホソノ氏は「速いね速いね」と言っていた。バンド経験者、乃至は、いまやっている方なら思い当たる
だろう。「同じ曲を続けていると、リズムが走ってしまう」ということを。
「E-POWER」はリズムが難しい曲だ。確か84年だったか、圭骸バンドでこれをやったのです。これが酷い出来で、
とにかくドラムがモタるわ走るわ、ベースはチョッパーをベンベン入れるしで、圭骸の「ア〜スプァワ〜」もどこで入っていいか
悩んだくらいだった。それ以来、ノンドラムで行く決心をした。
EP-4、というとカヲルのヴォイスがまず浮かぶだろう。僕もそうだ。けれど、そのヴォイスが光ったのは「Per.を含めた正確で控えめで、
しかし効果的なリズム隊」があったからこそだと思う。