「ドラゴンクエスト」というゲームがある。

国民的ゲームなので、誰もが知っていることだろう(クリアせずとも)。

そのシリーズは、2001年現在「Z」まで続いている。

しかし、第一作目は「ドラゴンクエスト」だ。決して「ドラゴンクエストT」

では無い(ゲームボーイでは便宜上「T」としている)。

「Wizardly」という、これまた中毒性の高いゲームがあり、これも息の長い

シリーズだが、初作は「Wizardly」だった。


 ゲームの話をさせて頂いたが、さて「Lingua Franca-1」。

 このタイトルは不思議に思われないだろうか。

 「1」である。

 ということは、2、3と続く予定だったのか。

 ここで、この広告を御覧戴きたし。

lf2.JPG

83年7月号の宝島に掲載された、「テレグラフ」の広告である。

 右下に御注目を。佐藤 薫/Lingua Franca-2 とある。

 このアテンションは、一度しか見た事が無い。

 これが、EP-4名義なら解る。しかし「佐藤 薫」個人名義だ。

 しかも、広告掲載時期が83/7。「1」が発売延期決定の直後か

 直前の事である。


 カヲルは何をしようとしていたのか。

 考えられるのは

 1.「音の宇宙模型」

 2.春美+町蔵+グリム・スキップ等の有志達とのセッション

 3.「ダビダビダビダビ」

  「プシュープシュー」

  「ジガガガガガガ」

 、、、3の様な気がする。


 さて、いずれにしても「LF-2」は幻に終わり、「X」がEP-4名でリリース

 されるに留まった。

 「♪答えはいつも風の中」だ。

 淋しいが、これもまた封印すべき事象なのだろう。

                  HOME