30,000HIT 記念 ビックリハウス2−BANANAのセッティングとは?
こちらに訪問くださる、ニューウェイバーの皆さん中、相当な割合で「シンセ・マニア」が多いと察する。
圭骸もそうだ。いや、そうだった、と言うべきか。
初代機は、KORGの「MS−20」、その後「ああ、あの音が出ない」と感じては売り、また新しいシンセを買い、
また売る。その繰り返しだった。
そんな時、「Player」でこの記事を読んだ。85年〜6年の頃の号だ。「キーボーダー特集」だったと思う。
圭骸は浅学故に、この方を知らない。しかし、所謂「プロ」のセッティングだ。
88(懐かしい)でMIDI制御、シンセはジュピ8、DX7、そしてそして名器OB-8だ。
リズムボックスもまた豪華。シモンズ有り、E-Muありだ。
そして、次ページ、BANANAだ。
、、、これは、、、
いや、この時は本当に、目から鱗が落ちた。「シンプルな方が音楽はイイ」。
これ以来、圭骸のシンセ巡りは終了し、当時の名器、KORG「MONO/POLY」で手弾きのシンセは間に合わせている。
沢山のシンセで様々な音を出すより、1台のシンセから、開発者さえ考えつかない使い方を創り出す。
これが「真っ当な音楽家」だと思う。
それでも時々、馴染みの楽器屋さんに足を運ぶ。学生服のお兄ちゃんが♪ファラドファラドファラドファラ
と「Behind The Mask」のシーケンス・フレーズを弾いてる。そこで、こっそり♪ファファファファ
なんて、テクノ・ベースを入れてやる。お兄ちゃんはびっくりして、キョロキョロ周りを見渡す。
圭骸は、知らん振りでエフェクター売り場に移動した。