EP-4は種を蒔いた
<Five to One '84 オーストラリア HOT RECORDS> Purita Presents
最近、オーストラリアの知人が出来た。大変な美しさの女性で、歳も若い。所謂「Girl's Talk」がお好きだ。映画をよく見るらしく
感想を聞かれる。
感想も何も、圭骸、見たことのある映画は
・タワーリング・インフェルノ
・戦場のメリークリスマス
・エヴァ
そうだ、「オトコたちの大和」も姉と見たな。
このくらいしか…ああ、「プロパガンダ」が映画ならそれも。あとは…格好つけて見たゴダール、フェリーニくらいだ。
そのへんの成り行きはこちらに http://www.caravan.to/techno/4.html
「自然を愛し、宗教を持ち、家族を愛し、自国を誇るが多文化政策、休みにはアウトドア・レジャーを楽しむ」。映画好きのオージーは
自国をそう評した。
そんな国で、EP-4はアルバムをリリースした。それが「Five To One」だ。
まあ、これが素晴らしい出来栄えだった。
オーバー・ダブ、リミックスだが(4曲とも既出曲)、そのかぶせた音が憎い。少々のヴォコーダー、カクテルピアノ…
すべてがギリギリだ。「これ以下だと物足りない、これ以上だと下品になる」ところで抑えている。
と、口で言っても、だろう。今年の「521」から一曲ずつ、お聞かせしたい。
細野晴臣は「種は蒔かなければ、永遠に芽は出ない。その代わり腐らない」と言った。
EP-4は南の地に種を蒔いた。
それは発芽したのか、地中に埋まったままなのか。あるいは芽は出たが、誰かに摘まれたのか。