【よろパラ 〜文学歴史の10〜 年表】
≫【よろパラ年表】≫【TOPページ】
【嘉元2(1304)年】
月日  天皇 政体 事項
正月21日 第94代
後二条天皇
征夷大将軍
久明親王
執権
北条師時
連署
北条時村
政所執事
二階堂行貞
問注所執事
三善時連

関白
二条兼基
東二条院公子、薨去

 西園寺実氏の娘。
 後深草天皇中宮。


7月16日 後深草上皇、崩御

 第89代天皇。
 父は後嵯峨天皇。
 7月9日に、長講堂領を、伏見上皇へ譲渡。
 ≫『持明院統』
 ≫『長講堂』


12月17日 一条内実、死去

 内覧に任じられた上で死去。

 

 《嘉元2(1304)年のポイント》

 皇位の相続が「両統迭立」となったことに、
 深く心を痛めていた持明院統の後深草上皇が、
 最愛の東二条院の後を追うかのように崩御。

 この年の数年前にも、
 大覚寺統の邦治親王が即位(後二条天皇)したことで、
 皇太子の座を巡り、持明院統と大覚寺統との間で紛糾し、
 幕府が調停していた。

 後深草上皇は、自らの最期を覚悟すると、
 自身が管理していた膨大な皇室領である長講堂領を、
 自分の皇子である伏見上皇に譲渡している。


 

≫【よろパラ年表】≫【TOPページ】

 (C) よろパラ 〜文学歴史の10〜