沢田研二 in the Dark -言いたいことはココナッツの中-

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 YMO「Winter Live」、一風堂「File」ツアー、FOE暴動武道館、JAPAN武道館、ユキヒロ「What,me Worry?」ツアー等々、

圭骸が思い出す「ライト・サイド」のライブ達だ。

 そして、沢田研二「Mis Cast」ツアーも付け加えたい。

 


 「6番目のユウウツ」という、とんでもない名曲シングル、「Mis Cast」という超絶名アルバム。アレンジ陣には

白井、岡田のMR曲者組、バックはエキゾチックスだ。完璧だ。

 そんな中、圭骸は自分のバンドのギターであるC君と「沢田研二のコンサート」に行くかどうか迷っていた。

 だって「ジュリー」です。

 もしかしてオーギャル、ギャルギャルギャルギャールーとか(今にしてみれば名曲ですが)歌われ、

バックはエキゾではなくビッグオーケストラかもしれない。

 何といっても、ジュリーはニューウェーブな方ではなく、レコ大受賞者のスターであろう。いわゆる芸能人だ。


 でもそれも面白いかもな、という事になりチケット購入。当日、会場へ。

 詳細は省くが、とにかくダークなライブだった。ファーストリリース時のBeatniksがライブを決行したら

こうなるんじゃないか、とカフェバーでC君と興奮しながら話した事を思い出す。


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 日曜夜のお楽しみ、TBS「サウンドインS」。その後番組で「沢田研二ショー」がスタートした。この番組に

「グリムスキップ」がセミレギュラーで出演していたのをご記憶だろうか。

 どのような経緯で、そうなったかは知らない(グリムがナベプロ預かりになった、という噂も耳にした)。

 そしてジュリーは衝撃の「晴れのちBLUE BOY」をリリースする。


 このシングルの破壊力は凄まじかった。「歌詞が聴き取れる、中ー後期EP-4」という感じだった。

 当時オールナイトニッポン2部を、女性ファンクバンド「タンゴ・ヨーロッパ」が担当していた曜日があり、

そこにジュリーがゲストで登場。タンゴのメンバー達が「沢田さんがこれを出すんだったら、私たちは何を作れば

良いんですか!?」と叫んでいたのが忘れられない。


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 さてさて長くなりましたが、ここから本題に入ります。

 「ジュリーサイドは、なぜ突然このようなファンカデリックな曲をリリースしたのか」

 アダム&ジ・アンツという単語は横に置いて、推測してみたい。

 ・ジュリーは京都育ち

 ・「Mis Cast」全曲、井上陽水作曲⇔BANANA

 ・グリムとの接触

 ・サビの歌詞「言いたいことはヤシの実の中」ヤシの実=ココナッツ

 これらの薄い事柄から

 a)ジュリーの音楽スタッフが、EP-4を知っていてグリムにアプローチをした。その結果リリース。

 b)グリムがEP-4のデモテープをスタッフに渡した。その結果リリース。

 c) 偶然、Chance Mutation

 このように推察されるが、このHP上ではb)だと美しい。c)も悪くない。


 と、ここで終わる筈だった。誤解と妄想の楽しい項目にしたかった。

 ブッシュが当然のように勝った。香田さんの首が切られた。香田さんのご両親は、泣き叫び撤退を訴えたかったろう。

 しかし、前々回の3人の家族に対する、国民の反応を知っていた。最低限のアピールだけで終わった。

 言いたいことはヤシの実の中、言いたいことはココナッツの中。言いたいことはヤシの実の中、言いたいことはココナッツの中

 嫌な時代だ。


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